おりがみはうすが今の場所に移動して13年目になる。展示用の什器を、現在のように揃えてからの作品展は今回が初めてで、鳥海太郎さんと布施知子さんの作品を並べてみて、初めて「照明」を意識するに至った(今更などと言われると苦しいのだが)。
特に今回の布施さんの作品は、透過させることによってより見応えがでる。このままでは勿体ないと、一気に照明器具を揃えることを思い立った。
現在おりがみはうすに並べている展示用のガラスケースは、最近の私のお気に入りであるIKEAで購入したものだ(若い頃ヨーロッパを放浪していたのだが、北欧はその中でも特に好きな場所だった。スウェーデンの香りあふれるシンプルなデザインは、今でも私の心をくすぐるのだ)。
IKEAの家具で良いのは、共通して使えたり、用途によって付け足したりすることができるパーツが豊富なことだ。このガラスケースにも、上部から中のものを照らすための照明が、オプションで販売されているので早速ケース分を購入してきた。
18個分を全て取り付けてみると、なかなか本物のギャラリーらしくなった(前からギャラリーなのだが)。こうなると、天井のいかにもオフィス然とした蛍光灯がわずらわしくなってくる。全部消してしまうと雰囲気は良いものの、太郎氏の大きな絵が見難い。そこで、蛍光灯の半分を取り外し、残りの半分には和紙をかぶせて光をやわらかくしてみた。それが以下の写真だ。
前回の日記に掲載した写真と比べてみて欲しい。若干ムードが出てきた感じがしないだろうか。
私としては、なかなか格好良くなったと心密かに自画自賛している。しかしまだ不満がある。和紙をかぶせたものの、蛍光灯の光はダイレクトすぎて、太郎さんの絵の中に、二本の蛍光灯が映り込んでしまっているのだ。
会期中には蛍光灯もスポットライトに変えようと、今は試行錯誤している。