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おたふく 風邪

おたふく 風邪というのは病名にしては、何故かほのぼのとした響きを感じさせます。

この病気の根源であるムンプスウイルスにしても、耳下腺炎を起こした患者がぼそぼそ話すことに由来しているのではないか、という報告もあるようです。

ぼそぼそ話=mumbleと説明されていますが、mumbleの発音記号は mAmblで、カタカナ表記すればマンブルでムンプスではないのですが・・・

もっとOxford Advanced Learnersで説明すれば、
speech or words that are spoken in a quiet voice in a way that is not clear
とあり、聞き取りにくく静かに話される言葉、会話とあり「ぼそぼそ話」は適訳でしょう。

であれば、「ぼそぼそ話ウイルス」でも良さそうなものですが・・・

おたふく 風邪とは、このムンプスウイルスの感染による小児の急性感染症で、耳下腺を主とする唾液腺が腫脹するので流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)とも呼ばれています。

潜伏期間は14日から18日前後で、発熱、頭痛、倦怠感などの症状が出た後、通常は両側の耳下腺が痛みを伴って腫れます。顎下腺や舌下腺もしばしば腫れます。38〜39℃の発熱が3〜5日間、腫脹は3〜4日間続いた後、次第に消失します。

ワクチンが開発される1967年以前では、小児の疾患として全世界で一般的でした。
ワクチン予防が実施されない発展途上国では、今日でもおたふく 風邪は恐るべき病気なのです。

おたふく 風邪 その2

おたふく 風邪とは病名にしては、何故か、ほのぼのとした響きを感じさせますと前ぺ−ジで述べましたが、この「おたふく」という言葉がその要因でしょう。

おたふくとは、

顔立ちが丸く額が前方に出ていて、頬が膨れた鼻の低い女の顔の面。醜い顔の女性を罵っていう語。お多福風邪の略。阿多福面。おかめ。

と解説されていますが、おたふく風邪の症状として、「耳下腺を主とする唾液腺が腫脹する」ので、「頬が膨れた」ように見え、発熱するので「おたふく風邪」と命名されたのでしょうか・・・

おたふく = おかめ とも解説されていますが、何故、おかめ風邪では無く、おたふく風邪と命名されたかを解説するものは見当たりません。

おたふく、またはおかめを解説するものを要約すると;

目が細く、色白で、どこか色っぽいうえに愛想のよい福々しい顔相です。お多福(たふく)ともよばれ、正月の縁起物の熊手(くまで)などに飾り着けられました。
古代においては、太った福々しい体躯の女性は、災厄の魔よけになると信じられ、ある種の「美人」を意味しましたが、美女の相でないので、時代の時代の変遷により美意識も変化し、下膨れの醜女をお亀(かめ)とかお多福といって侮蔑(ぶべつ)することばともなってしまいました。

というこで、不美人をさす蔑称としても使われますが、多くの福を呼ぶ顔の女性という意味からの「お多福」のイメージは、やはりほのぼのとした暖かいイメージです。

おたふく 風邪 予防 接種

おたふく 風邪に対しては特化した治療法は存在しません!!
輸液療法、鎮痛・解熱薬の投与などの対症療法となります。
ということは、おたふく 風邪には「 予防 」がもっとも重要な対処療法となります。

おたふく 風邪の予防には、予防接種ということになりますが、予防接種には、定期接種と任意接種があります。
おたふく風邪ワクチンは、日本では1981年から一歳以上の子供への任意接種として開始されました。

定期接種が、感染すると重症化したり、感染力が強い感染症の予防のために、国が定めている予防接種であるのに対し、おたふく風邪ワクチンは、出来れば受けるべき、とされている任意接種の予防接種です。

そもそも、予防接種とは、感染症を予防するために「ワクチン」を接種することなのです。

ワクチンを接種すると、体の中に病原体と戦う抗体ができます。ワクチンは病原体である細菌やウイルスから作られています。

あらかじめワクチンを接種し、「免疫を得る」ということは、抗体を体内に作らせたり防御機能を作っておくことで、病原体が体内に入ってきても発症しなかったり、かかったとしても軽くて済んだりすることです。

予防接種の有効性の指標として、「抗体陽転率」があります。おたふく風邪ワクチンは世界各国で開発され、 Jeryl Lynn株というワクチンが現在最も広く使用されていますが、これの抗体陽転率は、80〜100%です。

この他に日本で現在市販されているのは、鳥居株、 星野株、 宮原株の3株だそうです。

おたふく 風邪 予防 接種を受け、抗体が出来ているか(抗体が陽転している)どうかは、病院によっては、頼めば調べてもらえます。費用は自己負担となります。

おたふく 風邪 大人

通常おたふく風邪の好発年齢は2〜5歳ですが、大人(成人)が、おたふく風邪に罹った場合は、重い合併症を起こす感染症となります。

思春期以後の男性では、約20〜40%に睾丸の痛み、睾丸が拡大するという症状の、精巣炎(睾丸炎)を生じますが、両方の精巣が侵されることは少ないため、不妊症に発展することは稀の様です。

そのほか、難聴、膵臓炎、卵巣炎、心筋炎、甲状腺炎、腎炎、肝炎、関節炎、溶血性貧血などの合併症がまれにあります。

妊娠三ケ月までの妊婦が感染しますと、胎児死亡の原因になります。

自分のおたふく風邪の抗体検査は、可能ですが、ウイルスの構成成分に対する中和抗体、ELISA抗体、CF抗体、HI抗体等、抗体により差がありますので注意が必要です。

おたふく 風邪に対しては、特化した治療法は存在しませんので、過去におたふく風邪に罹ったかどうかがはっきりしない大人の場合であっても、予防接種をすることをお薦めします。

おたふく 風邪に対する抗体がある人にワクチンを接種しても、問題となる副反応を生じることはないと考えられていますので、罹っていないと仮定して予防接種(ワクチン接種)をしても良いと考えられます。
P R