雨が降ったら
September 30 [Sat], 2006, 22:00
「もしもし?電話してくるなんて珍しいね」
『雨が降ったらデートしませんか?』
弟のような感覚でいた友人からの突然の誘い。
天気予報は曇りのち雨。
まだ雨は降っていないものの、窓から見える空は灰色の雲に覆われている。
「わざわざ雨が降ってから?」
『はい』
「雨の中、何処に行くの?」
『そうですね…カフェの窓際で雨を眺めながら話をしてみたり、駅前の地下街に行ってみたりしませんか?』
彼はこんなキャラクターだっただろうか。
「カフェで雨を眺めるなんて、意外とロマンチストなんだね」
『そうみたいですね』
淡々としたもの言いに、思わず吹き出す。
「ふっ…そんな人事みたいに」
『今までそんな事、思った事もありませんでしたから。あなたのおかげで僕はまるで詩人みたいな事を思うようになってしまいました』
微かに聞こえた笑い声に、彼が苦笑する姿が目に浮かぶ。
それがあたしのせいだと言うならお詫びに。
「じゃあウチの近くまで迎えに来てくれるなら行ってもいいよ」
『本当ですか?じゃあ雨が降ったら交番の隣のコンビニへ来て下さい。そこなら濡れなくてすみますし』
「わかった。でも何で濡れる心配をしてくれるのに、雨が降ってからなの?」
『それはあなたを“好きな人”として初めて意識したのが雨の日だったからです』
こんなに大胆な事を言うキャラクターでも無かった筈。
そんな事を言われれば彼の事を嫌でも意識してしまう。
あたしも何時からロマンチストになったのだろう?
思わず笑みがこぼれる。
「何時でも出られるように用意しておく」
『はい。それじゃ、また後で』
「うん」
雨が待ち遠しく感じるのは初めてかもしれない。
川端康成の小説を読んで、何か書きたくなって出来たのがこれ。
触発されたものの、氏の文章の良さは何の反映もされてないよね…。
ちなみにこんな恋に憧れているわけではありません。
現実にこんな事されたら引きますがな(笑)
『雨が降ったらデートしませんか?』
弟のような感覚でいた友人からの突然の誘い。
天気予報は曇りのち雨。
まだ雨は降っていないものの、窓から見える空は灰色の雲に覆われている。
「わざわざ雨が降ってから?」
『はい』
「雨の中、何処に行くの?」
『そうですね…カフェの窓際で雨を眺めながら話をしてみたり、駅前の地下街に行ってみたりしませんか?』
彼はこんなキャラクターだっただろうか。
「カフェで雨を眺めるなんて、意外とロマンチストなんだね」
『そうみたいですね』
淡々としたもの言いに、思わず吹き出す。
「ふっ…そんな人事みたいに」
『今までそんな事、思った事もありませんでしたから。あなたのおかげで僕はまるで詩人みたいな事を思うようになってしまいました』
微かに聞こえた笑い声に、彼が苦笑する姿が目に浮かぶ。
それがあたしのせいだと言うならお詫びに。
「じゃあウチの近くまで迎えに来てくれるなら行ってもいいよ」
『本当ですか?じゃあ雨が降ったら交番の隣のコンビニへ来て下さい。そこなら濡れなくてすみますし』
「わかった。でも何で濡れる心配をしてくれるのに、雨が降ってからなの?」
『それはあなたを“好きな人”として初めて意識したのが雨の日だったからです』
こんなに大胆な事を言うキャラクターでも無かった筈。
そんな事を言われれば彼の事を嫌でも意識してしまう。
あたしも何時からロマンチストになったのだろう?
思わず笑みがこぼれる。
「何時でも出られるように用意しておく」
『はい。それじゃ、また後で』
「うん」
雨が待ち遠しく感じるのは初めてかもしれない。
川端康成の小説を読んで、何か書きたくなって出来たのがこれ。
触発されたものの、氏の文章の良さは何の反映もされてないよね…。
ちなみにこんな恋に憧れているわけではありません。
現実にこんな事されたら引きますがな(笑)
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