今年は、PHP研究所から『折り紙着せ替え人形』を出版して以降、殆ど本業である書籍の執筆を休んでしまっていた。
5月のGWはジョワゼルと神戸観光、6月にいつものNYコンベンション、7月は『折紙探偵団コンベンション折り図集』の編集と家族旅行、8月はコンベンションの準備と開催と、海外参加者との国内旅行、9月に中国出張、10月上旬にはジョワゼルに会いにフランスへ、10月中旬に「国際折紙著作権会議」開催、その月末からは折り紙会議出席のためにサンフランシスコへ一週間。
この間に「何としてでも年末の忘年会シーズンには間に合わせて頂きます!」と言われて、慌てて書いたのが、この『箸袋で箸置き。』だ。
以前より、こういったサブカル的な本を作ってくれというオファーはいくつかあって(そのどれもが企画倒れになったのだが)、その度に少しずつ作っていた作品があり、比較的ページ数も少なかったおかげで、何とか年末に間に合わせることができた。この手の本は、子ども向けのベーシックな折り紙の本に比べて、消費者の範囲が限られているため、二度と作る機会は無いと思うが、その分楽しんで取り組むことができたし、アイデアもそれなりに盛り込むことができたと思う。
箸袋で箸置きを作るだけでは、本としての起承転結性に欠けるので、「居酒屋で楽しめる折り紙」を裏テーマとして、遊べる折り紙やお札の折り紙を加えた。箸置きの折り方は、全体の3分の1以上を占めるが、私自身は、居酒屋で箸置きを折って使うことは滅多にない。一発芸的に、遊べる折り紙を作ったことは何度かある。
しかしどちらかといえば、海外で友人達と飲んでいるときに、ふざけて作ったお札折り紙の方が多いのではないかと思う。日本ではお札の単価が高いこともあって、折ることに抵抗があるが、アメリカで1ドル札の折り紙をすることは珍しくない。この本では、そんな中で生まれた作品を少しだけ紹介した。
あとは、売れることを祈るのみ。