現在、私の事務所でスタッフを勤めている神谷哲史の作品が、サッポロから新発売されたワインのメインイメージとして使われている。馬に乗った中世風の騎士。ひるがえるマントの動きが、騎士の勇気を表しているかのようだ。
これは、広告代理店から直接依頼を受け、この広告の為に神谷が一から創作したものだ。馬は一枚の正方形で折られている。騎士は3枚の複合作品。イメージカラーであるワインレッドに、商品のロゴとマークが印刷された特別仕様の紙も、この作品を折るためだけに作られた。
最近はCGの技術が進み、こういった模様は後で付けることもできる。アドバタイジングの仕事をメインにしているカナダのジョセフ・ウー氏によれば、白い紙で撮影用作品を折って、後でデザイナーが柄を入れることは珍しくないそうだ。見せたい模様を自在にはめ込むことができるので、様々な手間が省ける。
しかし今回の作品はとても複雑な造形であるため、よりリアリティを追求する目的で、模様が入った状態の紙を使うことになった。ここだけの話、紙の制作だけで相当な費用がかかっている。もしかするとCGの方が安かったのではないか、なとど思ってしまう。裏話をしだすときりがないが、とにかく手間暇かけた分だけ、かなり格好良く仕上がった。良いクライアントと良い仕事ができるのは、私にとっても神谷にとっても幸せなことだ。
上に貼った画像は、B4サイズの広告ポスター。この他、下の写真のように、飲食店用のPOPや列車用の細長いポスターがある。一番大きいものはB0サイズ(1030mm×1456mm)で、画面いっぱいにこの騎士の作品写真が印刷されていて、なかなかの迫力だ。
これらの広告は、現在渋谷を中心とした地下鉄や駅に貼り出されており、長いところでは9月いっぱい使用される予定だ。本日9月19日(金)から21日(日)の3日間は、B0サイズのポスター(4枚組)が最も多く貼り出されるらしい。以下に担当者から受け取った情報を記載しておくので、足を運べる方は探してみてはいかがだろうか。
▼サンタ・リタB0広告掲載場所
■渋谷駅
・JR東日本(ハチ公口コンコース)=B0・4連 1カ所
・東京メトロ(コンコース)=B0・4連・2カ所
・東急(田園都市線コンコース)=B0・2連・2段 3カ所
・東急(東横線・田園都市線・副都心線ホーム)=B0・4連 各1カ所
■渋谷駅以外(東急線沿線ホーム)
自由が丘駅・横浜駅・二子玉川駅・たまプラーザ駅=B0・4連 各1カ所
またこの広告は、雑誌にも掲載される。
▼広告掲載雑誌
『Hanako』9月25日発行
『一個人』9月26日発行
『クロワッサン』10月10日発行
作品の実物は、9月17日から恵比寿ガーデンプレイスに展示されている。
▼作品展示場所
麦酒記念館(恵比寿ガーデンプレイスサッポロ本社ビル地下)
http://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/access/index.html
この麦酒記念館では、サンタ・リタ「120」の発売を記念して、グラス1杯が120円で飲める試飲会をしている他、特設コーナーが設けられ、作品と共に各種ポスターも展示されている。この企画は10月13日までの予定なので、遠方にお住まいの方も、近くまで来る機会があれば、是非寄ってみて頂きたい。
話によれば、どれも価格の割においしいという評判で、中でもシャルドネ(白・辛口)の前評判が良いそうだ。私は昨年から糖尿1型を煩っているので飲めないが、代わりに試飲してきてやろう、という方がいれば嬉しい。
サッポロビール公式HP サンタ・リタ「120」
http://www.sapporobeer.jp/wine/santarita/index.html
※ここで、地下鉄の液晶画面で流れているのと同じ動画CMを見ることができる。