東京オペラシティランチタイムコンサート 〜クラシックユニット Dualis

March 19 [Mon], 2012, 21:04
東京ではランチタイムを中心に、無料で聴けるコンサートは探せば実にたくさんある。
正直うらやましいが、東京の通勤圏に住んでる自分は地方に住んでる人にしてみたらもしかしたらうらやましがられる対象なのかもしれない。

音楽仲間とのプチ豪華なツアーを企画し、春の訪れをかすかに感じる東京に行ってきた。

東京オペラシティコンサートホールには開場の15分前に到着。
普段は滅多に座れない前の方の真ん中に座席を確保する。自由席でないとなかなかこういうことはできない。
入場無料とはいえ、平日のランチタイムにも関わらず、続々とお客さんが押し寄せ、1階席の中央はすっかり席が埋まってしまった。

このクラシックユニット Dualis というのは、ヴァイオリン・ソプラノ・ヴィブラフォン・ピアノ・パーカッションを3人でやってしまうという美女(といって差し支えないと思う)グループである。ご存じない方は公式ページを是非チェックしてほしい。
プログラムはこの編成に合うように編曲されたクラシック(新しいものもあり)の名曲を9曲。
おなじみのアメイジンググレイスから始まり、オペラのアリアやヴァイオリンで有名な曲はもちろん、日本の歌曲や合唱曲、小さな世界やリベルタンゴまで幅広いレパートリーを聴かせてもらった。
ジェットコースターあり、観覧車あり…いろんなタイプの乗り物を楽しんで遊園地を堪能するかの如く、いろんな曲を楽しむことができた。

聴き進むにつれ、どんどんステージに引き込まれる。曲と曲の合間も心地よい。
いわゆるクラシックコンサートと違って、曲が聴き手の求めるタイミングで始まるのだ。
一般に曲の始まりについて、演奏者が求めるタイミングと聴衆が求めるタイミングが必ずしも一致するとは限らない。
どちらかがどちらかに合わせて、演奏者と聴衆はその場所その時間を共有することができる。

彼女らのステージはこちら(聴衆)が合わせる必要がないのだ。
演奏者の楽器の準備・心の準備はみなMCの間に済んでいて、MCが終わるやいなや、いや、ある時はMCが終わる前に演奏が始まるのである。
コンサートの最初から最後までを構成するにあたって曲と曲の合間も無駄にせずにきちんと作りこまれているのに感心した。

たびたび遊園地にたとえて恐縮ではあるが、よくできた遊園地だと思った。
乗り物はみなオーソドックスではあるが、個性やセンスが溢れててどれも楽しい。
それに、無駄な待ち時間などなく、次々に楽しむことができる。

3月半ばの東京はまだ風が冷たかったが、少なくとも心には春の陽気が感じられたような気がした。
P R
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音楽の経験だけは長く多彩。ただし、どれも半人前以下。
最近のブームは「歌」。
合唱団に入り、第九を歌い、オペラにものった。
オペラやばい。
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