カラスキドリ 

October 12 [Wed], 2005, 10:34
暗い風をその羽の先で
黒い傷にしてしまうのだよ
朝の薄霧の中で
艶めいて輝くのが見えた日もあるでしょうよ
低く一声叫んでみて
前を歩く僕を驚かせてみせたりもして

憧れたりはしないのだけど
時折闇に紛れてみようと
真似をするこの鴉気取り
やがて明けるその夜の向こうに
まだ続きがあると思って行くのです

おひさま おひさま 

September 30 [Fri], 2005, 16:35
あたたかい おひさまは とっても あたたかかった

あさの めざめたばかりの つめたいかぜ
よるの すべてをつつみこんだ つめたいくうき

あかるい ぽかぽかした じかんなんて
たてもののなかに ずっとずっといるから 

おひさまがでていると こんなに あたたかいんだ

きょうは おひさまのかおがみれて うれしかった

街並み、隙間。灰色。 

September 28 [Wed], 2005, 10:22
ビルの合間に見えたその空も
また灰色
僅かに黄色を帯びていたかもしれない

光の傷を持つことも無く
ただ平坦に
広がる雲が羨ましくもある

ダラリと滑らかな起伏があっても綻ばずに延々と

風に乗る羽ばたきに再び見上げれば
また灰色
鳩が一羽何処かへ飛んでいった

醜いアオゾラ 

September 26 [Mon], 2005, 17:15
風の冷たさを感じたんだ
雲が風に乗って流れていってるんだ
そんなのいつものことなのにさ
少しだけ ほんの少しだけ 切ないんだ

夕焼けが綺麗だったから?
昼間みた青空が痛いくらいに澄んだ色をしていたから?
雲がうっすらと どこまでも広がっていたから?
風が秋を運んできて肌を撫でていったから?

ちがう そうじゃない
先の見えない 今の自分が 不安なんだ
このコたちとも あと半年で別れるって 実感してしまったから
ずっと同じ場所に ずっと同じにしか 生きていない自分が

あまりにも 情けなくて 惨めに思えてしまったからなんだ

考えたって これは変わらない 

September 21 [Wed], 2005, 14:42
いつの間にか ここまで来た
『いま』を考えるのが 精一杯で
辿っている道のことなんて 考える余裕すらなかった

気がつけば 一年の半分が過ぎようとしている
これからの自分は 何をすればいいのかな
これから紡ぐ道は どこへ向かっていくのかな

どれだけ考えても 分かるはずない
同じ一日をくり返すことなんて 絶対にないから
毎日 少しだけど 変わってるんだから

きっと 明日も 明後日も 精一杯に生きるんだろう
だって ずうっと前から そうやってきたんだから
そうだよ どんなに世界が変わっても 

一日を 思いっきり 《道を進む》ことは 絶対に変わらない

シャンパンムーン 

September 18 [Sun], 2005, 20:19
暮れた茜、迫る蒼は新月の兆し。
薄い空気に冷えた指先。
秋の意は変わり易くていけないとは。
君の、
独り言。

倫理が抑圧。

頬に乗せたそれは彼方から飛ぶ薄赤。
爪で拭えば温度すら知らず。
耳元に銀色の星に似て連ねた、
ピアスを数えて、
他愛ない話。

意味は消去。

カサネタタンゴトジョシノハタラキヲサグ
タラキヲサグルコトナンテシナイデユダ
イデユダンシテルアイダニモウホラコン
ホラコンナニキミノジユウヲウバッテル

倫理は消去。
意味を抑圧。
ほら探ってしまわないで。拭わないで。
気付かれない様に、口にしたら良いよ。

楽天家 

September 10 [Sat], 2005, 10:13
言葉は
全部
忘れちゃったなあ。
何もしなかったから。
モノを書く
という事は
どのようにしてするんだったかなあ。

忘れちゃったなあ。

まあ良いかなあ、そのうち思い出すんじゃないかな?

暗闇ニ潜ム 

September 09 [Fri], 2005, 15:01
無意味なものを見つけては、
その奥に潜む。欠片ほどの存在を、
手探りで。
取り出して。
飲み込んで僕のものに。するの。

本当の声なんて、そこにしか。
響かないから。欲しかったの。

ねえだって、きっと正直に言って。って言っても、
君は笑うだけで。かわしてしまって。
僕は何も知らないから。
それで嘲笑って。馬鹿にして。

それなら君は欲しくない。君の中だけ頂戴。

無意味なものに、なってしまってよ。

暮れる夏へと 

September 01 [Thu], 2005, 14:12
干した草の匂い
星影で冷めたアスファルト
冷たいビールを持たされて
のんきに歩く

今日の夕方は
薄く霞んで朝みたいで
ああ僕は今此処にいて

深く深く息を吸う

空を移しこめば
夜色にも淡い青にもなる
僕の中をずっと彩って
夏が沈んでく

彼岸の川 

August 27 [Sat], 2005, 10:11

淡い昔の色と蛍に似た光
ふわり浮かんで飛んで浮かんで
細い細い声も
ふわり響いて届いて

響いて 僕の 何処か虚ろな中に

ねえ辿れば
とどまる君のところへ
行けるなんて 確信なんか欠片も無いのに
まだ探してしまうんだって
呟いても呟いても

君の答えは聞こえてこないよ

ただあるのは水の音とか
手放しきれなかったこの声とか
曖昧なものばかりで

ねえ辿れば
君のところにもいずれ
きっと行けるよ 

きっと行くから
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