『ミス・ユニバース2009』後記(27)

2009年10月24日(土) 13時34分
『(6)何故、ベネズエラが連続優勝出来たのか』

総論

やっ・・と辿り着いた総論ドス!!


『ミス・ユニバース』事務局代表取締役のパウラ・シュガートが、そして肝心のオーナー、トランプ氏が公表したーー、

『MU事務局側がTop15のうち6名を選ぶ』と言うことがハッキリした。


では、セミ・ファイナルのTop15の点数を見てみよう。




こう見ると、本来ならばーー、

1位: ドミニカ共和国
2位: コソボ/オーストラリア(同点)
4位: ベネズエラ
5位: プエルト・リコ

こうなる筈だったのだが、

実際はーー、

1位: ベネズエラ
2位: ドミニカ共和国
3位: コソボ
4位: オーストラリア
5位: プエルト・リコ

という結果だった。


Top5


この様に、採点だけから見れば、ベネズエラが1位になること自体、有り得ないことだが、以前から、必ずしも採点が一番良いミスがイコール優勝と言うことには繋がっていない。

その理由は、Top5が選ばれた段階で全てが白紙に戻され、(総合審査という名目で、でも実際は)最終質問への回答と最後のウォーキングで、順位が決まると言う設定になっているからだ。

とは言うものの、水着審査とイブニング・ガウン審査の結果が、全く白紙に戻されているとは思えない状況が常にあり、従って、従来の経緯から見ると、採点で4位だったミスが優勝したという事態も、自分の知っている範囲では一度も無かったことだ。

そして唯一、一般観衆を納得させられる筈だった最終質問では、今年は、例年になく皆マトモに回答していたので、このコーナーでそうそう差を付けられること自体有り得ないことだ。


以上の経緯から、今回の様な極端な選出(4位1位)になると、点数を公表しておきながら、最後の辻褄合わせが不明確では文句が出るのは当たり前で、こう言うのを本末転倒というのだろう。


そんな訳で、ベネズエラを1位に据える理由が、これだけでは見つからない。

では、何故、ベネズエラが1位になれたのだろうか。


これは、やはり、『ミス・ユニバース』側の政治色が、前面に押し出された結果としか言いようがないだろう。


では、今回の政治色とは何か。

飽くまでも、当方の独断と偏見で、既にこのコーナーで述べて来たことを反復して見よう。


『ミス・ユニバース側の戦略』

(1)(『ミス・ワールド』とのジョイントにも引けを取らない一例)マス・メディアにアピール出来る外見のインパクトのあるミスを輩出すること。(つまり見場)

(2)前々からの課題でもあり、また、世間から注目を集めるだろう、一カ国の連続優勝を実行に移せる最大の機会を狙っていた可能性を強く感じる。

(3)事前のリサーチを通して、当初から、連続優勝を懸けているベネズエラに的を絞っていた可能性が強い。

(4)特にベネズエラはMUOに忠実で、必ず見場の良い美女を送り込むので、MUO側の信頼が厚いと考えて良いだろう。


一カ国連続優勝!!


以上だが、それに答えるべく、ベネズエラ側が実行したことはーー、


『ミス・ベネズエラ側が徹底した内容』

(1)ステファニアの元々備わった美貌と、

(2)オスメルの好みに修整した高度な整形技術と、

(3)MUOの方向性に合わせるべく、化粧や髪型、衣装などをクラシックなハリウッド女優風にアレンジして、

(4)(これは前記しなかったけど)姿勢やウォーキング、アスレチック等を徹底させ、

(5)オラトリオ(雄弁術)を徹底的に指導し、

(6)アメリカに短期留学させて英語の基礎を学ばせた。

(7)特に、如何にMUO側にアピール出来るか、本選の衣装は特に重要で、他の候補者達との違いを見せるデザインを研究し、ステファニアをより美しく魅せられる赤を選んだ。


深紅の衣装で際立ったステファニア


まあ、考えてみれば、本来、『ミス・コンテスト』と言えば、それは『ビューティ・コンテスト』を指している。
でも、日本語で言う『美人コンテスト』とは意を異にする。

我々日本人が『美人コンテスト』と言うと、顔の綺麗さを第一に置くのに対して、ここで言う『ビューティ・コンテスト』は、正に『トータル・ビューティ・コンテスト』のことだ。

現在、数ある国際ミス・コンも、本を正せば、この『ビューティ・コンテスト』に原点を置いているので、全体評価の80%位は『全体の外見の美しさ』に焦点を当てていると思って間違いないだろう。

でも、実際、この『全体の美しさ』自体が『まやかし』物なのだ。

『全体の美しさ』は『我々の主観』、つまり『我々の感覚』に左右され、その曖昧な感覚とは『我々の思い込み』のことなので、身長が何センチ、3サイズがどうのと言う客観的数字は、飽くまでも判断の材料でしかなく、最終的に『トータル・ビューティ』とは、『我々の思い込み』で決まるのだ。

(・・・と、今回の様にTop5の評価点数イコール順位には繋がらなかった結果を鑑みると、無理矢理そう思わざるを得ないのだ。)

だから、最終のTop5を並べた段階で、誰が一番インパクトがあるか、誰が一番、『ミス・ユニバース』の『シンボル』に相応しいか、MUO側関係者と審査員達の『主観的感覚』と、何がしかの贔屓(ひいき)、はたまたは政治色が、最終選考の判断基準になっていると考えた方が妥当だ。

だから、ステファニアが優勝したこと自体が、主催者側の『思い込み』と『政策』で決まったと思えば、納得出来ることだ。


つまり、今回のステファニアの大抜擢はーー、

(1)MUOの政策

そして、それに答えた、ステファニアの最終選考会での

(2)インパクト

それ等に尽きると思う次第だ。


1年前、『ミス美顔』に選ばれたステファニア。
個人的には、この頃の顔の方が好きだ。



今のステファニア。
顔から個性が消えてしまった・・。



以上、本テーマはこれで終わりだけど、旨く『主催者側の政策』に乗ったベネズエラは、相当賢いンだろう。

そう考えると、オスメルって、輝かせることを充分に知り尽くしている、究極の演出家だ。

未加工のダイヤの原石を発掘して、形よく磨くだけでは無く、勝手に手を加えてごく自然に見える様に細工を施してしまうんだからネ。

オスメル・ソウサは言う。

内面の美しさなど存在しない。

世界大会で優勝する為に必要なのは、第一に、『見た目のインパクト』だと。





『ミス・ユニバース2009』後記(26)

2009年10月22日(木) 12時38分
『(6)何故、ベネズエラが連続優勝出来たのか』

ーー 3)『ミス・ユニバース』事務局によって作られたストーリー(その2)


『ミス・ユニバース』事務局代表取締役のパウラ・シュガートは、去るインタビューで、事前審査結果にイチャモンが付いたことに関して、こう答えている。


< http://www.missosology.info/forum/viewtopic.php?f=3&t=20118 >



セミファイナルのTop15のうち、事前審査員グループは9名のみを選出し、オーナーのトランプを含む『ミス・ユニバース』事務局側が残りの6名を選出した。

そして、最終本選会の審査員グループは、Top10、Top5と最終の優勝者を選出するだけの責任がある。

このシステムは、2005年度から実行しており、各国候補者、夫々のナショナル・ディレクター、審査員、そして観衆に全て判るシステムになっており、選考過程は専門の会社により厳しく監督されている。

トランプ曰く、『ミス・ユニバース』本選会は、現在では世界180カ国以上で放映されており、視聴率は急激に上昇している。自分は何も変えるつもりは無い。


ー ー ー ー ー ー ー


以上(要約抜粋)だけど〜〜〜、

チョッとナンか感じるんだけど、このシステムは、Top15のうち9名だけを事前審査員チームが選び、(後で?)MU事務局のトランプ達が6名を選ぶということなのかーー、

それとも、事前審査員チームが取りあえず15名を選んでから、トランプ達がリストから6名を除いて、新たに6名を加えるのかーー、

ドッチなんだ?????

と言うのは、以前、自分のブログで紹介した記事が妙に引っ掛かるンだ。

その記事とはーー、

『ミス・ユニバース2009』後記(10)(9月6日付)

< http://yaplog.jp/ottsuandesuyo/daily/200909/06/ >


先ずは、このページを覗いてみてネ。


実のところ、この記事、掲載した後で、ヤッタラ旨く書いたデタラメ記事だとばっかり思ったんだけど、それにしてもヤケに信憑性があり過ぎるナ〜〜〜っとも思って、スッゴ〜〜〜く?????だったンダ。

今思うと、どうもこの記事は本物だった可能性も出て来た!!!

・・・・・ってことは、絵美里さん、ヒョッとしたらTop15に入っていたのか・・・・・。


ムムム・ム・ム〜〜。

そうだとすると、スッゴ〜〜い、けしからん!!!



・・って・・、チョッと、話しが逸れちゃったけど、Top15のうち6名を選ぶこと自体、MUO側でシナリオを作っちゃっている訳だし、Top5の順位自体が採点とは異なる順位にしていることも含めて、もう既に、MUO側が順位に介入していることは明白だ。

これぞ、正に政治色!!!

『自分は何も変えるつもりは無い』と言うトランプ。

参加各国を馬鹿にしてない???





(参考資料)

< http://www.sosojuicy.com/donald-trump-hand-picks-6-top-15-miss-universe-contestants-it-fixed >


『ミス・ユニバース2009』後記(25)

2009年10月20日(火) 13時41分
いや〜〜、我ながら、『ミス・ユニバース2009後記』引っ張るナ〜〜。

実のところ、自分自身でも、もう〜チョッと〜〜飽きてしまって・・・中々先に進みまヘン!!


と言うことで、今日もまたーー、

『(6)何故、ベネズエラが連続優勝出来たのか』

のテーマですがンーーー、


今日は、いよいよこのテーマの最後、


3)『ミス・ユニバース』事務局によって作られたストーリー


で、この後は、総評が残るだけなので、もうチョッと付き合ってネン〜〜〜!!


ー ー ー ー ー ー ー ー



現『ミス・ユニバース』は、トランプ財団とNBCユニバーサルの共同出資で運営されている。

『ミス・ユニバース』が殆ど破綻しかけていた1996年に組織を買い取ったそうだが、当然?商売として軌道に乗せる事を目標にしていたのだろう。

でも『ミス・コン』って、何が収益に繋がるんだろうか??

商売にはトンと疎い自分の頭を絞って考えられることってーー、

先ずは、各国のフランチャイズ料(これは莫大な額になる)と世界各国のテレビ局に売るNBCの放映権(コッチのが凄いかも知れない)。後はこれらに付随するイベント開催や何やかや、細かいところでは、本、パンフレット、グッズ等があるのだろうが・・・って、後が思いつかないけれど、多分、その他いっぱいあるんだろうネ。

で、『ミス・ユニバース』を商売と考えれば、当然、人気が必要になる。

人気が出なければ何れは廃れてしまうので、事務局としても『如何に世間にアピールしていけるか』を前向きに考えているのだろう。


1)ココ数年、『ミス・ユニバース』は『ミス・コン』等のイベントで『ミス・ワールド』と一緒になる機会が増えている。

でも、最近の『ミス・ワールド』は、以前にも増して見場が良い美形の優勝者を輩出しており、ややもすると『ミス・ユニバース』は押され気味な感触さえ伝わって来る現状だ。

そんな訳だから、例え『ミス・ユニバース』が、顔だけではないトータル・ビューティを前面に押し出して来ているとは言うものの、最近の『ミス・ワールド』とのジョイントでは、当然、マス・メディアに比較されがちなので、以前にも増して外形の『見場』に比重を置こうとしても不思議は無い。


2)マンネリズムの傾向にある『ミス・ユニバース』は、話題性のある、そして新境地をアピール出来る、新しくて目先の変わったものを求めて当然だろう。

そんな状況下で、今までは一カ国に優勝が片寄らない様に、連続優勝を避けて来たと思える『ユニバース』だが、『納得出来る人材』さえ現れれば、連続優勝をさせる方針に変更したとしても不思議は無い。

そんな矢先のミス・ベネズエラの連続優勝。

それもこれも、飽くまでも話題作りなんだろうか。

圧倒的な美人輩出国のベネズエラは、『ミス・ユニバース』事務局にとても従順で、昨年までに既に5名も優勝者を輩出している。

『ベネズエラならば、間違いなくマトモなミスを送り込んで来る』と言う事務局側の信頼関係もあってか、今回の(連続優勝の)ことを『ユニバース』事務局が、(当然、事前リサーチはしていることだし)当初から計画の中に組み入れたとしても不思議は無いことだ。


3)果たして、これが直接、勝者を送り出せる動機になっているとは思えないけれど、もう一つ付け足すこととして、ベネズエラが世界第4位の産油国だと言うことだ。

今回の『ミス・ユニバース』本選会直後、元ミス・ブラジルが、『今回の選出は不正行為だ』と地元紙に訴えた。その理由は、『不動産王のトランプがベネズエラに下心があるから』とのことだが、その信憑性は定かではない。

ただ、アメリカが輸入する石油の2割近くはベネズエラからだそうで、ベネズエラは、最近までアメリカの最大の石油輸入元だった。一方、石油はベネズエラの国家財政にとっても重要で、政府収入の約半分は石油の輸出代金だそうだ。

近年、チャベス大統領はここに目を付けて、世界の産油国と協力して石油の輸出制限を設け、価格の釣り上げに成功している。

まぁ、だからって、米国の『ミス・ユニ』とベネズエラの石油との繋がりってあるのか、素人の自分には考えられないけれど、トランプ財団と言うチョウ〜ビジネスのプロが、石油のベネズエラを見てヨダレを垂らさない訳も無いとは思っている。

もしも誰か、トランプとベネズエラ石油の関係を知っている方がいたら、教えてくだシャレ〜〜。



さてさて、話し代わって、パナマ・テレビ局の突撃レポーターが、トランプにインタビューしている映像があるので、チョッと紹介しよう。

ナンと、ここで、トランプは、『自分が選ぶ』と言っている!!
(ムムム・・優勝者を、とも聴き取れる表現・・・。)



Reporte de Alex Medela con Miss Universo 2009, Stefania Fernández y Donald Trump
(ミス・ユニバース2009、ステファニア・フェルナンデスとドナルド・トランプとのアレックス・メデラのレポート)



< http://www.youtube.com/watch?v=lDur70-4lgI >


『ミス・ユニバース2009』本選会(同日)直後の記者会見の模様だ。

(レポーター曰く)本命ではなかったのに選ばれたステファニアは、『今晩は。とても満足しており、凄く幸せです。前任のミス・ベネズエラが後任のミス・ベネズエラに引き継ぐ目的を達成出来たのです。』と挨拶。

この突撃レポーターが、『ステファニア、あんたが優勝することは当てにされていなかったけど、どう思う?』と聞くと、『ハァ〜〜、本当のことを言うと、ミス・ユニが開始されて直ぐ、然る人からアンタには入賞出来る特性が無いと言われたので、だから(逆にそれがバネになって)自分を挑ませ、ミス・ユニに自分を固執させ続けたんです。だから、唯一言えることは、自分は今ココにいる、私がミス・ユニバースということです。』

『チャベス大統領からあンたにメッセージはあったの?』
『多分、ダヤナも受けなかったと思うけど、自分も何もありません。でも、どうだろう。私達はココで凄い歴史を作ったし・・。』

(*この後、別の時点で、チャベス大統領は、ステファニアのHIV/エイズ撲滅活動に協力する用意がある、とインタビューで答えていた。)


さて、場所を移して、ドナルド・トランプに突撃レポートした映像だ。

トランプ: 『パナマやイタリア、中国、日本等が、次回の開催国に手を挙げているし、多分、バハマ諸島ももう一度開催したいみたいだし、色んな国が開催したがっている。1〜2ヶ月の間に決定することになるだろうね。』

アレックス: 『本選向けに(つまりTop15のうち)何人かの候補者をアンタが選んでいるって本当なの?』

トランプ: 『そう。勿論、自分は何等かで介入している。何故かと言えば、近年のコンテストでは幾つかの規定を変えているのでね。以前は(審査員達により)選出された人が(そのまま)選ばれたけど、現在はトランプが選ぶんだ。』

ー ー ー ー ー ー ー ー


オオオ〜〜〜、トランプ、スッゴくハッキリ言う。

今日の本題の答えを、トランプ自ら言っちゃっているゾ〜〜!!

マ〜、実際、この言葉が総てを表しているンだろうネ。

ところで、トランプにしがみついている隣の女性は一体誰だ???

ナンか見たことあるんだけど〜〜〜。

多分、パナマかどっかの元ミスであることは確かだと思うけどネ〜〜。

どっかで見たよナ〜〜。

(続く)




プロフィール
  • ニックネーム:ottsuandesuyo
  • 性別:男性
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東日本を襲った未曾有の大災害。瞬時にして何万と言う生命が奪われた現実を思うにつけ、『命』の真価について自分に問い掛けているこの頃です。
『生きる』とはどう言うことか。このテーマは無限です。

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