フランス・自家製紙巻タバコ。
2005.05.31 [Tue] 09:16


 自分で葉っぱを巻くタバコがある!なんて、フランスに来て初めて知りました。

 フランスでは、タバコは本当に高価!タバコ20本の入った例の小さな1箱が、なんと650円程もするのです。フランスに住む日本人喫煙者が、一時帰国のために日本に戻る友人達にお願いするお使いは、もちろんタバコをたくさん買ってくること。フランスには、2カートン(1カートンは、タバコ20本入りの箱×10個)まで持ち込むことが許されています。

 なぜこんなにもフランス国内で高価なのか。それにはもちろん理由があります。そう、タバコにかけられる税金が高いのです!フランス政府が上げているその主な理由は、以下のようなものになります。つまり…

 タバコの値段を上げる。
  ↓
 タバコを購入できなくて、禁煙する人が増える。
  ↓
 肺がん等の病気が減って、医療費が節約できる!
  &
 税収も上がる!

 このタバコ高税率作戦。フランス政府にとっては、一石二鳥のグッドアイデアなのです。実際に、タバコの値上げのたびに、喫煙者が減っているというデータもあるそうです。

 そこで登場するのが、この自分で葉っぱを紙に包んで作るタバコ。この方法なら、コストは半分以下で済むそうです。フランスのタバコ屋さんでは、葉巻や紙巻タバコの他にも、このタバコの葉っぱだけを購入することが出来ます。(日本でも可能なのでしょうか…?私は非喫煙者なので、知らないのです。すみません。)もちろん専用の薄い用紙も売られていて、それを利用して自家製(?)紙巻タバコを作るのです。

 薄い紙に必要な量のタバコの葉っぱをのせ、指でくるくるっと巻き、最後は紙の端っこをペロッと舌で舐めて、くっつけてしまい出来上がり!器用に自家製紙巻タバコを作ってしまいます。初めて見たときは、感心してしまいました。また、専用の小さな紙巻機(!)も売られています。

 フランスには、タバコの安価なスペイン等近隣の国へ、タバコを買いに行くツアーもある程だとか。喫煙者にとっては、お金のかかる国なのかも知れません。


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フランス・街角の黒板看板。
2005.05.27 [Fri] 06:32


 フランスの街角なら、どこにでもある大きな黒板。カフェも、ビストロも、お肉屋さんも、ワイン屋さんでも、どこでもこのような黒板を使っています。

 カフェやビストロの黒板に書かれているのは、たいていが「今日の一皿」Plat du jour(プラ ダ ジュール)。多くの飲食店では日替わり料理が用意されていて、それをおもての黒板に書いておくのです。お魚、お肉の2種類以上があるのが普通で、その他に数種類の前菜が書かれていることもあります。

 とは言え、フランス人独特のくせのあるアルファベットを読み取るのは大変な場合も…。そういった時は値段だけをチェックして、後はお店の人に聞いてしまいます。すごーく小さなカフェの場合などは、メニュー表をおいていないこともあります。(初めて行き当たったときには驚きました。)

 手書きのくせ字も読み取れるようになれば、色々と楽ちんなのですが…。


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フランス・高級和菓子サロン体験。
2005.05.21 [Sat] 07:28


 パリでも、和菓子といえばやはり特別で高級なイメージ。普段はなかなか口にする機会がありません。

 岡山から出店の和菓子・源吉兆庵パリ店の位置する場所は、パリの中でも高級ブティックの集まるマドレーヌ寺院のすぐお向かい。両隣はなんと!キャビア専門店に、トリュフの専門店!マドレーヌ界隈は、本当に高級感あふれる場所なのです。

 いつもは憧れの眼差しを向けつつも入れないでいたこの源吉兆庵のsalon de the (サロン・ド・テ 喫茶店)に、先日ついに足を踏み入れました。わーい!

 商品は日本からの空輸という、こちらの和菓子。シーズンごとに桜餅、柏餅…とお菓子も商品ディスプレイも入れ替わっていき、店内装飾は日本独特の季節感あふれる懐かしい色合いでまとめられています。桜餅にちゃんと本物の桜の塩漬けが飾られているのを見つけたときには、日本を思い出して本当に温かい懐かしい気持ちになりました。

 今回オーダーしたのは、抹茶・オ・レ(630円くらい)。お抹茶を温かいミルクで点ててあり、ミルクはカプチーノのようなふわふわの泡状になっています。私にはちょっとした贅沢でしたが、抹茶のほのかな苦味と温かいミルクの甘さ、それに懐かしい日本の香りに、すっかり元気になりました。

 店内も、ここがパリであることを忘れさせるほどに、日本!の装いなのです。落ち着いた深い色合いの立派な木材で出来たテーブルセットに、焼き物の器、塗りのスプーン、窓には障子。お手洗いのドアが引き戸になっていたのには、思わず感動してしまいました。皆さん日本です、日本!

 こちらのパリ店では、例えば草餅ですと1つ2.8ユーロから購入することが出来ます。ホームシックや日本に帰りたいよう病の緊急治療にも、お勧めいたします。

Minamoto Kichoan France
17, Place de la Madeleine
75008 Paris
tel: 01 40 06 91 28


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フランス・明るい夜。
2005.05.19 [Thu] 08:34


 5,6月は、フランス最高の観光シーズン。その理由には、寒すぎず暑すぎない気温の他に、長い日照時間もあります。

 サマータイム制度(3月末〜10月末)の必要なほどに、夏と冬で日照時間の違うフランス。夏になると、長〜い夜を楽しむことが出来ます。日が長い、ということは活動できる時間も自然と長くなってくるので、やはり欧州を旅行するのには夏が最適でしょう。

 例えば、こちらの日照時間サイト(?)によると、5月18日のパリの日の出は朝の6:04、日の入りは、なんと夜の9:28!このシーズン、日本では夕方6:30頃に日が沈んでしまうので、やはりパリのほうが夜遅くまで気楽に外を歩ける環境だと言えるでしょう。(日本は、日の出が早いんですけどね。)

 写真は、夜9時前の空です。夜になってもこんなに明るいこのシーズン。帰宅時間もついつい遅くなってしまいます。


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フランス・試験のシーズン。
2005.05.14 [Sat] 08:39


 フランスでは、5・6月はまさに学期末。皆、試験の準備に追われるシーズンです。

 私の周りの音楽学生達も、今はまさに試験のシーズン。学校により日程は様々ですが、試験曲の準備もそろそろ仕上げの時期に入っています。かくいう私も、後一週間もすれば、試験の予選日です。

 私の通っている、エコール・ノルマル音楽院では、一部の楽器の学生は、本試験の前に予備試験があります。予備試験の行われる楽器は、ヴァイオリン、ピアノ、フルートの上級クラスなど、学生の多い科目で、逆にクラリネット、オーボエなどには予備試験は行われません。

 楽器の予備試験では、ソロの課題曲を1,2曲演奏し、その日のうちに合否が発表されます。その2,3週間後に本試験。こちらは、課題曲1曲の他に、3,4曲(クラスのレヴェルによる。)の自由曲を演奏しなくてはいけません。

 例えば、私の登録している、第6級・演奏課程の場合は…。

予備試験曲2曲
(バッハの「無伴奏パルティータより、サラバンド」と、ケーラーの「30の技巧的練習曲より、練習曲30」)。
本試験曲5曲
課題曲1曲(シャイネの「短歌による変奏曲」)と、自由曲4曲(うち1曲は、協奏曲を含む。)

これらをこなさなくてはいけません。なかなかに大変な課題です。

 また、この第6級・演奏課程の試験は、さらにうえのクラスである、コンサーティスト入学試験も兼ねています。成績優秀者は、ディプロム(修了証明)取得後にコンサーティストに登録できるわけです。

 うーん、試験前はいつでも心配性になりますね。


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フランス・街の音楽家。
2005.05.12 [Thu] 11:09


 パリ・バスティーユで見かけた、ストリートライブ。総勢15人程で繰り広げられるインパクトのある演奏に、多くの人が足を止めていました。

 フランスではよく見かける、ストリートライブ。もちろん楽しみのために演奏している人もいますが、多くの人たちは、生計のための立派な手段としています。

 パリで、街の音楽家を最もよく見かける場所は、なんと言ってもメトロの駅構内。パリでは、特定のオーディションに合格さえすれば、誰でもメトロの駅構内で音楽を演奏し、チップやCDの売り上げ金といった方法で収入を得ることが出来るのです。駅構内での場所取りのルールは、他の演奏者の演奏が聞こえないところで行うこと、ということだけ。オーディション合格者には許可証が与えられ、仕事(?)中は常にそれを分かるところに提示しておかなくてはいけません。「結婚式や、記念日のパーティーに出張演奏いたします。」なんて小さな看板を出している人もよく見かけます。

 逆に、メトロの駅構内ではなく、走っている電車の中で演奏している人は、無許可の人。駅構内の決まった場所にとどまって演奏することが出来ないので、電車の車両を移動しながら仕事をします。彼等は電車に乗り込むと挨拶もそこそこに演奏を始め、3・4曲ほどを終えると、チップを求めて客席を廻ります。乗客たちは、演奏が気に入ればポケットのコインを手渡すのです。

 メトロでの他にも、お天気の良い日には、そとカフェの周りや広場などで、この街の音楽家たちをよく見かけます。これからの季節は、まさに彼等の活躍するシーズンです。


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フランス式、うちあげ。
2005.05.09 [Mon] 10:25


 何か大きな行事の最後は、fete(フェット)で締めくくるのがフランス式です。

 ワインやシャンパン、ビールなどのアルコール類と、様々なスナック類、チーズを用意すれば、もう準備完了。feteの始まりです。日本では、お酒の席というとしっかりとした食事も用意されるのが普通ですが、フランス人が「feteをしよう。」という場合、必ずしもそうではない場合も多々あります。日本でのお酒の席を想像して、お腹のすいた状態でフランス人のfeteに参加すると、食べるものがほとんど無かった!ということも、充分あり得るのです。

 期間中、パソコンを開く余裕すら持てなかった、poissy(ポワシー)でのstage(スタージュ)。レッスン、コンサート、そしてそれらの準備に追われる毎日でした。最終日では疲れも溜まってきて、もうふらふら。しかし、とても充実した1週間でした。

 最後のfeteはみんな笑顔。特に嬉しそうだったのは、他でもない我等が先生でしたけれど。


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パリ郊外での講習会。
2005.05.04 [Wed] 10:00


 パリから電車で40分、Poissy(ポワシー)という小さな街で、Stage(スタージュ)に参加しています。

 Stageというのは、数日間にわたって行われる講習会のことです。規模は楽器1種類だけを対象にするものからオーケストラ対象のものまで様々で、研修生達は、(必要ならば)合宿所に泊り込み、集中的に楽器を勉強します。通常、期間中は毎日レッスンが行われ、講師や研修生によるコンサートも行われます。研修生達は、通常のレッスンの課題と、コンサートの準備に追われ、食事やレッスンの合間をぬってひたすら練習をするのです。

 ところで、音楽を勉強している人の場合は、Stageを「講習会」と訳すことも出来ます。しかし、お料理や服飾を勉強している人にとっては、「研修」と言えるかもしれません。専門学校などに通うと、研修生徒してレストランやデザイン事務所などに実習に行かなくてはならない場合も多いのです。その場合、小額ですがお給料が支払われる場合もあるそうです。
 
 パリにいれば何かと雑務が出てくるもの。それらの一切を一旦置いておいて、楽器の練習だけを考えることの出来る環境。これが、Stageの最も良いところかもしれません。


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フランス・すずらんの日。
2005.05.02 [Mon] 09:28


 フランスの人にとって、5月1日はメーデーでもあると同時に、すずらんの日でもあります。

 「年中無休」なんて言っていても、この日だけはあてにならない!というのが、この5月1日・メーデーです。労働者の日であるこの祝日は、基本的にはお店を休業することが義務付けられているのだとか。特別な観光地でもなければ、普通のお店はまず営業していません。

 そして同時に、この日は親しい人たちがお互いにすずらんを贈り合う日でもあります。街の通りには、すずらんの日限定の露店がびっくりするほど多くあらわれ、道行く人たちも、すずらんの小さなブーケや鉢植えを買い求めています。

 すずらんを贈る相手に、性別や年齢などの垣根は一切無し。相手の幸せを祈って贈る花なんだそうです。10本近く買い求めて行かれる人もよく見かけました。

 ぽかぽか陽気の今日の日差しに、かわいいすずらんがよく似合っていました。


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