次田真幸『古事記(上)ー全三巻ー』 

2005年12月07日(水) 19時58分
講談社(1977年12月10日 第30刷1996年9月19日)
講談社学術文庫 定価680円


序、天地初発から海幸彦山幸彦まで。
神話に興味があったせいで大概読んだことのある話ばかりで新鮮味に足らない。
読める部分も結構あった。神名羅列は注が無いと読めん。
ー気になることば(84ページ)
・もゆらに…玉が触れ合って鳴る様。
・多紀理毘売命…たきりびめのみこと。宗像神社の祭神。霧にちなんだ女神。
なかよしで連載していた『タカマガハラ』の元ネタだなぁ!と強く感じた。岩屋戸(87ページ)と天孫降臨(177ページ)、その前後。勾玉が五つなのもここから?
タカマガハラでは玉祖命タマノオヤノミコト、天児屋命アメノコヤネノミコトはリストラされてますが、それぞれ伊斯許理度売命、布刀玉にかぶるからでしょう、たぶん。
稗田阿礼女性説は萌えー。

上遠野浩平『ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ』 

2005年11月30日(水) 19時00分
角川書店(2003年3月25日)
電撃文庫 定価:本体550円※


ブギーポップ 宮下藤花
楢崎不二子 
オキシジェン 柊
スプーキー・エレクトリック
伊東谷抄造 シェイム・フェイス
仲村紀美香 ギミー・シェルター
澄矢雅典 ホワイト・ライアット
小宮山愛 スイッチスタンス
高木耕作
峰子
竹田啓司
末真和子 博士
佐々木政則
田代
木下
カレイドスコープ
ザ・ミンサー
寺月恭一郎
吉永乃美
フォルテッシモ

久しぶりの竹田君だ!プロになったんだね、とほのぼのした気持ちに。…ひとはいっぱい死んでたけど。
これから物語は世界に近づくのだろうか?

別役実『当世 悪魔の辞典』 

2005年11月30日(水) 7時28分
朝日新聞社(1995年12月1日)
朝日文芸文庫 定価630円


面白いなぁ!
パタリロ殿下も話題にしてらっしゃったアンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』、の別役氏版。
なかには「ん、なんか蔑視ぽい……」と思わせる項目もあったけれど、うん、面白い。
中でも編集者の項がイイ。

武田雅也『<鬼子>たちの肖像』 

2005年11月28日(月) 17時58分
中央公論新社(2005年9月25日)
中公新書1815 定価本体740円+税


鬼子と書いてグイツとルビがふってある。サブタイトルは「中国人が描いた日本人」。
面白かった!外国人の見た日本人に興味があるので、とっても面白かった!
グイツは日本兵やその黒幕の劇画化みたいな感じ。中国人からこういう風に見られてる・見られてたのか〜と思うとうきうきする。いや、決して好意的な視線とは言い難いんだけど。

島崎藤村『破戒』 

2005年11月28日(月) 17時57分
新潮社(昭和二十九年十二月二十五日 平成十七年七月三十日)
新潮文庫 定価本体629円(税別)※

破戒
注解 三好行雄
解説 平野謙


被差別部落出身者が主人公の懊悩の物語。
もう読みおわって暫く経つので何が面白かったか覚えてないや。
えーと、主人公ずるいヤツだよね…。

上遠野浩平『ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト』 

2005年11月28日(月) 7時30分
角川書店(2001年9月25日)
電撃文庫 定価:本体550円※


結城玲治 ゴースト
濱田聖子 ホーリィ
雨宮世津子 リセット
海影
スリム・シェイプ 江守譲
ジェス
タル
宇治木貢 ミスター・ローモデル
寺月恭一郎
霧間凪 炎の魔女
羽原
ブギーポップ 宮下藤花
ドクター 戦医

『ホーリィとゴーストはつくりものの犯罪に酔わされていた』
恋にゆきつく前に物語の終わるまさしくラブストーリー。
表紙やらから受けた印象よりずっと面白かった。

川端康成『川端康成全集第九巻』 

2005年11月24日(木) 20時21分
新潮社(昭和44年11月25日)
定価千三百圓

舞姫
たまゆら
冬の半日
少年
岩に菊


川端さんは踊る人が本当に好きだなぁ!舞姫より花のワルツ(だっけ)のが好き。
少年の清野がものっそ関西弁だったときはびびった。
  「私のからだはあなたにあげたはるから、どうなとしなはれ。殺すなと生かすなと勝手だつせ。食ひなはるか、飼うときなはるか、ほんまに勝手だつせ。」(324ページ14行目)
川端さんはびせうねんのかきかたがすごいとおもふ。

上遠野浩平『ハートレス・レッド』 

2005年11月24日(木) 0時06分
角川書店(2001年2月25日)
電撃文庫 定価:本体530円※


九連内朱巳 レイン・オン・フライディ
霧間凪 炎の魔女
九連内千鶴 ミセス・ロビンソン 合成人間
内村杜斗 フェイルセイフ
宮下藤花 ブギーポップ
辻希美 オートマティック
ストレインジ・デイズ
穂波顕子 
水乃星透子
スクイーズ 合成人間

水乃星透子がストレインジ・デイズだっけ…?
記憶が曖昧なキャラが多い。知ってるはずなのに!頭から読み返すかな。
シリーズのなかではまあまあの面白さだった。

日野啓三『断崖の年』 

2005年11月16日(水) 13時22分
中央公論社(1992年2月7日)
定価1300円

東京タワーが救いだった 「中央公論文芸特集」1990・冬
牧師館 「文学界」991・2
屋上の影たち 「文芸春秋」1991・4
断崖の白い掌の群 「中央公論文芸特集」1991・夏
雲海の裂け目 「中央公論文芸特集」1991・秋


・東京タワーが救いだった
検査・入院・手術。悪性腫瘍。セイタカアワダチソウ。手術後の幻覚。幻覚にならない東京タワー。
・牧師館
自宅外泊中、奥多摩渓谷へでかける。渓流。釣師。十字架。
・屋上の影たち
手術後、屋上に現れた幻覚たちを回想。
・断崖の白い掌の群
イリヤン・ジャヤの断崖岩絵。赤茶色の顔料による掌の白抜きの群。死。
・雲海の裂け目
手術後、沖縄に講演会へ。帰りの飛行機から見たこの世のものならぬ色の落日。アンディ・ウォーホル。

夏目漱石『坊っちゃん』 

2005年11月11日(金) 9時08分
岩波書店(1929年7月5日 第93刷1996年10月15日)
岩波文庫 緑一○-三 定価310円

坊っちゃん
注・解説…平岡敏夫


面白い!
恥ずかしながらこの歳になって初めて読んだのだけれど面白かった!『猫』より断然面白いや。『猫』の笑いは高尚すぎていまいち分からなかったよ。