一夜明けて 

2009年03月13日(金) 0時54分
ヒロシが吸うタバコの匂いで
翌朝目が覚めた。。



『酔った勢い』の翌朝ほど気まずいものはない。

しかし、そこのところは大人なヒロシ。
私にシャワーをうながし、
私は身仕度をした。
ヒロシは休みだった。

朝ご飯や、次はどうするとか、
そんな話は全くなく。

私の出勤時間が来たので、
『いってきます』とだけ言って、
ヒロシの部屋を出た。
ヒロシは布団に横になったまま、
『いってらっしゃい』と。



外にいくと、
ヒロシの香水が洋服に染み付いているのがわかり、
とても幸せな気分になった。

会社で、
ヒロシと一夜を過ごしたと即座にバレるかもしれないが、
その時の私は、
一緒になれた喜びでいっぱいだった。

本格的な出逢い 

2009年03月06日(金) 0時46分
その後、
憧れのヒロシは

仕事で電話をする時、
仕事関係で会う時、
以前より明らかに親しく接してくれた。
私の
余計な勘違いが始まりつつあった。


同年代の男同僚と、
ヒロシとで飲む機会があった。

私に対するヒロシの振る舞いは、
男同僚と、
全く違って、
大人だった。

例えば、
上着を持ってくれたり、
店のドアを開けてくれたりと、
恥ずかしげもなく、そんなことができるヒロシだった。

些細なことだけど、
こんな扱いをされたことは、
20歳の私には
初めてだった。



しかし、
当時は、
ニキビ顔で、
化粧もほとんどしない私に、
ヒロシは、
「ナチちゃんが、ニキビがなくなったら、大人の女性としてみてあげるよ」と。。。。


ショックだった。





長年、ニキビ顔で悩んでいた。

今更、どうしたらようかわからないのが正直なところだった。


今でこそ簡単に手に入り、
メジャーだが、
コントレックスというミネラルウォーターが、
肌に良い、と雑誌で見て、
通販で取り寄せて、
必死で飲んだ。


当時は500ミリリットルが240円くらいした。



高い投資だったが、幾分かニキビが減ったような気がした。

そして、
何度目かの、
飲み会。

三次会はヒロシと私と、あと二人くらいの、三次会とは言えない人数で、
ヒロシのいきつけの、
ダンスバーに。

ヒロシは相当酔っていて、
私の隣にぴったり座ってくる。

私は平然を装いながらも、
かなり嬉しい。
かなり心臓がドキドキしている。

大人なヒロシに、
私は必死で自分の気持ちを隠そうとした。


しかし、
きっと、もうバレていたと思う。


カウンターで二人で座っていると、
いきなりヒロシが
頬に
キスをしてきた。



びっくりした。




とっさに周りを見た。


同僚に見られていないだろうか。

大丈夫だった。


時間は深夜一時。

店も閉店となり、

その後は、
あえて間を作るための
コンビニで
酔っ払いのヒロシと
欲しくもないアイスを買い、
ヒロシが住む、
小さな小さなワンルームマンションに行った。

そして、
ぐだぐだになった、ヒロシと、
一夜を共にした。

出逢い 

2009年03月05日(木) 0時50分
出逢いは会社だった。
会社といっても、部署が違えば、場所も離れている。

私より、七歳上。
当時の私は20歳。七歳上は、かなりのお兄さん、
いや、素敵な社会人の男性、といった感じ。

ARAMISの香水をつけ、煙草が似合う、ビートルズやローリンストーンズをこよなく愛している人だった。


きっかけは
会社の飲み会。
居酒屋の後の二次会は、雰囲気の良いバー。
会社のスタッフはみんな、センスがいいから、良い店を知っている。

二次会では、
順々に席が入れ替わり、
ついに私も憧れの彼、ヒロシの隣に座った。
緊張した。

今までの男友達とは比べものにならない大人の雰囲気が、
隣に座っているだけで、
強く感じた。

「お疲れ様です。」と、私。

「お疲れ様ー仕事は慣れた?」

「は、はい。。」

「頑張ってねー」

「ありがとうございます。」

当時は、そんなやりとりだったかと思う。

全くもって、
私には興味がない上に、

女優みたいな先輩へ熱い視線を送っていることが、
わかった。


自分が、
まだ子供だと実感した、
飲み会だった。
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