川井がまほろ

April 22 [Fri], 2016, 9:20
技術の低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。もちろんベテラン歯科医が手術してもそういったことは起こりえますが、その確率の差は明らかです。万一に備えて保証制度があるのないのかは手術に入る前にしっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。
インプラント治療のメリットはデメリットを凌駕します。保険が効かないので高額な治療費を支払っても、治療完了までの期間が2年を超えても、外科手術が必須であっても、それ以上の価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは歯の本来の機能を取り戻すことができます。
インプラントにすることで、また美味しい食事を摂ることができるようになります。味だけではなく、歯ごたえの違いや料理の温度まで取り戻せます。固いものも遠慮なく噛むことができますので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は入れ歯の4倍もあります。
インプラントは自由診療なので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選んでしまうときっと後悔します。表示金額以外にも請求される場合や、低品質な商品である場合もあります。インプラントを選ぶポイントは、最優先でその歯科医が信頼できるかどうかをチェックすることです。
インプラントは1本からでも手術可能ですが、実際は数本の手術となるケースが多いです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。また、大部分の歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではオールオンフォーといった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。元来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、オールオンフォーではインプラント4本ですべての歯を支えます。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
近年では歯医者さんでもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っているデンタルクリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長い治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。サイナスリフトなどの骨造成を行う場合は更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが目立つことも事実です。どちらにも共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは歯が揃っているようには見えます。ですがそれはあくまでも見せかけだけで、自分の歯と同じように噛めるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。見た目だけを気にするのか、それとも歯の機能自体を気にするのかはいろんな状況を考慮に入れる必要がありそうです。
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