1話

February 26 [Sun], 2012, 15:43

『ふぁ〜…』

時計を見ると朝の10時を指していた。


いつもどうりの部屋
いつもどうりの空

そして
いつもどうりの寝癖…


『え!?寝癖!?』
少年は鏡を見て
ライオンみたいな寝癖に気がついた。



『まぁ、今日は夏休みだからいいか…』


少年の名前は
亜宮 玄汰《アミヤ ゲンタ》

中学2年生である。


玄汰はベッドの上でゴロゴロしていると…

携帯が鳴った。
友達の早水 直人《ハヤミ ナオト》からだ。



携帯を持ち電話に出る。
すると
電話にでたとたんに直人からの耳がいたくなるほどのデカイ声で、

『おい、夏休みだしお前の家に遊びに行っていいか。』

すこし耳の痛みを治すため間をとったあとに、
『あぁ、わかった。』

と言ったとたんに
家のチャイムが鳴った。


いつものことだからあまり驚かなかったが、呆れながらドアを開けた。

『っよ。』

あまりに元気すぎる直人に僕はため息をついた。


『なんだよー。暇そうなお前と遊ぼうと思ったのに。』


僕は直人の頭のなかでは暇人という設定なのか…。
まぁ当たっているのだが。

『暇なのはお互い様だろ。とりあえず入ったらどうだ。』

直人はこの言葉を待っていたかのようにニカッと笑って、

『すまねっすなぁ。んじゃ、おじゃまします。』


こいつは
ホントに悪気があるのか…。
疑問に思ったが、
聞いたらめんどくさくなりそうだから聞かないでおいた。


『なぁ、今日のニュース見たか。』


さっき起きたばかりなのに見たわけがないだろ…。

『見てない。』

と言うと、直人は首を傾げて、
『ペガサス座が無くなったんだってさ。行きなり消えたらしい。』


もともとペガサス座の下はないがな。


次の瞬間、僕は自分の失態に気がついた。
『それよりお前、その髪型オシャレなのか。』

そう、僕の頭はまだライオンであった。


『寝癖だが悪いか。』

正直に言ったが、
正直誤魔化したかった。
こいつに言えば爆笑されるからだ。


『まじで、お前今まで寝てたのかよ。』

直人は僕の予想どおり笑いだした。

僕の部屋につくと、直人は600ページはあるぐらいの本を出した。

『なんだよそれ。』
僕が尋ねると直人はふふんと鼻を笑わせ自慢げな顔で、

『さっき話してたペガサス座の手がかりだ。』


と言い出した。
僕には意味がわからなかった。

『実はな、この本のなかに星座の世界があるんだ。』
直人は何を言っているんだ。僕はとりあえず話を聞き続けた。

『信じれないだろ。じつはな、俺はこの星座の世界では魔法使いで…』

直人はホントに何を言ってるんだ。もともとこいつはこの世界の…あれ、
直人は何をしてるやつだっけ。
僕と同じ中学生に見えるが…。
そもそも僕らはどこで会ったんだ、いつもっていつだ。

『話聞いてるかー。』

突如話しかけられて、僕は驚いた。
そして…
『お前…誰なんだ。』

と恐る恐る聞いたら、
直人は満面な笑みで

『俺の魔法聞かないんだな。』
と喜びながら叫んでいた。
プロフィール
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