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HD動画は実用レベルか?――ドコモ「F-06B」「N-04B」「SH-07B」で撮り比べ / 2010年07月07日(水)
 NTTドコモのハイエンドモデルのカメラは春モデルの時点で10M(つまり1000万画素)を超え、いつの間にか12Mは当たり前になり、とうとうHD動画も撮れるようになった。

【拡大画像や他の作例を含む記事】

 本職デジカメでも画素数が多いもので1400万画素、少ないもので1000万画素なので、完全に追いついている。HD動画も現在デジカメ界のトレンドであり、ケータイも追随してきた。そんなわけで今回は、「1000万画素超の画質はどこまで本職デジカメに迫ったのか」「ケータイのHD動画は使えるか」の2点に注目した。

 今回取り上げたのは「F-06B」「N-04B」「SH-07B」の3モデル。

 NECのN-04Bは1220万画素のCMOSセンサー、富士通のF-06Bは1320万画素のCMOSセンサー、シャープのSH-07Bは1210万画素のCCDセンサーを搭載している。それぞれレンズは28ミリ相当の広角だが、スペックが微妙に違っていて面白い。記録画素数はSHとNが4000×3000(12M)なのに対し、Fが4128×3096(12.8M)でちょっと多い。

●10M超の画質はデジカメ並みか

 まずは4枚の写真を撮ってみた。

 ※作例写真
 →http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1007/06/news030_2.html

 4番目はゲスト参加した、キヤノンのIXY 30Sで撮った写真。1000万画素の裏面照射型CMOSセンサー搭載最新モデルだ。あえて画素数の少ないモデルを比較用にぶつけてみた。オートモードで撮影している。

 等倍にして比較すると、本職デジカメとの差がかなり縮まっているのが分かって面白い。一番写りがシャープなのはF。ディテール描写が甘い、というよりややのっぺりしてざらついてしまってるのがN。一番いいレンズを使ってるのがIXY(当たり前だけど、日光が反射しているエンブレム辺りを見るとよく分かる)。逆に四隅の劣化が気になったのがN(右下隅を見るとよく分かる)。発色がナチュラルなのがSHという感じかも。

 続いて別のシーンを。人工的な直線が多い風景だ。

 ※作例写真
 →http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1007/06/news030_2.html

 これも等倍で比較すると機種ごとの差は出ているが、L判へのプリント(2〜300万画素で十二分)やPCモニタへのフルスクリーン表示で差を感じるのは難しい、というか、どれでもOKなレベルだ。

 逆に言えば、1000万画素ってオーバースペックじゃないだろうか。この画素数が必要なシーンって……A3以上のサイズでプリントするときや、あるいはどうしても撮った写真の一部を拡大して見たいときくらいじゃないかと思う。大きくプリントする予定がないなら300万画素あたりに設定して、オーバースペックな分をデジタルズームに使った方が幸せかもしれない。

 むしろ、気にすべきは別にある。例えば、こんなとき。

 ※作例写真
 →http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1007/06/news030_2.html

 Fだけホワイトバランスが少しずれている。どうもホワイトバランスに少しクセがあるようで、シチュエーションによって赤系が弱いことがあった。上のは極端な例。それが同じアジサイ系でもこちらの写真ではまったく気にならない。

 微妙な問題である。室内で撮るとホワイトバランスの特性が出やすい。

 どれもオートで撮影。Nはやや赤みがあっておいしそう。ほかの2つは少し青白いハートのホットケーキ。SHの場合は料理モードにした方がいいかもしれない。NとSHは料理モードで、料理モードのないFは標準で撮影した。よく見るとFは手ブレしてるが、これは私が手ブレ補正をオンにし忘れたせいです。陳謝。

 NとSHはオート(自動シーン認識)時に料理も自動認識するが、基本的にお皿など食器全体が構図に入っているケースのみ。近寄って撮るときなどは手動で料理モードにするといい。見てのとおり、Fだけちょっと青白くておいしそうじゃない。だが、完全な室内灯のみの環境では、Fもきれいなホワイトバランスを見せてくれる。

 色温度を変更できるLED電球を使い、「昼白色」と「電球色」で撮り比べてみた。まずは昼白色で。

 どれも色はきれいに出ている。SHだけ手ブレ補正なしなので、オンの作例も。

 手ブレ補正をオートにするとISO感度がちょっと高めになる。オート(強)にするとさらにISO感度が高くなり、シャッタースピードが上がるので、手ブレも被写体ブレも防ぎやすくなるという仕組みだ。

 次は電球色で。

 色温度が低い環境下では差がはっきり出た。Nだけが全体に黄色っぽさが残っている。

 最後にさくっといつものやつを。

 ※作例写真
 →http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1007/06/news030_2.html

 昼間の屋外で一番安定してきれいな色が出ているのはSH。Nは四隅の画質低下が気になるという感じだ。

●フレームレートで差が出たHD動画撮影

 今回のもう1つのテーマがHD動画である。

 FとSHがフルHDサイズ(1920×1080ピクセル)、NがHDサイズ(1280×720ピクセル)の動画を撮ることが可能だ。3モデルともファイルは3gp形式で

動画の圧縮はH.264。音声はモノラル。

 気になるフレームレートはFとSHが秒24コマ。Nは秒15コマだった。Nだけちょっと劣る。画像サイズよりフレームレートの違いは大きい。

 NTTドコモのF-06Bの紹介サイトでは、フルHD動画の保存にはClass4以上のmicroSDカードを推奨している。確かにフルHD動画はデータ量が大きいので、microSDカードの速度は重要だが、microSDカードを買うときにClassまで気にしてる人ってどのくらいいるのだろうか。ともあれ、フルHD動画を撮ってみたい人は、これを機にClass4以上のものを1枚買うのがお勧めかも。

 遠距離と近距離でそれぞれ動画を撮った。

 ※動画作例
 →http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1007/06/news030_3.html

 Nの動きがカクカクなのはフレームレートが低いから。ただ、FもSHもHDビデオカメラ(1920×1080ピクセルで60iのもの)に比べるとかなりぎこちない。それでもがんばっているのはFの方かな。

 SHの猫動画で猫の身体の右側に紫の筋が見えるのはCCDならではのスミアと呼ばれる現象。CCDを電子シャッターで使った際、強い光があると漏れた信号がこのように出てしまう。静止画の撮影時はメカシャッターで光の漏れを抑制しているので、スミアは発生しない。

 なお、Nはハイスピード動画機能も持っている。高速で撮影し、通常速度で再生することで超スローモーション動画を撮る機能だ。

 ノイズで乱れているのは暗い場所だから。晴天下だともっときれいに撮れるはず。

 お次は室内の近距離で猫の動画を撮った。

 夜の室内なので感度を上げて撮ることになり、ノイズが増えている。その中でも頑張っているのはF。SHは動画撮影中もしっかりAFが働いている点に注目したい。

 なお、HD動画を撮るときは記録先がmicroSDになる。また、どのモデルもファイルサイズが大きくなり過ぎないよう連続撮影時間に制限(あるいはファイルサイズ制限)が設けられている。これは設定で増減したりなくしたりできるので、そこを最初にチェックすること。そうしないと、肝心なときに録画終了するはめになる。

●さくさく使うのならN-04Bがお勧め

 ケータイのカメラでは、撮りたいときすぐ起動できることと、保存に何秒も待たず、すぐ次が撮れることがとても重要になる。公平を期すために、すべてソフトキーに割り当てられているカメラキーを押すという条件で起動時間を測ってみた。

 その結果、Fは2.5秒。SHは約4秒。Nは1.7秒だった。

 どれも状況によって起動速度は変わってくるが、総じてNは超高速。「瞬撮」というだけのことはある。SHはちょっと待たされる感じだ。

 保存にかかる時間は、自動保存をオンにして次の撮影が可能になるまでの間隔を測ったところ、Fは約4秒、SHは約5.5秒、Nは5秒という結果。保存に関しては、画素数がどんどん増えているにもかかわらず、待ち時間はぐっと減った。

 その上、Nは「クイックショット」モードにするとさらにすごい。シーンモードは使えなくなるが、撮影後即座に保存処理がバックグラウンドに引っ込むので、次の撮影まで約1.6秒。本職デジカメと変わらない感覚でさくさくと使える。

 したがって、さくさくと使いたいならNである。シーンモードなんて使えなくても構わないじゃないか。悠長にシーンモードを選んだり細かい設定をする時間があるのなら、通常の撮影モードで何枚も撮った方がいいときもあるだろう。

 ちなみに、SHもNもディスプレイを反転させると自動的にカメラが起動する設定が可能だ。その場合も、Nは2秒台、SHは5秒くらいで起動し、Nの速さが目立った。Fは側面のカメラキーの長押しでカメラが起動するが、長押しが必要な分、6秒台とやや長い。

 次に使い勝手について。NもFもSHもタッチパネルで操作できるが、その使い勝手はどれも微妙。その中でもシンプルなのはN。特に右側にシャッター、AFロック、AFモードと並んでいるのがいい。シャッターアイコンの近くにまったく関係ない機能があると、誤って隣に触れて誤動作させたときのダメージが大きいからだ。なお、NとSHはシャッターアイコンをタッチした指が離れたときにシャッターが切れる。だからタイミングを見計らうときは、まずアイコンをタッチし、ここだというときに離すべし。

 タッチパネルならではの、触ったところにピントが合うタッチAFはどの機種も装備している。これは便利だ。

●これからどんどんHD動画モデルは増えるはず

 各モデルともカメラを利用した面白い機能がたくさんある一方で、操作方法にツッコミたいところは多数あるが、今回は基本画質とHD動画に焦点を当てた。HD動画は今後どんどん主流になる。そのままテレビに映してもいいし、ネットで公開してもいい。

 ただ、今はフルHDに挑むより、まず720p(1280×720ピクセル)で滑らかできれいな映像を記録した方がみんなが幸せになれるんじゃなかろうか。

 もう1つ、どのモデルも静止画モードと動画モードがはっきり分かれている。当たり前といえば当たり前なのだが、瞬時に切り替え、というわけにはいかないので、動画モード時に静止画用シャッターボタンを装備して、動画モードでもそれを押せば静止画(HDサイズで構わないので)を撮れるようにした方が便利だと思う。

 ともあれ、HD動画は魅力的。HDビデオカメラや一部のHD動画対応デジカメには勝てないが、ある程度明るい場所であれば、日常の動画スナップを撮るにはとてもよい。【荻窪圭】

【7月7日18時30分配信 +D Mobile
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000063-zdn_m-mobi
 
   
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