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「E3 2010」まとめてみました(後編) / 2010年06月29日(火)
 ロサンゼルスで6月15日〜17日に開催されたElectronic Entertainment Expo(E3 2010)を振り返る。

【拡大写真や他の紹介写真】

 前編では、会場の様子とマイクロソフトのプレスカンファレンスの模様をお送りしたが、後編では、任天堂とソニー・コンピュータエンタテインメントのプレスカンファレンスについての報告を交えて総括する。

●任天堂

 E3の初日6月15日(火)午前9時から、E3会場すぐ近くのNokia Theaterにて「2010 Nintendo E3 Presentation」が行われた。おなじみ、任天堂アメリカのReggie Fils-Aime氏、宮本茂氏、岩田聡社長が登場。もちろん年末に向けての大型ラインアップも会場を沸かせていたが、やはり目玉はニンテンドー3DSであった。

1 ニンテンドー3DS

 2010年3月に存在だけを発表されていた「ニンテンドー3DS」であるが、ここで初めてのお目見えということになった。あらためてアピールされた「メガネがいらない」3Dハード。業界全体の期待感の中で、岩田社長はその待望のハードを携えて登場した。

 また、どうしてもこういったプレゼンテーションでは、3DSの特長である裸眼立体視などの質感を伝えられないとのことで、プレゼンテーション後に3DSの実機を掲げたデモンストレータ(100人以上いたと思われる)が、会場の後方で参加者に直接見せてくれるという粋な計らいもあった。

スペックは?

 ニンテンドーDSの後継機であることから、もちろんダブルスクリーンを採用。3D(立体視)対応は上のスクリーン(ワイド3.53インチのLCD)のみで、タッチ対応は下スクリーンのみであることが発表された。当初、任天堂は下スクリーンも3D対応にしようと考えていたようだが、指紋等による立体視感覚の損失を懸念して、上スクリーンのみの対応にしたようだ。「立体視部分のタッチ」という画期的なゲーム性は実現できないようだ。

 グラフィックの精度も上がっていると言う。どのくらいの解像度なのかなど、詳細なスペックはその場では発表されなかった(後ほど発表になり、上画面3.53インチで800×240ピクセル、立体視のためにヨコは実質400ピクセルになる)が、これまでDSでは表現できなかった高解像度のものも、「ニンテンドー3DS」では実現できるのかもしれない。また、アナログ入力ができる「スライドパッド」、「モーションセンサー」、「ジャイロセンサー」なども含まれており、これらの機能を使用した様々なゲーム性が期待されるところだ。

 また3Dに関しては、3Dの度合いをユーザーが任意で変更できる「3Dボリューム」が搭載されており、必ずしも3Dで見る必要はなく、ボリュームをゼロにすれば2Dで見ることも可能となっている。そのようなユーザーフレンドリーなところも、任天堂らしさだなと記者は感心した。

 さらに、「すれちがい通信」機能に関して、DSでは電源が入っていること、ソフトが一致していること、ユーザーの意思があること、など一定の条件のもとでしか発動していなかった。しかし、「ニンテンドー3DS」では別のゲームを遊んでいたとしても、またはスリープ中だとしても、他の「ニンテンドー3DS」やWi-Fiアクセスポイントに自動的にアクセスして、複数ゲームの「すれちがい通信」が可能になるとのことだ。また、「ニンテンドー3DS」に電源が入っていなくても、Wi- Fiアクセスポイントに接続可能な場所にいれば、自動的にネットにアクセスされて、サービスが受けられるようになると言う。

 そして、特に魅力的に感じたスペックとして、本体の外側についている2個のカメラレンズが挙げられる。これは、ユーザーが「ニンテンドー3DS」で撮影した写真が、3Dフォトとして保存され、3Dで見ることができるということなのだ!

3D映画をニンテンドー3DSで!

 Disney、Warner Bros.、Dreamworksと提携して、「ニンテンドー3DS」で立体視映画が見られるようになるとの発表もあった。メガネをかけずに立体視で映画が見られるのは、しばらくの間、世の中で「ニンテンドー3DS」のみということになるのであろうか。今後の提携も気になるところだ。

ニンテンドー3DS向けラインアップ

任天堂タイトル

・「nintendogs + cats」
・「新・光神話 パルテナの鏡(Kid Icarus Uprising)」

etc...

3rdパーティタイトル

・Activision:「DJ Hero」シリーズ
・Ubisoft:「Assassin's Creed」シリーズ
・EA:「Madden NFL」シリーズ、「FIFA」シリーズ
・バンダイナムコゲームス: 「Ridge Racer」シリーズ
・コナミ:「Metal Gear」シリーズ
・レベルファイブ: 「レイトン教授」シリーズ
・スクウェア・エニックス: 「キングダムハーツ」シリーズ、「Final Fantasy」シリーズ
・カプコン:「Resident Evil(バイオハザード)Revelations」、「Super Street Fighter IV 3D Edition」
・コーエーテクモ:「Dead or Alive 3D」

etc...

 この他にも、Take2、セガ、マーベラスなどが「ニンテンドー3DS」向けのタイトルを鋭意制作中との紹介もあった。

ニンテンドー3DSの発売日と価格

 残念ながら、3月の発表同様に発売日と価格は発表されなかった。実物を見せられた参加者は、間違いなく価格と発売日が発表されると思っていただけに、任天堂の慎重さには驚きを隠せなかった。

 ニンテンドーDSもWiiも発売後しばらくの間、在庫不足でかなりの批判を受けた任天堂だけに、ある程度の台数を集めないとワールドワイドでの同時発売には踏み切れないのかもしれない。

2 Wii

今後のラインアップ

Wii向け

・「The Legend of Zelda: Skyward Sword」:2011年発売予定の「ゼルダの伝説」最新作。ビデオ出演か? と思わせておいて、宮本茂氏が「俺にプレイさせろ」と言わんばかりに壁を破って登場する演出で会場は沸いた。宮本氏自らデモを行い、ユーザーはWiiリモコンで剣を、ヌンチャクで盾を操作するという新しく、そしてWiiらしい操作性だ。
・「Mario Sports Mix」:やはり2011年発売予定。スーパーマリオブラザーズのキャラクター群を使って、ドッジボール、バスケットボールやホッケーなどの複数のスポーツが含まれている。家族向けにウケそうだ。
・「Wii Party」:パーティゲーム&ミニゲーム集。Miiを使って家族や友達と対戦できる。2010年秋発売予定。
・「Metroid Other M」:ご存じTeam Ninjaが開発したMetroidシリーズ最新作。2010年8月末発売と発表された。

 この他「Donkey Kong Country Returns」や「Kirby's Epic Yarn」など任天堂キャラクター満載のラインアップであったが、3rdパーティのタイトルも発表された。

・「GoldenEye 007」:Activisionから2010年11月に発売予定。Wiiで発売される懐かしのFPSと言ったところ。4人対戦ができるようだ
・「Disney Epic Mickey」:Disneyのクラシックキャラクター「ミッキー」が主人公のゲーム。ユーザーはミッキーになって3Dの世界と2Dの世界(横スクロール)をペイントしながら冒険するというイノベーティブなゲームだ。
・「Just Dance 2」:UbisoftのWii向けダンスゲーム「Just Dance」の続編。前作は北米だけで100万本を超えたタイトル。40曲以上の有名曲を収録。2010年10月発売予定。

ニンテンドーDS向け

・「Golden Sun: Dark Dawn」:「黄金の太陽」シリーズ最新作。2010年秋発売予定。
・「Dragon Quest IX Sentinels of the Starry Skies」:日本で420万本以上売り上げた「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」の北米版。北米ではスクウェア・エニックスではなく、任天堂がパブリッシュする。7月11日発売。リアクションが薄かったのが残念だが、人口密度と通勤通学方法を考えると「すれ違い通信」の面白さが北米ではまだ知られていない様子だ。このソフトや「ニンテンドー3DS」の新規機能によって、更なる「すれちがい通信」を利用したゲーム性の追求が北米でも進むことを期待したい。

●ソニー・コンピュータエンタテインメント

 任天堂のメディアカンファレンスと同日の6月14日(火)昼から、Shrine Auditoriumにおいて「SCEA 2010 E3 Press Conference」が行われた。記者もそうであるが、任天堂のカンファレンスが終わると同時に、Nokia Theater前に準備されたシャトルバスに乗せられて民族大移動的に業界関係者がごっそりと移動した。

 噂されていたPSP2の発表はなく、3D(立体視)とモーションセンサー「PlayStation Move」が目玉のカンファレンスとなった。マイクロソフトや任天堂と異なり、2時間にもおよぶカンファレンスとなったが、内容からするともう少しコンパクトにしてほしかったという声も聞かれた。

1 3D(立体視)への対応

 入場の際に、参加者全員に3Dメガネが手渡されていたのだが、「メガネをかけなくていい3DS」と連呼していた任天堂のカンファレンスの直後だったため、皮肉だなと苦笑してしまった記者であったが、3D(立体視)がテレビに標準機能として搭載されていく傾向にある昨今の状況下で、据置機としては唯一の3D対応ゲームハードであるPS3の存在は大きいことも否めないことを強く認識した。

 既に世界中で楽しまれているPS3は、3D対応のテレビ(現時点ではこれが一番ハードルが高いのだが)と3Dメガネさえあれば、立体視を楽しめる(システムソフトウェアバージョン3.30のアップデートが必要)という。

 PSN(PlayStation Network:いわゆるPlayStation Store)で販売されている「Super Star Dust HD」、「Mr.PAIN」、「MotorStorm Pacific Rift」と「WipEout HD」では3Dが楽しめると発表された。

 会場では3Dメガネを使って、2011年2月に発売される「Killzone 3」がデモンストレーションされた。また、E3会場でも話題になっていた「Gran Turismo 5」も3D対応しており、11月2日発売と発表された。この他、「The Sly Collection」、「Crysis 2」、「Tron Evolution」「NBA 2K11」なども対応が発表された。

 ハード自体を再購入することなく、ハードの新しい機能がアップデートされるという、まさに新しい時代のアップグレードである。また、この時点での家電(テレビ)との連携は、家電メーカーならではのソニーでしかできない新機軸ともいえよう。

2 PlayStation Move

 プレイステーション 3用モーションコントローラ、正式名称「PlayStation Move」の具体的なローンチ情報が開示された。北米では9月19日、欧州では9月15日、日本が10月21日に発売すると発表した。

 E3会場のWestホールの入り口前にも「This changes everything(これですべてが変わる)」と大きな広告を出していた「PlayStation Move」。北米での価格は49.99ドル(約4,500円)、日本では3980円。Wiiでいうところの「ヌンチャク」コントローラにあたる「PlayStation Move Navigation Controller」が29.99ドル。また、この場では発表しなかったが、センサー部分にあたる「PlayStation Eye」(既に発売済のEyeToy カメラ)は29.99ドル。MSのKinectが150ドルと噂されている中では合わせると妥当な額であろうか。

 何がそろえばこのモーションセンサーが遊べるのか? がいま一つ説明不足だったと感じた。2つのコントローラを使うゲームソフトでは2個買わなければいけない。家族で遊ぶタイトルでは人数分が必要である。Navigation ControllerとMoveの組み合わせ方によって遊べるゲームが限定されることもあるのか? など、まだまだ不明なことも多い。

 なお、ソフトと同梱される場合は99.99ドル。ハード(PS3)との同梱の場合は399.99ドルとお得な値段設定になっている。

 PlayStation Moveのラインアップは発売時に20タイトルほど準備されているという。6つのスポーツゲームを集めた「Sports Champions」、ハリーポッターの杖を彷彿とさせるアクションゲーム「Sorcery」、コントローラをクラブに持ち替えて行うリアル系ゴルフゲームとして「Tiger Woods PGA Tour 11」などがデモンストレーションされた。

 また、「SingStar: Dance」、「echochrome(無限回廊)II」、「EyePet」、「SOCOM 4」などのフランチャイズゲームの続編もこのPlayStation Move対応で発売されるとのアナウンスもあった。

3 その他のラインアップ

PS3独占タイトル

・「Gran Turismo 5」:SCEが発売日未定のまま延期していた同タイトルだが、ようやく満を持して2010年11月2日に発売とアナウンスされた。
・「inFamous 2」:SCEから前作の大ヒットを受けて続編の発表があったが、2011年の発売予定だ。
・「Final Fantasy XIV」:スクウェア・エニックスから発売される本格的MMORPGということで、2010年の発売が見込まれる。
・「Little Big Planet 2」:PS3ではUGC(User Generated Contents)の代名詞とも言われる同タイトルの続編が発表された。会場ではデモンストレーションも行われた。2010年11月発売予定。
・「Twisted Metal」:PlayStationの長い歴史とともに歩んできた同フランチャイズの復活が発表された。2011年に発売予定。

PS3一部独占タイトル

・「Medal of Honor」:EAから10月12日に発売予定。2002年にPS2で発売された「Medal of Honor: Frontline」をHD版にリマスターしたものも入っている。この仕様でのパッケージはPS3エクスクルーシブである。
・「Dead Space 2」:同じくEAから2011年1月に発売予定。PS3版ではMoveに対応した「Dead Space:Extraction」を含むスペシャルバージョンになっている。
・「Mafia II」:2K Gamesが2010年8月に発売予定。PS3向けにエクスクルーシブミッションを含んでいると発表。
・「Assassin's Creed: Brotherhood」:UbisoftのAssassin's Creedシリーズ最新作。2010年11月16日発売予定。やはりエクスクルーシブミッションがある。また、マルチプレイヤーβテストはPS3のみが対象となる。

その他PS3タイトル

・「Portal 2」:今までPC、Mac、Xbox360にしか供給していなかった開発会社Valve社が、初めてPS3も対象プラットフォームにリストアップした。発売は2011年の見込み。このタイトルでは同社が運営するPC向けゲームポータル「Steam」において行っているコンテンツサービスも追加するとのコメントがあり、会場を沸かせた。

PSPタイトル

・「Metal Gear Solid: Peace Walker」:つい先日6月8日にコナミより北米でも発売された、小島プロダクション制作の「Metal Gear」シリーズ最新作。
・「Tron Evolution」:3DCGを駆使し、現在によみがえった映画 『Tron Legacy』。その映画に先立って発売されるアクションゲーム。2010年11月にDisneyより発売予定。
・「UFC Undisputed 2010」:2010年に5月にPS3/Xbox360向けに発売された「UFC」シリーズ最新作のPSP版。2010年9月14日にTHQより発売予定。
・「Ace Combat: JointAssault」:PSP向け「Ace Combat」シリーズ第二弾。40種以上の戦闘機を操ることができるフライトアクション。2010年8月発売予定。
・「Hot Shots Tennis Get a Grip」:「みんなのテニス」の北米版。2010年6月29日に発売予定。
・「Madden NFL 11」:EAより発売されているアメフトの人気シリーズ「Madden」の2011年度版。 本作も多くのマルチプラットフォームで2010年8月発売予定。
・「Patapon3」:リズムに乗って敵を倒す新感覚アクション「パタポン」シリーズの3作目。2010年9月4日発売予定。
・「EyePet」:PS3でも発売されているバーチャルペットゲームのPSP版。2010年10月発売予定。
・「Kingdom Hearts: Birth by Sleep」:日本では2010年初頭に発売されたディズニーキャラが登場するアクション、「Kingdom Hearts」シリーズ最新作。2010年9月にスクウェア・エニックスより発売予定。
・「Shin Megami Tensei: Persona 3 Portable」:プレイステーション2で発売された同名タイトルのPSP版。2010年7月6日にアトラスより発売予定。
・「Ys: The Oath in Felghana」:PC版で好評だったアクションRPG「Ys: The Oath in Felghana」のPSP版。日本では2010年4月に発売されており、北米ではXseed Gamesより2010年中の発売が予定されている。

4 PlayStation Plus

 PSNにおける有料会員サービスの発表もあった。Xbox 360におけるゴールドメンバーサービスに匹敵するものだ。年間の会費は50ドル、3カ月であれば18ドルとの発表だった。同サービスに加入すれば、体験版の早期入手や、β版に優先的に招待されたり、無償でカスタムテーマが提供されたりとメリットが大きいと言う。2010年6月29日サービス開始。

●E3まとめ

 Expo会場の様子は前編に記した通りであるが、特出すべきはActivisionの不在は大きかったといことであろう。ESAとの確執を解消して、来年は戻って来てくれることを切に願うところだ。ここではプラットフォーマのカンファレンスを中心に、全体をまとめてみよう。

1 やはりニンテンドー3DS一色だった!

 やはり、注目は「ニンテンドー3DS」だった。手にした誰もが興奮を隠せない様子だったのだ。批判めいていることを語る人はほとんどいなかったのも驚きだった。発売時期と価格が未定なところは気になるが、今回のE3ではダントツのインパクトをもって捉えられていたのは事実。手に触れた人が眼をキラキラさせて「すごい!」と語る姿をいく度ともなく目撃した。

 また、ゲーム機メーカーと強く印象付けられていた任天堂が、映画会社とのタイアップで映画を供給する、という発表は大きな驚きを持った。「すれちがい通信」の強化などもそうだが、さらに何か隠し玉を持っているのでは? との憶測を語る人々もいるくらいであった。

 ただし、ハードのローンチ時につきものであるオリジナルタイトルの欠如を強く感じた。任天堂のラインアップを見ても、大きなフランチャイズの続編に終始している感は否めない。この危惧の元は、ごく一部の見方だが、ニンテンドー3DSでは「旧ソフトの焼き直し」が頻発されるのではないか、との懸念が聞こえてくるからだ。前述の通り、立体視部分は上スクリーンのみ、と言うことを考えると、上スクリーン部分だけで表示していたムービーなどを3D化するだけの旧作のアップグレードバージョンが横行する可能性も秘められているからだ。

 シリーズものではない「3DSでしか遊べない」ソフトの出現を強く希望するところである。

2 モーションセンサーコントローラ

 マイクロソフトの肝いりのモーションコントローラ、Project Natal改名「Kinect」は好意的に捉えられていた。Wii Fitを彷彿とさせる「Your Shape: Fitness Evolved」や「Dance Central」などは、コントローラやボードなどでは実現できないkinectらしさを追及しており、キラータイトルとなる可能性を含んでいる。

 残念だったのは、発売日のみの発表で、価格はアナウンスされなかった。また、音声認識に関して、日本語を含めた多言語対応がどれほど進んでいるのかは、これから要チェックだ。

 一方、SCEの「PlayStation Move」は発売日も価格も明確にしていたのは立派だった。SCEだけがすべてをクリアにしてくれていたことになる。ただし、コントローラの組み合わせなどがいま一つ分かりにくく、ゲームソフトを遊ぶにはどれをそろえればいいか? など、ライトユーザーをターゲットにしているにしては複雑な気がした。

 いずれにしても、既にWiiに凌駕されている同市場において、ハイスペック機を使わないとできない仕様の魅力的なラインアップをそろえて行くことがマイクロソフト、SCEに課せられた課題であろう。

3 立体視3Dの行方

 今回のE3での話題と言えばもうひとつ、立体視であろう。SCEのカンファレンスでもフィーチャーされたが、家電における立体視3Dテレビの進化にいち早く対応しているソニーが光っている。映画「アバター」のヒットによって、この流れは大きくなっている。ただし、この技術は、ユーザー側からのニーズと言うよりはメーカー側の思惑の色が濃いところが気になるところだ。

 現在の3Dテレビは購入費用も非常に高額であることに輪をかけて、3Dメガネを必要とする。「家でくつろいでいる時にメガネをかけてテレビを見るだろうか?」との議論はどこでもされている話だ。現在では、この3Dテレビは過渡期の技術と認識している人も多く、いずれはメガネをかけずに立体視が楽しめる日が来るのではないかと読んでいる人もいる。そういった意味では「先駆者利益」に賭けたソニーはあっぱれと言えよう。

 一方、画面が小さいスクリーンで、メガネをかけないで簡単に3Dを体験できる任天堂の対応は、このテレビ技術の進化に影響されない携帯ゲーム機で実現しているところは、やはりあっぱれであろう。

 技術の進化がユーザーの取り込みに結びつくわけではないことは既に周知の事実である。その技術を使ってどのようなコンテンツを供給して、ユーザーに驚きや楽しさを供給できるかがカギであることは普遍的なコンセンサスである。【記野直子,ITmedia】

【6月29日16時54分配信 ITmedia Gamez
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100629-00000051-zdn_g-game
 
   
Posted at 17:48/ この記事のURL
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