お知らせ 

January 15 [Mon], 2007, 17:28
このブログは小説を載せていきます。
ただ、下書き段階からアップしたりしてしまいますので、
ちゃんとした物を読みたい方は、この記事より下はご覧にならないことをおすすめします。
完成した小説から、この記事の上にアップします。

このやり方は、作者である私の単なるわがままです。ご了承ください。

病院で目を覚ました圭斗 

January 15 [Mon], 2007, 17:34
「誠太と透夜は?」
「・・・・・・まだだ」
「え・・・・・・?」
「戻ってきたのは、おまえだけだ」
透の言葉に、圭斗の目が瞠られる。
「どうして・・・・・・っ」
掠れた声で、圭斗は云った。
「どうして俺なんですか! 俺なんかより、あの二人を先に助けるべきでしょう!?」
今にも泣き出しそうな訴えに、透は逃げるように顔を逸らす。
「おまえだって――助けたわけじゃない」
云った瞬間に、後悔した。もっと違う言い方はなかっただろうか。
「おまえは、犯人に藤山第三ビルの屋上から捨てられたんだ」
「藤山第三・・・・・・え? あそこって確か――」
「二十五階建てだ。犯人たちは透夜たちを連れて、また姿を消した。最後におまえから“力”を奪ってな」
テレビ局のカメラが、ヘリコプターから全て撮影していたのだ。それを見る限り、屋上に出てきたとき圭斗は既に意識がなかったようだった。
「あの・・・・・・なんでそれで俺、生きてるんですか」
圭斗が困惑して眉根を寄せる。当たり前の疑問だ。普通の人間なら、助かるはずがない。
「そりゃあ――あれ?」
圭斗が自分で“力”を使って落下速度を緩めたのだ。そう思っていたが、そんなことがあるはずがない。あの時の圭斗は意識を失っていたのだし、そもそも圭斗は、自分の“力”をコントロールすることができないのだ。
「そんなの、克魅以外に誰がいんだよ」
不意の声に振り返ると、病室の入り口に少年二人と男が一人、立っていた。
「・・・・・・そっか」
知っている人間だったらしく、圭斗が拍子抜けしたように呟いた。
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