フランスで、ワールド杯観戦。
2006.06.14 [Wed] 09:25


 お隣ドイツで開かれているサッカー・ワールド杯は、ここフランスでも常にトップニュース。街では各国のユニフォームを着ている人をよく見かけます。

 先の全仏オープンテニスに続き、街カフェのテレビはワールドカップ一色。カフェに陣取ったサポーター達は、試合の状況に一喜一憂しています。街のあちこちであがる歓声の大きさは、家でテレビを観ていなくても得点があったことを知ることが出来るほど。折からの猛暑も手伝って、街中が独特の熱気に包まれています。 

 テレビを持っていない私にとっても、テレビ観戦とはカフェに行くことを意味します。日本の試合は見逃してしまいましたが、今日は気分転換も兼ねて、友人とブラッセリーで食事を楽しみながらの試合観戦。こちらは夜の9:30でもまだまだ日が残っているので、半屋外での観戦は快適です。ブラジル対クロアチア戦での両チームの素晴らしい攻防に大満足でした。

 前半はブラジルの猛攻に対して、クロアチアはなかなかシュートを打たせてもらえない印象。特にブラジルはボールを持ってから相手ゴール前に上がる展開が常に速く、とても攻撃的なスタイルです。日本の、パスを回して様子をみるスタイルとは異なるスピード感のある試合運びでした。先制の一点を許してはしまいましたが、クロアチアのキーパーもとてもよく守っていました。すごい!

 後半、ブラジルの攻撃的スタイルは変わりませんが、クロアチア側も相手ゴール前に迫れる機会が増えてきました。あの上手なブラジル相手に、粘りのあるとても良い試合!チャンスを何度か作り出していましたが、ブラジルのキーパーも隙は見せません。残念ながら、クロアチアは得点にはいたりませんでした。

 全体的な印象として、クロアチアはとても内容のある良い試合をしたように思います。技術も当たりの強さも、ブラジルに力負けしているようには見えません。そして、やはり印象的なのはブラジルの攻撃陣の力強さと、堅固な守備陣。久しぶりのテレビ観戦で、ライブ中継のスポーツの面白さを堪能することが出来ました。

 しかし、我等が日本がこんな強豪チームと同じグループにいるなんて!1次リーグはこれからますます加熱しそうです。


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フランス・年度末の試験シーズン到来。
2006.06.05 [Mon] 09:10


 フランスでは9・10月が年度初めで、6月末でその年度が終了。その後、7月から夏の長期ヴァカンスへ…、という流れが一般的。今は、まさに年度末の試験シーズンです。

 音楽学生と言っても、その専攻科目は様々。作曲や室内楽を専攻している学生は、課題や作品によって様々な楽器奏者が必要になることもあります。パリでの友人も増え、これらのお手伝いさせていただく機会も増えてきました。

 今日は、トロンボーン奏者の友人と共に、2人の作曲家が創った現代作品の録音をお手伝いするための打ち合わせに行ってきました。パリ郊外にある練習場所は、緑の多い、素敵な環境です。

 一つ目は、ジャズフルーティストとしても大活躍のMISAKOさんの作品。一般にコンテンポラリーと呼ばれる現代作品では、特殊な現代奏法も必要になってきます。不慣れな奏法はMISAKOさんと確認しながらの打ち合わせとなりました。作曲者がその楽器に詳しいと楽ちん!

 谷川俊太郎の詩にインスパイアされて創ったというその作品、事前にフルートパートのみを練習したときには全体の把握や音色造りなどが明確に出来ないために楽器も上手く鳴らせないでいました。でも、合奏練習をしてみるとすっきり!曲のイメージをはっきりと描くことができ、ずっと楽に演奏できるようになりました。クラシック音楽の協・不協和音の中に取り入れられた日本の音階や5拍子のリズムが鮮烈な印象を残します。素敵!

 もう一方は、ジャズギター奏者として活躍中の友人の作品。E・A・Poeという人の英語詩を元に作曲されており、こちらは事前にスコアももらっていました。ややこしい、一見難しそうな譜面…。しかし落ち着いてスコアを読んでみるときちんとした構造をもった作品であるという事が分かり、その後は練習が楽しくなりました。拍子や技術の面で難しい箇所も多く、それらに気を取られがちですが、合奏を重ねるうちに楽曲の面白さを楽しめるようになりました。フルート2本とトロンボーン、ギター、そして歌という不思議な組み合わせも、実は効果的!トロンボーン奏者の友人も奏法や弱音器等アイデアを提供し、その場で手直しを重ねました。

 一週間後の録音が楽しみです!


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