気がついたら、最後の日記から9か月も経ってしまっていた。
コメントを寄せてくださっている皆さん、返事を書かずにごめんなさい。
忙しかったのが一番の理由だが、その忙しさが祟って病気を抱えることになってしまい、昨年後半は病気との共存生活に慣れるのが精一杯だった(といいつつも、退院直後に東京のコンベンション、その後の海外客を連れての国内旅行、続けてBOSの40周年記念大会参加、バンクーバーでのPCOC参加、名古屋コンベンションの開催と、例年にも勝る忙しさで国内外を渡り歩いていたのだが)。
昨年の夏、東京のコンベンションを目前にし、第13回の折り図集の編集が佳境にある中で、突然倒れて病院へ運ばれてしまった。家族が、一日でやせこけ目がギョロギョロになってしまった私を見て、びっくりして119番したのだ。
極度の脱水状態に陥っていたそうで、診察してくれた医者によれば、「あともう少しで昏睡状態でしたよ」とのこと。そうなっていたら、今頃私は墓の中だったようだ。
3週間の入院で分かった病名は「劇症一型糖尿病」。いわゆる生活習慣病ではなく、膵臓がある日突然昨日しなくなり、インシュリンの分泌が無くなってしまうというものらしい。生活習慣病によるものであれば、徐々に悪くなるし、治療によって徐々に回復することも可能であるが、私のこの病気は、もう一生インシュリン生成してくれない体に、食事ごとに薬を投与することで「現状維持」を測るしか無いそうだ。
「夕飯はビールが主食」「揚げ物大好き」の生活が突然取り上げられ、毎日血糖値と食事内容をメモする日々が始まった。これが普通の人は長続きしないそうだが、私は一度習慣にしてしまえば、結構マジメに取り組んでしまう方らしい。医者からも同病患者からも褒められてしまった。だって、昏睡状態はさすがに怖い。
最近は適度な手抜きも覚えたが、苦労するのは食事の量。私はそもそも美味しいものをちょっぴり食べることが好きで、かなり小食だった。その「ちょっぴり」が糖尿病患者には良く無いものばかりで、そちらをごく少量にして、もっと味気ない、栄養バランスを考えたものを沢山食べなければならないので、これがつらい。小食だったので胃が小さく、また腸へ繋がる穴が小さすぎることから、きちんとした量を食べると消化が追いつかず、胃腸のトラブルに繋がる。今年はそちらの治療でまた入院することになるかもしれない。
とはいえ、一病息災とは良く言ったもので、私はこの歳になるまで健康管理などというものとは無縁であった。体の調子を気遣いながらの生活というのは、なんだか不思議な体験の連続である。こうして自己管理が必要な病気になったのも、もう少しこの世で長生きする努力をせよという何かの啓示・・・かもしれない。
「憎まれっ子世にはばかる」ことになってしまうが、皆さん、もう少しおつきあい願えればと思う。