ある折り紙作家の交友録

プロフィール
  • ニックネーム:やまぐち真
  • 性別:男性
  • 職業:専門職
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おりがみはうす代表
折り紙作家

昭和19年東京生まれの東京育ち、ちょっと気は短いけど面倒見が良く人情に弱い江戸っ子。折り紙を生業として三十余年、著書は年の数より多いやまぐち真が気まぐれに綴る折り紙エッセイ。

このブログに関するご意見、ご感想は、おりがみはうすのHPのBBS、又は、info@origamihouse.jpまでお寄せください。
2008年11月
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トーヨーの折り紙


\トーヨー とってもおいしそー!!ケーキ屋さんおりがみ


トーヨー 005103-300 とってもおいしそー!! おりがみハンバーガー屋さん


花のおりがみ(15.0)(005012)'☆'


トーヨー 006001-300 太古の恐竜がよみがえる!! 超迫力 恐竜おりがみ


トーヨー 浮かべて遊べる!船のおりがみ (耐水ペーパー使用)おふろでもOK!




『箸袋で箸置き。』発売 / 2008年11月21日(金)
 今年は、PHP研究所から『折り紙着せ替え人形』を出版して以降、殆ど本業である書籍の執筆を休んでしまっていた。

 5月のGWはジョワゼルと神戸観光、6月にいつものNYコンベンション、7月は『折紙探偵団コンベンション折り図集』の編集と家族旅行、8月はコンベンションの準備と開催と、海外参加者との国内旅行、9月に中国出張、10月上旬にはジョワゼルに会いにフランスへ、10月中旬に「国際折紙著作権会議」開催、その月末からは折り紙会議出席のためにサンフランシスコへ一週間。

 この間に「何としてでも年末の忘年会シーズンには間に合わせて頂きます!」と言われて、慌てて書いたのが、この『箸袋で箸置き。』だ。



 以前より、こういったサブカル的な本を作ってくれというオファーはいくつかあって(そのどれもが企画倒れになったのだが)、その度に少しずつ作っていた作品があり、比較的ページ数も少なかったおかげで、何とか年末に間に合わせることができた。この手の本は、子ども向けのベーシックな折り紙の本に比べて、消費者の範囲が限られているため、二度と作る機会は無いと思うが、その分楽しんで取り組むことができたし、アイデアもそれなりに盛り込むことができたと思う。



 箸袋で箸置きを作るだけでは、本としての起承転結性に欠けるので、「居酒屋で楽しめる折り紙」を裏テーマとして、遊べる折り紙やお札の折り紙を加えた。箸置きの折り方は、全体の3分の1以上を占めるが、私自身は、居酒屋で箸置きを折って使うことは滅多にない。一発芸的に、遊べる折り紙を作ったことは何度かある。



 しかしどちらかといえば、海外で友人達と飲んでいるときに、ふざけて作ったお札折り紙の方が多いのではないかと思う。日本ではお札の単価が高いこともあって、折ることに抵抗があるが、アメリカで1ドル札の折り紙をすることは珍しくない。この本では、そんな中で生まれた作品を少しだけ紹介した。



あとは、売れることを祈るのみ。
 
   
Posted at 15:48 / 仕事 / この記事のURL
サンタ・リタ「120」の広告に折り紙作品 / 2008年09月18日(木)
 現在、私の事務所でスタッフを勤めている神谷哲史の作品が、サッポロから新発売されたワインのメインイメージとして使われている。馬に乗った中世風の騎士。ひるがえるマントの動きが、騎士の勇気を表しているかのようだ。



 これは、広告代理店から直接依頼を受け、この広告の為に神谷が一から創作したものだ。馬は一枚の正方形で折られている。騎士は3枚の複合作品。イメージカラーであるワインレッドに、商品のロゴとマークが印刷された特別仕様の紙も、この作品を折るためだけに作られた。

 最近はCGの技術が進み、こういった模様は後で付けることもできる。アドバタイジングの仕事をメインにしているカナダのジョセフ・ウー氏によれば、白い紙で撮影用作品を折って、後でデザイナーが柄を入れることは珍しくないそうだ。見せたい模様を自在にはめ込むことができるので、様々な手間が省ける。

 しかし今回の作品はとても複雑な造形であるため、よりリアリティを追求する目的で、模様が入った状態の紙を使うことになった。ここだけの話、紙の制作だけで相当な費用がかかっている。もしかするとCGの方が安かったのではないか、なとど思ってしまう。裏話をしだすときりがないが、とにかく手間暇かけた分だけ、かなり格好良く仕上がった。良いクライアントと良い仕事ができるのは、私にとっても神谷にとっても幸せなことだ。

 上に貼った画像は、B4サイズの広告ポスター。この他、下の写真のように、飲食店用のPOPや列車用の細長いポスターがある。一番大きいものはB0サイズ(1030mm×1456mm)で、画面いっぱいにこの騎士の作品写真が印刷されていて、なかなかの迫力だ。



 これらの広告は、現在渋谷を中心とした地下鉄や駅に貼り出されており、長いところでは9月いっぱい使用される予定だ。本日9月19日(金)から21日(日)の3日間は、B0サイズのポスター(4枚組)が最も多く貼り出されるらしい。以下に担当者から受け取った情報を記載しておくので、足を運べる方は探してみてはいかがだろうか。

▼サンタ・リタB0広告掲載場所
■渋谷駅
・JR東日本(ハチ公口コンコース)=B0・4連 1カ所
・東京メトロ(コンコース)=B0・4連・2カ所
・東急(田園都市線コンコース)=B0・2連・2段 3カ所
・東急(東横線・田園都市線・副都心線ホーム)=B0・4連 各1カ所

■渋谷駅以外(東急線沿線ホーム)
 自由が丘駅・横浜駅・二子玉川駅・たまプラーザ駅=B0・4連 各1カ所

またこの広告は、雑誌にも掲載される。
▼広告掲載雑誌
『Hanako』9月25日発行
『一個人』9月26日発行
『クロワッサン』10月10日発行

作品の実物は、9月17日から恵比寿ガーデンプレイスに展示されている。
▼作品展示場所
麦酒記念館(恵比寿ガーデンプレイスサッポロ本社ビル地下)
http://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/access/index.html
この麦酒記念館では、サンタ・リタ「120」の発売を記念して、グラス1杯が120円で飲める試飲会をしている他、特設コーナーが設けられ、作品と共に各種ポスターも展示されている。この企画は10月13日までの予定なので、遠方にお住まいの方も、近くまで来る機会があれば、是非寄ってみて頂きたい。

 話によれば、どれも価格の割においしいという評判で、中でもシャルドネ(白・辛口)の前評判が良いそうだ。私は昨年から糖尿1型を煩っているので飲めないが、代わりに試飲してきてやろう、という方がいれば嬉しい。

サッポロビール公式HP サンタ・リタ「120」
http://www.sapporobeer.jp/wine/santarita/index.html
※ここで、地下鉄の液晶画面で流れているのと同じ動画CMを見ることができる。
 
   
Posted at 11:08 / 仕事 / この記事のURL
布施知子氏の作品 / 2008年08月29日(金)
布施知子氏といえば、ユニットによる多面体や箱が有名だが、今回は平織り作品を中心とした展示となっている。

色鮮やかなグラデーションの和紙による平織りも美しいが、未晒しの和紙による大型作品も、その平織りによる文様の美しさが引き立っている。ご本人曰く「もう二度と折りたくない」という渾身の作ばかりだ。しかし一応販売もできるとのこと。ご希望の方は、会場にてスタッフにお尋ね頂きたい。


「混合平織り・8」(部分)


「ぜんまい折り・13(小)」(部分)


「ぜんまい折り・12(小)」(部分)


「混合平織り・4(中)」(部分)
 
   
Posted at 18:44 / 展示 / この記事のURL
鳥海太郎氏の作品 / 2008年08月29日(金)
展示の全景は掲載したものの、どんな作品が飾られているのか、今ひとつ分かり難いのではないかと思う。

今回のテーマは、鳥海太郎氏による絵画と、布施知子氏による折り紙作品のコラボレーションだ。太郎氏の作品は、どれも折り紙をテーマにしている。著作権の問題もあるので、全てをここでお見せすることはできないが、ちょっとだけ紹介させて頂くことにする。

これは、「金魚」というタイトルの、小作品だ(銅版画・約15×15cm)。



少女が伝承のカブトから変化する「金魚」をかぶっている。
その上下段には、布施氏の「ぜんまい折り」の作品。なんとも涼し気な雰囲気をかもし出している。



もう一点紹介しよう。前回の日記ですでに語っているが、大型作品を写真撮影しようとすると、蛍光灯の光が映り込んでしまうので、この作品は、写真の段階でトリミングしていることを先にお断りしておく。

タイトルは「紫苑(しおん)」(銅版画・約60×100cm)。右側で折り紙を楽しんでいるのは子供達。その傍らで絵を描く青年。左端には猫がいて、中央の女性を中心に、花が咲き乱れ、折り紙はいつしかチョウに変化して舞っている。この展覧会のサブタイトルは「八坂だより」。八坂とは、布施知子氏と鳥海太郎氏夫妻が住む、長野の地名である。夫妻の楽園のような住まいの様子を描いたものだろうか。



このように、今回展示している太郎氏の作品は、すべて折り紙に関するものである。折り紙のプロフェッショナルである布施氏を間近に見ながら、太郎氏がどんな思いを馳せながら描いたのか、想像しながら見て頂ければ、さらに味わい深い鑑賞となるだろう。
 
   
Posted at 17:58 / 展示 / この記事のURL
ライトアップしてライトダウン / 2008年08月29日(金)
おりがみはうすが今の場所に移動して13年目になる。展示用の什器を、現在のように揃えてからの作品展は今回が初めてで、鳥海太郎さんと布施知子さんの作品を並べてみて、初めて「照明」を意識するに至った(今更などと言われると苦しいのだが)。

特に今回の布施さんの作品は、透過させることによってより見応えがでる。このままでは勿体ないと、一気に照明器具を揃えることを思い立った。

現在おりがみはうすに並べている展示用のガラスケースは、最近の私のお気に入りであるIKEAで購入したものだ(若い頃ヨーロッパを放浪していたのだが、北欧はその中でも特に好きな場所だった。スウェーデンの香りあふれるシンプルなデザインは、今でも私の心をくすぐるのだ)。

IKEAの家具で良いのは、共通して使えたり、用途によって付け足したりすることができるパーツが豊富なことだ。このガラスケースにも、上部から中のものを照らすための照明が、オプションで販売されているので早速ケース分を購入してきた。

18個分を全て取り付けてみると、なかなか本物のギャラリーらしくなった(前からギャラリーなのだが)。こうなると、天井のいかにもオフィス然とした蛍光灯がわずらわしくなってくる。全部消してしまうと雰囲気は良いものの、太郎氏の大きな絵が見難い。そこで、蛍光灯の半分を取り外し、残りの半分には和紙をかぶせて光をやわらかくしてみた。それが以下の写真だ。





前回の日記に掲載した写真と比べてみて欲しい。若干ムードが出てきた感じがしないだろうか。

私としては、なかなか格好良くなったと心密かに自画自賛している。しかしまだ不満がある。和紙をかぶせたものの、蛍光灯の光はダイレクトすぎて、太郎さんの絵の中に、二本の蛍光灯が映り込んでしまっているのだ。

会期中には蛍光灯もスポットライトに変えようと、今は試行錯誤している。
 
   
Posted at 17:32 / 展示 / この記事のURL
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