君は何時も僕に望む。
一度で良いから、そう云ってと。
キミがスキ。
その五文字で、空気を震わせて、と。
可愛い声で、時に寂しそうな声で僕に伝える。
僕はそれを伝えない。
想っていても、伝えない。
伝えたら それはキミに、僕に対する呪文に成る様な気がして
僕は、伝えない。
もし キミがそれでも聴きたいとせがむのなら
僕はこの耳を潰そう。
このおぞましきこの声が
この恥ずかしいぐらいのこの感情を
可愛いキミに伝えるなんて、耐えられないから。
それでも云って欲しいなら
僕の耳を潰しておくれ
キミの可愛い声で
僕にそっとお願いして頂戴。
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