ロジェベン・読響のボロディン 

October 09 [Mon], 2006, 16:41
ロジェストヴェンスキーが来日した。
かなりロジェベンのファンだったのだが、いままで実演で聴いたことはなかったので、いってみることにした。

プログラムを見ると、、なんとボロディンの交響曲ツィクルスが!?
なかなかマニアックなプログラムだなぁと思いつつ、他の日も見てみると、ショスタコの1番とかミャスコフスキーとかマニアックなものばっかりである。。

できたら、チャイコフスキーの3大バレエとかプロコフィエフの交響曲とかを聴きたいんですが?
私の場合、ロジェベンといえばボリショイ劇場管弦楽団との白鳥の湖なのだ!
この演奏は本当に素晴らしい。LPのみでCD化すらされていないと思われるが、同曲でいまでも一番お気に入りの演奏である。
あとはプロコフィエフの全集は、最近になってやっとCD化された。うわさには聞いていたがすばらしい演奏だった。特に7番は良かったなぁ。
で結局今回どれを聴くか迷った結果、ボロディンにすることにした。
ボロディンのシンフォニーって2番しかしらないなぁ。しかもカルロス・クライバーだから、大分違う演奏になるんだろうな。いい曲だけど、それほど深みのある曲でもないきがする。

で当日。場所はサントリーホールであった。
安い席だったのでちょっと後ろのほうだった。そんなに大きなホールでもないので、指揮ぶりもなかなか良く見える。最初の3番は未完成な作品だそうで、足りない部分は他の曲から持ってきて加筆されたという微妙な曲であった。。2楽章で、それほど長くもなかった。
ロジェベンの指揮ぶりはうわさで聞いたとおり、やはり普通とはちょっと違う感じだ。それと指揮台は使わず、かわりにバーが配置されていた。ただ、すごく安定感がある。年のせいもあるかも知れないが、フォルテシモでも基本的にはクールな演奏を聴かせる。演奏を盛り上げようという姿勢はあまり感じられない。

ところで、今日のコンマスは、デヴィッド・ノーランだった。ちょっと前に発売されたテンシュテットの千人の交響曲のDVDでもロンドンフィルのコンマスやってたんである。最近日本のオケのレベルは上がっているとはいえ、よく読響にきたよなぁ。

次は1番。この曲も初めてだな。。しかし、さっきの3番といい、基本的には2番と同じで民族的な曲なんだなと思う。メロディはすばらしいが、ちょっとワンパターンかも?
1番が終わるとブラヴォーコールも起こるくらいでなかなか好演だったみたいだ。ロジェベンも何度も舞台に出てきて挨拶する。私ははじめて聴いたので「へー」っという感じである。

休憩後に2番。これがメインである。1楽章はとてもゆっくりだった。というか、最初のメロディは独特の引き方で気持ち悪い感じですらある。なんて書いたらいいのか分からんが。。
その後も独特のテンポ感でクライバーとは全然違う世界を築き上げていくのであった。
2楽章はリズム感がもう少し欲しいかな?これは読響のキャラクターだろうけど。
ホルンのソロはすばらしかった。最後に向けて盛り上がるのだが、確かにフォルテシモだけど、基本的にクールで熱狂という感じではない。これがロシアのオケだったりすると、オケが勝手に盛り上がるのかも知れない。ムラヴィンスキーなんかも、超地味な指揮ぶりで、ものすごい演奏だったしな。。
そこは読響だから、そこまではいかない。でも今日の演奏は、かなりロシア的な雰囲気を出していたと思う。なかなかの好演。

演奏が終わると、しかしブラヴォーはあまりでなかったので、1番ほど良い演奏でもなかったのかな?
それでも何度もロジェベンは舞台に出てきた。アンコールはなく、最後はノーランと握手して、そのまま、ひっぱって退場するというパフォーマンスで笑わしてくれた。
お客はアンコールがないことを分かっていたのか、演奏が終わった直後から、ぞろぞろと出て行った。
いい演奏だったように思うので、もう少し拍手してやったらいいと思うんだけどね?
なかなかロジェベンのキャラクターが伝わってくる演奏会だった。今度来たときは是非舞台の後ろ側の席で指揮振りをもっと良く見てみたい。

春の祭典の映像 

October 09 [Mon], 2006, 11:13
春の祭典は私が中学の時にはじめて聴いてクラシックに目覚めた曲です。 ただ大学以降はあまり聴かなくなっていたのですが、最近になってバレエを見るようになってまたはまりました。バレエではまた全然違う魅力のある作品なのです。演奏のほうは十分こなれた感じですが、バレエのほうはまだまだ前衛的なところが残っています。
春の祭典は、他のストラヴィンスキーの「火の鳥」「ペトルーシュカ」と違い、初演時のニジンスキーの振り付けが正確には残っていないようです。
なので、春の祭典のバレエのDVDを探してもなかなか見つかりません。
ニジンスキーの振り付けはホドソンが割りと最近になって復刻し、たまに上演されるようになりました。

現在のバレエ上演はほとんど他の振付家によるものです。
有名なのはピナ・バウシュ、ペジャールなどですが、他にも沢山あります。
ほとんどは現代バレエ的な振り付けで、筋書き自体が少しづつ異なります。
もっとも春の祭典の場合、それほど明確な筋書きはないのですが。。


また春の祭典は音楽だけ聴いているとそういう風には聞こえないのですが、バレエになると暴力に加えエロティシズムをテーマとした作品に一変します。倫理的にもかなり衝撃的だったんでしょうね。
最初の振り付けがニジンスキーという時点でそうなったのかも知れませんが、ペジャールとかピナバウシュとかその辺りをかなり大きなテーマとしているように思います。ニジンスキー版は最近の振り付けに比べればかなり素朴なほうらしいです。

で映像のほうですが、DVDは以下のものがあります。
  • ■モスクワクラシカルバレエ

    私の知っている唯一の全曲DVDです。
    オケが見えないので、録音で踊っているのかも知れません。
    全曲ですが、なぜか終わった後に冒頭の部分が演奏されます。。
    映像は大変悪いのですが(途中で音がとんだりする。。)、振り付けは私が見た中では大変わかりやすいものです。
    踊り自体もかなり上手い気がします。(私はバレエの踊りのほうはよく分からぬ。。)
    ただ、ストーリーがちょっとベタで、いけにえの処女と男性が恋仲になり、最後のいけにえの踊りでは男性がいけにえを救おうとするという、なんとなく正義感あふれた内容になっていて、そこがいまひとつですね。
    ただ全体的に照明も衣装も良く、踊りもうまいし、魔女がナイフを地面につきさして、いけにえを躍らせるところなんかは圧巻です。
    HMVで売ってますので興味ある方は見てみてください。
    http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1508884

  • ■ペジャール版

    バレエ界の巨匠ペジャールですが、DVDのほうは抜粋でしかもほんとに一部分です。
    しかも21世紀バレエ団は既になく、現在では唯一東京バレエ団のみが上演をゆるされているそうです(!)。
    日本のバレエ団ってレベル高いんですね。
    で、東京バレエ団の演目を見るに、春の祭典はあまり高い頻度でやっているわけでも無いようです。
    なのでなかなか見る機会はないかも知れないですね。私も見たこと無いです。
    一部が入っているDVDは以下です。

    ペジャール&キーロフ ホワイトナイツ・ガラ など

    いけにえは、男女二人だそうです。衣装もいたってシンプルです。
    いまいちピンと来ないのですが、いずれ舞台でも全曲見られればなぁと思います。

  • ■アメリカンバレエシアター

    他に比べてどのくらい特徴があるのか分かりませんが、これも割りとシンプルで現代的な振り付けに入る気がします。
    一部ですが、割と長い時間入っているので、そこそこ楽しめます。

  • ■ピナ・バウシュ

    女流振付家ピナ・バウシュは春の祭典の舞台の中でも最も有名で人気があるのではないでしょうか?
    舞台一面に数センチの土を敷きつめその上で踊ります。
    DVDはありません。ただ最近(2006年8月)にNHKでピナバウシュの特集があったときに一部放送されました。
    意外とシンプルな衣装ですが、現代的な振り付けで力強いものです。衣装は上半身スケスケです。男性も女性も。。
    割と頻繁に来日しているので実演にせっすることも出来るだろう。今度来日したら見に行こうと思ってます。

ってか、ピナバウシュとかそろそろDVD化しないんですかね?
この前、兵庫で公演されたらしいニジンスキー復刻版も是非DVDで発売して欲しいです。

P R
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