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September 28 [Wed], 2011, 3:47
相談役「お入りください」私「失礼します」相「おかけください」私「」相「今日はどんなことでお悩みでしたか」私「悩みごとがないんです」相「はい」私「悩みごとがないんです」相「ではなぜ今日ここにいらしたんですか」私「悩んでいるからです」相「どっちですか」私「悩んでいます」相「どういう意味ですか」私「悩みごとがないことに悩んでいるんです」相「良い事じゃないですかそれは。悩むことの無い人生なんて、理想の塊ですよ」私「でもそれではいけません」相「なぜですか」私「まわりの皆は毎日のように頭を抱えて、いろいろな悩みと直面しています」相「あなたと同年代の若者でそういうことを考える方はたくさんいらっしゃいますからね」私「私も皆と同じように色々悩みたいです」相「ほうなるほど」私「特に人間関係にいてとか色々悩んだりしてみたいですね」相「人間関係ですか」私「はいそうです。人間関係っておもしろいですよね」相「あなたは人間関係のどのあたりがおもしろいと感じていらっしゃるんですか」私「ああいうのってけっこうドロドロしてるじゃないですか」相「ええ」私「今まで自分はそういうことに今まで首を突っ込んでこなかったんですけどね」相「」私「実は今までに、人間関係の{相談}を受けることは今まで何回かあったんですよ」相「そうなんですか」私「でももうそれも飽きちゃいましてね。いまでも傍観者っーのはさすがに疲れました」相「傍観者に疲れたまりそれは」私「トラブルの元凶になりたいってことですかね」相「元凶ですか」私「はい。元凶です。{根}と言いましょうか」相「何故元凶になりたいと思うのですか」私「それでこそ青春だと思うんですよ」相「青春ですか」私「こういうトラブルを起こして、自分はどうすればいいんだとあーだこーだ考えて、ある者は私を嫌いになり、ある者はひどく傷き、そしてある者は私との仲が逆に良くなり」相「」私「こういう波乱万丈な出来事を、私はやってみたいんですよ」相「贅沢な悩みですね」私「自分はそうとは思いませんよ。ずっとそれで苦しんでるんですから」彼はヘラヘラ笑いながら話を続けた。私「でもね、生き方って中々変えられないんですよ」相「」私「今までそういうトラブルは起こさないよう、極力注意しながら生きてきたんでね。トラブル起こせっったって無理なんすよ」相「トラブルは自然に起こるものですからね、起こそうと思って起こすものではありません」私「いやそういうことじゃなくてなんーかわかりませんかね」相「」私「その引き金になるような出来事すらできないんですよ」相「」私「友人と対立したり、恋人ができたり別れたり、それだけでもう引き金なんですよ。自分が思うに」相「それらのことすべてが今まで一度も無かったと」私「全くではありませんが、ほぼありませんでしたね。ってかほぼ0です。極力敵は作らないように生きてきましたし、モテる努力もしませんでしたから」相「敵を作らないようにというのはまぁ良い事だと思いますが、モテようと思わないというのは何故ですか」私「同姓の話ですが、モテようとかっこけたりするや見ててムシャクシャするんすよ。正直ぶっ殺してやりたくなります」相「すいませんが声を抑えてください。一応病院ですんで」私「ごめんなさい。でも本当に腹が立んです」相「何故かわかりますか」私「わかりません。私が生まれきかっこよくなかったからなのかもしれません。どちらかといえば、自己を犠牲にして回りを明るくさせるような「お笑い芸人」みたいな人の方が好きです」相「ふむ」私「それに比べてちゃらけてるやときたら自分のことしか考えてなかったり、他人を見下したりね。ほんと最低ですよ。あんなやらにはなりたくないですね」相「そういう考えをお持ちなんですかなるほど。失礼ですが、偏見のようにも聞こえます。が、そういう考え方もありなんじゃないですか」私「偏見ですかごめんなさい。本当は嫉妬してるだけなんだと思います。自分、モテませんからはは」相「そう気を落とさずに。しかし、お笑い芸人みたいな生き方とおっしゃいましたが、その生き方も私が思うに、かっこいい生き方だと思いますよ。全然恥じることは無いと思われますが」私「でもそれでは、最初に戻りますが一生{元凶}になんかなれないんですよ。カウンセラーやってるあなたならそれがわかるでしょう」相「」私「わからないですか」相「対立もせず、恋愛対象としても見られないからですね」私「ま、そーゆーことよ。いもいろんな人にぺこぺこ頭さげてりゃ敵はできねーし、無論そんな情けない奴を恋人にしようなんて思う人もいないだろうし」恥ずかしいことに、言葉が詰まってしまった。何て返事を返せばいいかわからなくなってしまった。そして出てきた言葉がこうだった。相「正直、自分はそれでいいような気もしますよ」少しの間私「いやだからそれじゃあ」相「じゃああなたにとって他に生き方があるんですか」私「無いですよ。っていうかできないから困ってるんです」相「でもその生き方はあなたの立派な長所です。っていうか、あなたはその生き方が一番良いと思ったことはないんですか」私「あ、いえそれはまぁその時は思ってましたけど」相「それがあなたの生まれながらにして天に与えられた{立ち位置}ですよ。カウンセラーやってる自分がこういうこと言うのもなんですが、それが運命です」私「」相「大事なことは{立ち位置}ではなく、{成長の過程}です」私「成長の過程ですか」相「自分の立場は生まれながらにして決まってる。そう考えているんですよ。男と女のように、はっきりとした形で、しかもそれは変えれないものとしてね。」私「」相「でもね、そこでその運命にどれだけ抗えるか。そこが大事なんですよ。自分の立ってる場所は変えられないけど枝がどの方向に伸びるかは変えられる。私「」相「あなたの生き方(スタイル)はもう変えられない。でも、そこからの努力次第では何かを守るために誰かと戦うことだってあるだろうし、恋人だってできると思うですよ」私「何を守るんですかこの容姿性格の自分を好きになってくれる人間なんているんですか」相「それこそ恋人を守ったり、自分の威厳プライドを守ることも大事です。そして、そんなあなたを好きになってくれる人は絶対いると思いますよ」私「そうでしょうか」相「きっとそうですよ。もっと自分に自信を持ってください。そのままのあなたでも、きっと自分自身に満足できる日がきっと来ますから」私「ほんとですか」相「ほんとです。今はとにかく自信を持ってください。彼女だってきっとできますよ」私「ありがとうございます。」相「じゃあ今日はこのへんで、終わりにしましょうか。長い間お疲れ様だったね。話を聞かせてくれてありがとう」私「こちらこそありがとうございました。ではこのへんでお疲れさまでした」相「よかったらまたこの病院へ来てください。あなたのその後も是非お聞きしたいものですから」私「わかりました。約束しましょう」相「では、また会う日まで」カルテに「私」とだけ書いたあの患者はそういってカウンセリング室から出て行った。自分はもう18年この病院でカウンセラーをやっている。そういう立ち位置だったんだろう。改めてそう思う。カウンセラーは人にアドバイスを送る存在であり、直接人を解決策に導く職業ではない。アドバイザーだ。悩みを解決するのはやはり本人なのだ。逆に言えば私のようなカウンセラーが直接悩みを解決したって何も解決せず、成長もない。患者本人が努力することにより、初めて彼らは成長する。だからその成長に水をやるのが私達の仕事だ。そしてふと思うことがある。いまでこの仕事を続けるんだろうと。気がけばいも人の話を聞いてばかりだった。自分の話を誰かに聞いてもらいたい。最近そんなことを思っている。もう年だ、気づけば自分は何も変わってなんかいなかった。日々の生活に色が無くなってく錯覚。セピア色の景色、乾いていく内心。もういいんじゃないか俺が動いても。時間は待っちゃいないんだぜ今からでも遅くない。やることをやろう。時間を無駄にするのには飽きた。もっと充実させよう。リアルを。この手で。SM
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