鉄コン筋クリート 

2013年09月28日(土) 2時50分
鉄コン筋クリート

(鉄コン筋クリートは松本大洋の漫画を原作とした、劇場アニメ。2006年公開。ネコ、と呼ばれる少年、クロとシロは驚異的な身体能力を持ち、それで街中を自由に飛び回ることができた。義理と人情、そしてヤクザがはびこる街、宝町で暮らす彼らはスリなどをしてどうにか二人で暮らしていた。そんなある日、開発という名目で地上げ屋のヤクザや殺し屋三人組、そして蛇という謎の男が現れ、街は不穏な空気に包まれる。そして実態不明の“子どもの城” 建設プロジェクトが立ち上がり、宝町は抗いようのない変化の渦に巻き込まれていった。 Wikipedia参照

予告はこちら。

Youtubeより)

 眠いですが、もう一つだけ。

 珍しくあらすじがパリッとまとまった気がします。Wikipediaのおかげか。もう四回くらい見たかな、鉄コン筋クリート。アニメなんてジブリしか見ないもん、っていう人もぜひ見てほしい一作。あぁ、でもちょっと暴力描写が過激なので気を付けてほしいかも。

 予告いいですね、格好いい! この予告見てもらえれば、キッと好きな人にはピンとくるであろうこの感じ。本当に格好いいアニメだと思います。

 それで予告の最後に言っているんですけれども、このアニメってやたらと声優陣が豪華なんですよ。主役のクロは嵐の二宮和也、シロは蒼井優。アイドルと女優さんか、見ても上手じゃないだろうな、と思う人もいると思うんですけれど、その心配は本当にないです。クロはね、とにかく格好いいし、シロはとにかくかわいい! 誰が声だなんて気にならないですよ、だってクロはクロだしシロはシロじゃない? ってなりますから。

 と、こんな風にごり押ししておいてから、そろそろ見どころというか好きなところぼちぼちやって行きますね。眠いのでファイトクラブよりずっとローテンションです。

 ええっと、ですね、見どころその一は、画面の動きです。

 この物語の主人公クロとシロですが、彼らはネコって呼ばれていて、めちゃめちゃ身体能力に優れているんです。そのため、びょんびょん飛ぶ。飛ぶって普通跳ぶって字なんですけれど、もう彼らの場合は鳥と一緒、飛びます。

 そういう時のあの高いところからスピード感出しながら、あのごちゃごちゃした街を見下ろして飛んでいくシーンっていうのがちょいちょいあるんですけれど、私はあのシーンがすごく好きです! 

 あれ、でもなんで好きなんだろう。

 うーん、たぶんまずごちゃごちゃした街並みが好きなんですよね。暮らすのは嫌だし絶対に訪れたくはないんですけれども、すごく街並みが細かく書き込まれていて面白い。店の名前とか、後懐かしの公衆電話とかあったり、店先にゲーム機見たいのがあったり。あと、よくわからない象だったり猫だったりが飾られている建物も面白いですね。それに、ただ歩いているときにそういうのが見えるんじゃなくて、飛んでいるときにもきちんとそう言うのが見えるのがすごい。上から見て、あ、あの建物ここにある(先ほど言った象とか猫などの特徴的な建物)とわかる感じが。

 あとは飛び方かなぁ。飛行機みたいなすごく高いところではなく、鳥に近いけれど飛んでいるというより落ちているに近い感じのあの浮遊感とスピード感。恐ろしいと思うんですよ、普通の人からしたら。私は特に高所恐怖症なので滅茶苦茶怖いです、あの状況。それを易々とやる彼らは私に、見たことのないアングルで上から街を見せてくれます。それこそ、本当の鳥のように。

 ああいう景色って趣味がスカイダイビングですって人くらいしか見れないだろうなぁ。それもあんな細かい街を。そういう普段絶対に見れない世界とスピード感がすごくいいと思います。

 あとは、、眠くて著った頭廻っていないんですが、人間味がいいですね。

――俺、不感症ですから。

そういうやつがいるんですよ、沢田っていう。なるべくストーリーには触れないようにしますが、沢田の話がしたい、私は!

 でね、沢田っていうのは本当に最初はしれっとしててちょっと嫌な感じの頭だけはいいよねっていう奴なんですけれども、シロと関わって行くことで少しずつ変わって行くんですよ。私シロもすごく好きなんですけれども、ともかく彼は純粋でそして私たちの分からない世界に住んでいる。彼のそう言った感性に少しずつ影響されて、沢田は本当にいい奴になります。そういう人間味が、鉄コン筋クリートにはありますね。あとはネズミと木村の話だとか。

 すごく難しいんですけれども、人間関係とか既存のそう言った物の描き方が上手いと思うんです。新しい人間関係を作って、そこから少しずつ仲良くなっていく話って描くの簡単だと思いません? 簡単じゃないですよね、絶対。簡単なものなんてないと思います。

 けれども既存の人間関係を分からせるってずっと難しいと思うんです。ネズミは木村の親分です、クロはシロの兄貴分で面倒を見てくれます。って、言葉にしたらそれで終わりだしそれ以上に何も伝わらない。だから、何気ない言葉とか仕草とか行動とかでこの人たちはどう言った距離感でどんな思いを持って向き合っていてどのくらい仲がいいのだろう、ということを示していくんです。

 例えばですけれども、さして親しくのない人がそばの私物を取ってくれた時、はい、と手渡してくれたら普通ですけれど、はいって投げてきたらどう思います? イラって来ません? もちろん、投げる物にも寄ると思うんですけれども、これが親しい人ならば違いますよね。あ、そこの上着とって。はい、って投げられてもありがとう、で終わると思うんですよ。それが許されるのってやっぱり親しいからなんですよね。

 この件って関係あるんでしょうか……。

 ま、まぁ、そう言った既存の人間関係を表すような細かい丁寧な描写が見られていいよ、っていうことです。もうやめよう眠い!

 では最後に、一つだけの文句。

 この鉄コン筋クリート、原作を読んでみた人ってどのくらいいるんでしょう。私実は原作見たことないんですよ、土下座したいレベルのにわかなんですよ。でもね、十分楽しめます、ただ一つ以外は。

 原作でどう描かれているか分からないんですが、後半のクロの流れをきちんと理解した人っているんでしょうか。クロの心の中で、たぶん自分自身との葛藤みたいなのがあるんですけれども、ここって原作をちゃんと知っている人じゃないと多分スッと理解できない。うん?? という感じになるイメージの入り方をするんですよ。現実なの? 現実じゃないの? こいつ何急に出てきて? そうなるんですね。今はちゃんとわかっているんですけれども。

 映画って、特にアニメって、こういうことがしばしばある気がしますね。回想とか夢とかあとは心の中だとか、そういう物のぶちこみかたが下手なのと上手いのがあるような。鉄コン筋クリートは意味が分からない、というほど下手ではないけれども、あまり上手でもないと思うんです。とにかくクロの心の中のシーンが良く分からなかった。なんであの背景と化ああいうシーンにしたのかも。難しいですね、こういうのは。けれども、あんなにきれいな画面だったんです、もっとここもうまい入り方があった気がします。

 因みに、抜けた方はすごくいいです。

 こんなちょっとうん、となるところはありますが、鉄コン筋クリート、基本的には名作だと思います。名言もいっぱいあるし。私はやっぱり好きなアニメの一つに入れてしまいたくなりますね。ぜひ、興味が出た人は見てみてください。

 ま、こんな感じで鉄コン筋クリートは終わり。私は寝ます。


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見た映画観たい映画の覚書、忘れちゃうの嫌だけど忘れちゃうから。たまに音楽とかドラマとかいろいろ
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