住友商事がロシアにガス化学工場建設 アジ

December 11 [Sun], 2016, 23:40
住友商事は、ロシア極東にガス化学工場を建設する方針を明らかにした. 日系企業としては初めて. 現地の安くて良質な天然ガスを加工し、化学原料にして日本や中国、韓国などアジアに輸出する. 再選したプーチン大統領は外資を利用した極東開発を掲げており、本格的な日ロ協力事業の試金石になりそうだ. 住友商事の岡素之会長が、朝日新聞の取材に答えた. すでにロシアの政府系ガス企業ガスプロムと交渉に入っており、ロシア極東の沿海部に工場を新設する基本方針を確認した. 世界最高水準の日本のガス加工技術をロシア側に提供し、製品の販路開拓でも協力する. 天然ガスをどれくらい安く、安定的に確保できるかを詰め、今秋までに基本合意をめざす. 投資額は数百億円に上るとみられる. 工場の運営は日ロの化学メーカーが主体となる. 年産数十万トンの中規模の工場になるが、今後の交渉で原料のガスをより安く調達できるようになれば、輸出競争力のある化学原料を出荷できるため、工場の大型化も検討する.