<サカキ>伐採し持ち去り 東大大学院の愛知演習林から(毎日新聞)

May 17 [Mon], 2010, 15:52
 東京大大学院農学生命科学研究科付属の愛知演習林(愛知県瀬戸市)は15日、敷地内に自生していた樹齢30〜50年のサカキ9本が違法に伐採されたと発表した。このうち8本は、自然環境の変化を調べる環境省生物多様性センターの事業でモニタリングの対象とされており、04年から同演習林が100年計画で木の成長を継続調査していた。演習林は県警に窃盗容疑で被害届を提出。「木そのものだけでなく、地道に続けた貴重な調査の記録も失われた」と憤っている。

 被害があったのは、愛知演習林のうち瀬戸市北白坂町の赤津研究林(745ヘクタール)。演習林によると、先月末〜今月10日、県道から約100メートル入った付近で、高さ4〜8メートルのサカキ9本が根元近くからのこぎりのようなもので伐採されているのが見つかった。近くに幹が捨ててあり、枝先だけを切って持ち去られていた。サカキはツバキ科の常緑広葉樹で、古来、神が降臨するためのよりしろとして使われ、神棚に飾るなど神事には欠かせない植物。演習林は何者かが販売目的で伐採したとみている。

 演習林は森林科学研究のため1922年に設置された東大の私有林で、入るには許可が必要。伐採された9本のうち8本が生えていたのは環境省の事業「モニタリングサイト1000」の対象区域(2.6ヘクタール)で、区域内ではサカキ約900本をはじめ、コナラやカエデなど計約6000本に個体識別用タグをつけ、04年から100年計画で毎年、幹の太さを測定して生物多様性保全のための基礎データとしている。

 演習林は8本の調査継続を断念した。蔵治光一郎林長(44)は「今年、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が控える中、非常に残念。違法伐採はやめて」と訴えている。【稲垣衆史】

 【ことば】モニタリングサイト1000

 国の生物多様性保全の基本計画として02年に策定された「新・生物多様性国家戦略」の一環で実施される「重要生態系監視地域モニタリング推進事業」。森林や湿原、サンゴ礁など生態系ごとに設定された国内約1000地点を、各地の専門家や研究者が100年間調査する。収集・蓄積されたデータは環境省生物多様性センターが管理・分析。生物種の減少や自然環境の移り変わりを調べ、生物多様性保全につなげる。

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