芸術の秋。

2005年10月18日(火) 1時47分
「のだめカンタービレ」を読んでいると、学生オケやってたころのことが
思い出されて、いろいろと聴きたくなり、あっという間に私のipod‐mini「ももちゃん」は
クラシックでいっぱいになりました。
みなさん芸術の秋ですよ。

ブラームスのシンフォニーがふいに聴きたくなり
うちにあったはずのCDを探したのだが、どこかいってる。
仕方ないので、シゴトのついでに図書館で
どこぞの小さな室内管弦楽団のものを借りてきてももちゃんに注入。
どうやら、作曲当時のオリジナルオケに近づけているらしく
現代のオケより若干小さな編成のようだ。
推薦文を読むと
「ブラームスのあの重厚な感じが苦手な方におすすめ」と書いてあります。
やったラッキー。
まさに「あの重厚な感じが苦手」なのだ。私は。
というわけでかなりの期待をもって聴いてみたのだが…。

やっぱ、こりゃないな〜。
軽量アルミフレームの自転車で坂道降りてるみたいなブラームスだった。軽すぎ。

納豆好きな人に理由を聞いたら「あの粘りとクセ」といい、
納豆嫌いな人に理由を聞いたらやっぱり「あの粘りとクセ」だったりするように、
「あの重厚な感じ」こそがブラームスの人気の秘密であり嫌われる理由でもあるのだろう。
「あの重厚な感じ」が苦手なら、潔くあきらめたほうがよいみたい。
スコーンと突き抜けた秋空のよくにあう、さわやかだけど軽薄なブラームス。
初めてこんなの聴いたけど、もはや別物。

やっぱブラームスは、毎日石みたいに重くて固いパンとジャガイモばっか食ってるガチガチのドイツ人指揮者が
のたりのたりと指揮してるやたらにでかい編成のオケで聴く、
ロマンチックで厳格でおもたーいのが一番しっくりくるのだろうか。
たとえそれが、後世の人が勝手につけたイメージであっても。

読書記。つづき。

2005年08月16日(火) 14時31分
ほかにもこの人、突然自宅を尋ねてきた見知らぬ女ファンに馬乗りに押し倒されてそのまま一夜を過ごしたり…。
(しかもその時の状況を「これは時代劇に出てくるカドワカされた小娘みたいだと思った」と書いている。そんなことを冷静に考えている場合なのか?!)

やはり文壇の大家・石坂洋次郎の家に、自分の家に生えた月見草を植えてあげようと訪ねていった。
でかい屋敷に気が引けて、とりあえず木に登って中を覗いた所本人に見つかり、「そこにいる方は何をしているのですか?」と声を掛けられた。
ヤバイので、とっさに遠くのほうに目をそらせながら「あの…鯉のぼりが…」と答えたら、後は小説をかくひとだから他意はないやつと察してくれたのであろう、先生は家に入っていった。
などとかいてある。(本人も本人だが、先生も先生だよな…)

まったくもって、フリースタイル過ぎ。

さて次は内田百閨u間抜けの実在に関する文献」だ。


やることがない。

2005年08月16日(火) 13時58分
ので、本ばっかり読んでいる。
およそ2日間、靴を履いていない…。

先だっての深沢七郎は、とっても痛快でしたよ。
いろんな文壇のエライ人との交流を包み隠さず書いているのですが…
以下一部抜粋。

◇正宗先生に、
「君はコーヨーサンジンのものは、読んだことがあるかい?」
と聞かれた、むずかしい人のことをいいだしたような気がしたので
「いいえ、なんにも読んでいません」
とお答えすると、先生は何か口の中でクチャクチャいっていられた。そのクチャクチャの中にオザキコーヨーというような言葉が入っていたので、ひょっとしたら尾崎紅葉のことを、さっきいったのではないかと思ったので、
「あの、金色夜叉の、尾崎紅葉のことですか?」
とききかえした。
「そうだ」
と、おっしゃるので、
「それじゃ読みました」
といったが、知っていると言うことと読んだということを一緒にしてしまったのだった。すぐ、気がついたので、
「あの、読んだことはないですが、映画で金色夜叉はみました」
とあわてて訂正すると、
「映画じゃ、小説とは違うなあ」
と教えてくださった。

◇軽井沢のお宅では別棟で、ごはんをいただいたのだが、奥さんがここまで運んでくれたのである。(あとかたづけのものは、運ぶだけは)と思ってお勝手まで運んでいった。
「いいよいいよ」と正宗先生はいいながら、ボクの持ちきれなかったものを先生も運び出したので困ってしまった。
先生に運ばれないようにボクは先生の下駄をはいてしまった。ボクの靴は下駄箱の中にあるので履物は一ソクだけしかなかった。運びながら振りかえると、先生がこっちへ運んでくるのである。足を見ると、ハダシなのでびっくりした。途端、ボクは、ふーっとイエス様がガリラヤ湖の上を歩いている姿が目に浮かんだ。(ハハァ、イエス様は、こんなふうに波の上を歩いたのだな)と思った。

…どうですか、こののんきさ。
イエス様は…ってあんた。
正宗白鳥・大先生相手に、まったく悪びれてません。
昭和30年代の高度成長期、みんながカツカツ生きてたのに、こんなとぼけた男がいたのかと思うにつけ、日本も捨てたもんじゃないな…と思うわけですよ。

夏休みによみたい本。

2005年08月10日(水) 11時47分
来週は夏休み。
実家に帰っても友達と会うくらいで、結構やることがないので
本ばっかり読んでいる。

今年はこれが気になっています!
「言わなければ良かったのに日記」
何だよこのタイトル。

深沢七郎といえば、大学のとき、いかにも女子大生!然とした
キャピキャピした同級生が
「卒論何にする?」って聞かれて

「…楢山節考。」

って答えてたのが渋くてインパクトあった。
P R
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