2009年1月にはバラク・オバマ次期大統領が、ケネディ政権以来の若いファミリーとともにホワイトハウスに移り住んで来ます。
すでにワシントンには、「オバマ家の2人の娘、サーシヤとマリアはどの学校に通うのか?」から、「オバマ次期大統領はホワイトハウスでバスケットをするのか?」まで様々な憶測が飛び交って
います(かつてリチャード・ニクソン元大統領はホワイトハウスにボーリング場を作りました)。
ひとつ明らかなのは、第44代米国大統領とその家族は家庭を大切にしつつ、若々しく気取らないスタイルをホワイトハウスでも貫くだろうということです。
「それこそオバマー家なのよ」とシカゴを拠点とするデザイナーのマリア・ピントは語ります。
ミシェル夫人は数年間にわたってピントの服を愛用しており、オバマ次期大統領が民主党の大統領候補に指名された夜など、重要な場面に彼女の服を選んでいます。
「彼らは私たちが求めてやまをかった、新鮮で若々しく、モダンなイメージを与えてくれる」。
「J・クルー」のジュンナ・ライオンズ・マズー=クリエイティブ・デイレクターは、「オバマー家はとても健康的で、希望に満ち溢れている。
一家で登場するときは、それぞれの服のカラーをコーディネイトしているので、写真に写った彼らは実に絵になる」。
そしてデザイナーたちの意見は、ミシェル夫人の親しみやすく落ち着いたスタイルが、米国女性の装いに大きな影響を与えるだろうということで一致しているそうです。
さらに、様々な課題を抱えているファッション業界が何よりも必要としている“活気”を与えてくれるのは、ミシェル夫人だろうとも見ています。
エリー・タハリは「フランスにはカーラ・ブルーニ・サルコジ大統領夫人というファッショナブルなファーストレディがいる。
そして今、米国もミシェル夫人というアイコンを得た。ファッション業界にとってこれ以上の喜びはない。
彼女は業界の起爆剤になる」と興奮気味だそう。
前出のマズー=クリエイティブ・デイレクターは、「カラーやドレスを好んでいるという点が、とても素敵だ。政治家の妻というとスーツが多いが、彼女のドレス姿はフェミニンで好模が幸吉てる」。
オスカー・デ・ラ・レンタはファーストレディのファッションを追いかけるのは伝統的な“米国の娯楽”だ」と言う説を披露しました。
「世界中が彼女に注目している。彼女は絶大な影響力を持つようになるだろう」。
言うまでもなく彼も、ミシェル夫人のホワイトハウス・ルックを手掛けたいと望んでいる一人です。
ミシェル夫人はシカゴのブティック“イクラム”で、「デラ・レンタ」の服を数着購入している。
前出のピントは「ミシェルはとても親しみやすい女性。誰もが彼女に好感を持つのはそのためよ。彼女はありのままの自分に満足していて、『J・クルー』から有名デザイナーの服まで、何でも気軽に着こなす」。
最近、ミシェル夫人が選んできたのはピントの服のほか、「サクーン」「イザベル・トレド」「ホワイトハウス」「ブラックマーケット」「J・クルー」など様々です。
4日夜の勝利宣言の席にミシェル夫人は「ナルシソロドリゲス」のドレス(2009年春夏コレクションから)と「ジミーチュウ」の定番3.5cmヒールのプレーンパンプス、「ローリーロドキン」のイヤリングで登場しました。
10日に次期大統領夫妻としてホワイトハウスを訪れた際に着ていたのは、ピントがデザインしたレッドのドレスだったそうです。
テレビを見て初めてそれを知ったというピントは「ミシェル夫人は特に構えることなく、クローゼットの中にある服から適切なものを選んで出かけていく。そういう彼女の姿勢が大好き」。
今年4月号で“Itガール”としてミシェル夫人をフィーチャーし、9月号では彼女のプロフィールを特集した米「ヴォーグ」誌は、今、夫人を表紙モデルに起用することを検討中なのです。
これまで同誌の116年の歴史で、表紙に登場したファーストレディは1998年12月号でカバーを飾ったヒラリー・ローダム・クリントンのみでした。