意識障害 

February 01 [Wed], 2006, 9:38
意識とは何でしょう・・・?

はっきりしている状態なんていいますけど、じゃぁ、はっきりしていないときは?

これが意識障害なんですけど意識障害には、いくつか変わったものがあります。

1.意識混濁
    これが一般的にいわれている意識障害で、脳の障害とか体の障害で意識レベルが低下することをいっていたりします。

2.意識狭窄
    これは、何らかの原因で解釈できる領域が狭められてしまう状況のことをいっています。催眠術とかかけられるとそういう状態となります。病的な現象としては、夜間せん妄なんていうのをお年寄りの方が経験することがあります。

3.意識変容
    これは、なかなか通常では、起こらないものですけど、覚醒剤とか精神攪乱物質をつかっているときなどに、認識がゆがんでしまう状態のことをいっています。

こんな感じなんですけど、意識混濁は、ともかく、狭窄と変容は、一般的には意識障害みたいに見えないこともあるので、訳分からなく感じるかも・・・


しとしと降る雨のしずくをじ〜っと観察していると意識が徐々に狭められていきます。
そんなときは、暗示にかかりやすいです。これが催眠術。
意識狭窄の中で行う精神の操作。意識が障害されているときの記憶は、あまり残らないので催眠術をかけられる時のことを覚えている人はほとんどいません・・・

催眠術は、簡単な話ではありませんが、決して悪用してはなりません。

睡眠リズム 

January 28 [Sat], 2006, 12:44
不眠症ということばは、最近多くの人が知っている言葉となりました。
不眠を感じている人も増えているような気がします。

不眠症の人は本当に眠れていないのでしょうか?
実は、眠れていないのではなくて、眠りが浅いあるいは、熟睡感がないというのがもっぱらです。

1週間眠れていないと訴える人が入院中も同じ訴えをしますが
観察の中では多くの時間眠っていたり。
その方々が苦しんでいるのは、中途覚醒なんです。

しかしながら、中途覚醒は、不眠を感じない人でもふつうにあります。
ただ記憶に残らないだけです。
夜中には、どんな人も1度くらいは覚めるようです。
しかしすぐ寝直しができます。
寝ているかどうかは、正確なところは脳波までとる必要はありますが、実際は不眠でも不眠じゃなくても眠れているようです。

眠れた感じがないというのは、眠りが浅いことといえます。
浅い眠りをいかに深めるか。
それがテーマとなります。

1.寝酒を避ける
2.その日にしないといけないことは、その日のうちにできる限りすませて、床に持ち込まない
3.生活リズムを整える。

お酒は、睡眠の深さを浅くします。考え事も睡眠を浅くします。
そして、生活習慣は、睡眠リズムを整えてくれるので非常に大切。
その対策の上で不眠感があれば、内服を検討することになります。
参考にしてみてくださいね。

身体表現性障害 

January 24 [Tue], 2006, 18:02
一般的な言葉で言うと心身症なんていう事柄なんですが、厳密には、違うようです。
定義として心身症は、「身体疾患および、精神疾患をのぞく、状態において呈する種々の不定愁訴」なんていわれています。

しかしながら、心身症は、「メンタルクリニック」あるいは、「心療内科」などなどといわれています。
どちらにも属さない領域だけに、診療する科をどれにするかは、受診しようとする人も診察する人も決めかねているところです。

今もっぱら診ているのは、内科と精神科・心療内科および神経内科そして、婦人科でしょうか。

身体表現性障害とは、一般的には、心身症と思われがちなもので、精神科・心療内科の領域では神経症と分類される領域になります。ストレスをきっかけに自律神経性の刺激が加わり、内科的には一つの原因で説明できないたくさんの症状を訴えるというものです。

いまでは、どこの分野の担当科でもSSRIといわれる、もともと抗うつ薬に分類されている内服が処方されています。

体の不調が一つでは説明できないくらいあって困っているときいろんな病院にかかりがちですが
まず、内科や婦人科など身体疾患として問題がないかどうかチェックを受けた上で問題がないといわれたら、精神科・心療内科の受診をおすすめします。

理解力 

January 23 [Mon], 2006, 14:02
理解する力というのは、なかなか主観的には分かりにくいものだけど
客観的にも同様に把握するのは難しい。
これは、私たちでいえば、外来の中での病状説明につながる話だけど…
たしかに、ついつい、ややこしい話をしてしまっていることも多いので
自分では分かるけど第三者が聞けば、訳分からないこともあるけど。

理解力の低下は、以下のような原因から生じるのではないかと思う。

@本来理解力を低下させる精神疾患がある。
A意識障害が存在する。
B説明が煩雑で、いかなる聞き手でも理解に届かない説明者側の問題
C通常なら理解できるはずの人が、自分中心の思考回路のため説明者の話を聞けない。

Cが今の社会では大きな問題を生じている可能性があって、トラブルを引き起こすことが多い。
特徴としては、とにかく人の話のペースとは関係なく一方的に話してしまう。
おしゃべり好きな人だからではなくて、自分の思考を押しつけたいためである。
因みにおしゃべり好きな人は聞き上手でもある。

身の回りにいませんか…?
あるいは、身に覚えはありませんか…?

私は…
身に覚えが…

障害者自立支援法 

January 21 [Sat], 2006, 14:03
かなりのご無沙汰をしてしまいました。
改めまして・・・

本年は、約束はできませんが地道にブログを進めていきたいと思いますので
末永く温かく見守ってくださいね。

本年の始まりは、障害者自立支援法について…
本当に、支援しているのでしょうか?
私たちが関わる領域としては、精神医療がありますけど
自立するための通院と休養を要する人たちに軒並み負担が出現するこの法律
そのおかげで、私たちの書かされる書類も山のように増える。

精神医療では、精神保健福祉法第32条に定められた、公費負担制度があります。
気分障害、統合失調症、てんかん、人格障害などが対象として認められてきました。

4月からは、この法律が廃止されるため、かなり厳しい状況に追い込まれます。
自立支援法がサポートしている精神障害は、少し絞られてしまうので
先に話題を振れた”境界例”などの人格障害圏は、除外されていきます。
対人的な未熟さからトラブルが多く仕事ができない人たちは自立支援されなくなります。

これは、きっとニートなどが自立することを妨害することになるのでは…と思いますが…

果たして…これからどうなるのでしょうか…

次回より、ぼちぼちタイムリーなものをふれていきますね!

行動化 

March 12 [Sat], 2005, 15:57
私事ですが・・・

最近アクセスが更新もしていなかったのに増えてきたので・・・何でだろうと思っていたのですが、どうも、サーチエンジンの用語検索で私のところが引っかかるようになったみたいです。
”境界型人格障害”と検索すると、このブログへのリンクが登場します。

以前のように、リンク申請を出さないと乗せてくれなかった
検索エンジンがいつの間にか、ソフトを使って自らサイトを集める形に変わったのが
大きな影響でしょうか?

それはそれとして・・・
今日は、そのボーダーの行動化に時間を割くこととなりました。
リストカットや、大量内服は、ボーダーの症状が強いと言うことの現われですが・・・

ボーダーの場合の行動化の多くは、存在主張に近いものがあって
リストカットを見てください。という感じのことが多い
しかしながら、問題は、要するに、自殺企図ではないということにあります。
自殺企図でもないのにリストカットをしたりするのですが
少し力が入りすぎて命の危険にさらされることがあります。
内服においても同様。

ボーダーとは、自分自身を大切にしているつもりで
自分自身を一番痛めつけている存在でもあり、
それを自ら理解をし、学び、適応していかなければならないのです。
自分のことで精一杯なので、なかなかアドバイスも不都合だと聞き入れてもらえない。
また、自分の主張は、関係が築かれる前から濃厚に語り始める
など・・・

行動化は、本人にとっても周辺にとってもあまりおすすめできるものではないので・・・
ここは、やはり、なんとか、それを防ぐことを模索しなければなりません・・・
そのために、内服は多めになります・・・
大量内服の危険もありますが・・・・
カウンセリングもそして、必要・・・

ボーダーは、本人が一番つらいのですが
周りの取り巻く人たちもつらい思いをしています・・・
そして医学的にもなかなか難しい・・・という感じでしょうか・・・
いかに、社会に適応するか・・・それがわかれば解決の道は近いですが・・・

インフルエンザ対策 

March 09 [Wed], 2005, 21:26
かなりのご無沙汰ですが…

ごめんなさい…そろそろ復活させます…

ボーダーからちょっと話題はそれて
今はやりのインフルエンザについて。

予防策はいかに??

1.うがいと手洗い
2.気合い

というのが私のアドバイス。
基本的にはインフルエンザも風邪の予防策と同じです。
今年は、B型が多く、予防接種の予防効果も少ないみたいですが…
Bは幸い、少し症状がAより小さいのもあって、
何となくしっくりこない風邪が数日続いて、調べるとインフルエンザだったパターンが多い。

でも、なぜかそんな中でもかからない人はかからない。
もちろん確率論的な問題だけど、やはり予防策に加えて日々の生活にがっちりと免疫力があるかどうかにかかっている。

気合いとは、日々の生活の中でいかにしゃんとしているかということになる。
西洋医学では、気合いなんて言う概念はない。
気合いとは、むしろ東洋医学的な思考。
体力が落ちれば、それを補うための補剤がある。
補剤を内服していると風邪にかかりにくい。
補剤は、体力増進にはおすすめ。

あとは、何でもかんでも葛根湯というように
葛根湯は、予防によいといわれている。
葛根湯は風邪のかかりはじめに絶大な効果を発揮するが
葛根湯を最初から飲んでいれば、スタートを一気に根絶させると言われている。

ただし、漢方薬は、漢方をしる医師に
証を見てもらって処方を受けるのがよいので、素人的に薬局で購入してもうまくいかないことが多いのでご注意を。
漢方薬を飲んでみての醜くてどうしようもない場合は、証があっていないことが多いので
参考にはなりますが…

ボーダー(境界型人格障害)<2> 

January 21 [Fri], 2005, 12:03
今回は、ボーダーラインの方々の特徴について…
といっても、個性の数だけ特徴がありますが、共通している感じのところをふれてみます。ただし、該当しているところがあるからといってボーダーであるわけではないので、そうなんだぁ…というくらいにとどめておいて、参考にする程度にしておいてください。

1.自己存在主張が強い
私は、ここまでやっているのに、みんなわかってくれない…
私はこうだから、みんなと違うんだから、その点配慮してよね。
…など。

ジャイアン的思考回路が存在している。(自分を中心に世の中は動くべきである)

2.悲劇のヒーロー(ヒロイン)
私はボーダーだから、みんなより苦労している
こんな育ちだから、自分は、他の人よりがんばっているんだから。
みんな私のことを無視している。

他の人と違って苦労しているんだからという苦労人的主張がある。

3.過剰意識
あの人は、私のことを嫌いに思っているに違いない
あの人は、私のことを無視している。

など、他の人の言動や行動に過剰に意識を働かせる。

以上の3つをまとめてみると
自己愛に対するバランスの崩れがある(自分を過剰に大きく扱って主張したり、過剰に卑下したり…)。自己愛のバランスの崩れから周りの人が自分をどう見ているか過剰に気にしてそのことばかり気にしている。

ボーダーといわれる人は、自分の存在をいい風にとってもらいたいために、いつも周りのことを気にして、カリカリしているので、いつもいらいらオた雰囲気があり、ちょっとした言動でも、強く悲観的に解釈して激怒したり、逆に批判してきたりする。自己のプライドを守ろうとする防御反応といわれている。周りに対する過剰意識から自ら首を絞めるように防御している様子が、周りに不愉快に思われたり、自分がつらくなってパニックになったりして心療内科に訪ねるケースでボーダーと診断されている。

今ふれたのは、ボーダーの中でも自己愛性人格障害のタイプですが、ほぼ共通していると思います。ボーダーの方々の雰囲気とか特徴に関しては、これくらいのまとめでは説明しきれないので、今後また話題に出すと思います。

ボーダー(境界型人格障害)<1> 

January 20 [Thu], 2005, 12:02
「私ボーダーなんです」
なんていう話を最近よく聞きます。

もともと、ボーダーは、人格障害という堅苦しい名前で昔から精神科では扱っていたのですが最近は、その患者さんの数が激増しています。今の研究では、ボーダーラインのかたは、インターネットや携帯メールなどを好む傾向にあるといわれているので、おそらくインターネットである、ここには、一般よりも多くいらっしゃると思います。

そもそもボーダーって何でしょう?
ボーダーは奥が非常に深いので、一言では片づけられないので、ボーダーに関しては、これからも何度も書いていきたいと思いますが、端的に言えば…

人格のゆらぎが常識からずれている(ぎりぎりである)

といわれています。
いったい人格のゆらぎって何でしょう?
これも一言で片づけると反論も出てくるのですが、大凡でいえば、個性といった方がいいでしょうか。
人それぞれの生い立ちがあります。そしてその生い立ちから個性と人格が形成されてきます。人格は、今までの生活史の凝縮されたものだともいわれます。
私の勉強不足も多々あるので、断定的な言葉では説明できませんが、ボーダーは、その生い立ちが人格形成の面で常識からずれるように形成された…ということです。

ボーダーは生い立ちが恵まれていないのか?
そうともいえません。いわゆる恵まれた環境でもボーダーは生まれます。
その環境がその人の性質(これが本来の個性でしょうか)にとって恵まれていたかどうか…になります。

次回は、ボーダーとは、どういう感じのキャラクターを持っているか…ふれてみたいと思います。

そういえば… 

January 19 [Wed], 2005, 10:45
ご無沙汰をしていたのに、ふつうに何事もなく、ブログを再開してしまいました。

見ていただいている方もぽつぽつといらっしゃいますし、私としても少ない方だけだからといって手を抜かず、ブログは不定期ながらも更新していきたいと思います。

ご無沙汰していた理由…
実は年末から年始にかけて、私事ですが、転勤をしていました。
今は、新しい生活環境で、右も左もわからない…
わからないのがまた楽しい…
この道まっすぐ行ったらどこに行くだろう…?
未知の道なんて、じじくさい駄洒落まで思いついてしまう始末。
しかし、油断すると袋小路に入り収集つかなくなりそうになったり…

とにもかくにも、本年も改めてよろしくお願いいたします。。。
2006年02月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28
最新コメント
アイコン画像ごみばこ
» ボーダー(境界型人格障害)<2> (2005年03月09日)
アイコン画像確かに
» 更年期障害? (2005年03月09日)
アイコン画像くまこ
» ボーダー(境界型人格障害)<2> (2005年02月20日)
アイコン画像うさぎ
» 更年期障害? (2005年01月24日)
アイコン画像ごみばこ
» 更年期障害? (2005年01月19日)
アイコン画像うさぎ
» 更年期障害? (2005年01月18日)
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:pancytopenia
読者になる
Yapme!一覧
読者になる