FLUID 

March 26 [Sat], 2005, 19:52
くだをまいて終わりか
理由はなんでもいい
また漏れてきた

街灯の陰でじっとしてても
自販機の下で見守っても
残り時間は同じだ

生まれるときに不安だ
不安に走らされて
注文を間違ったりする

時計も捨ててみた
カレンダーも捨ててみた
鏡も捨ててみた
君も捨ててみた

この世の果ての晩餐
砂が混じっていた
あたしにとっては

かつて大いなるものを
四角い箱に託した
うまく幻覚になじめない
うまく終われない

そのときから不安だ
不安に抱かれて
偶然に正解だったりした

新聞も止めてみた
テレビも故障していた
名前も捨ててみた
歌も捨ててみた

また漏れてきた
漏れてきた
掬い上げて戻さなきゃ

近くて違うところに
戻さなきゃ

BAD WORDS 

March 13 [Sun], 2005, 14:02

くだらないならくだらない程いい
くだらないならくだらない程支持する

解析するにも
過去のパターンを繰り返しては
与えられた音を見つけ出せはしない

なにも知らないふりをしてるうちに
ほんとうになにも知らない
なにも見ないふりをしてるうちに
なにも見ていない

大人であればあるほど
くだらない方がいい
くだらないならくだらない程熱中する

いけないことも
過去のパターンを握りつぶしたから
輝かしい方法は残り時間も忘れる

すべて忘れて熱中してても
それはそれで責められない
それより集中できることを見せてよ


LAUNCHVOX 

March 05 [Sat], 2005, 20:52

CLEARを望みながら
どちらか決めることを望まない
鼻につんとくる
2センチ角の留まった心地悪さ

視野が狭いまんまで
今まで白く更新しつづけている
もはや止めない
咽喉の奥の吐けない毛玉

刺青のように皮膚に近く
地面に近い声を
誰かに見えるあたしが
どんなでも
これを持っているので
これを欲しているので
欲していることを
欲していると思うので
透明の容器に入れて
なにも憚ることなく
お届けしよう

焚付けるような上等も
平たすぎる蔑みも反吐が出る
ちっぽけであって
少し知ったのでショートカットして

その四角を生きてる口で
保っている温度で
そっくり乗っ取りたい
誰かの思うあたしが
どんなでも
武器を未だ持っているので
装備を欲しているので
欲していることを
気づいているので
用意周到で構えて
襲来を待つとしよう

毎日少しずつ削げる
削げて残るものがあるあいだ
なにでもなく
たとえ愛されなくても
体中から流そう

<お知らせ> 

February 14 [Mon], 2005, 22:41
お知らせし忘れてました。
めちゃ地味に活動中。
前のHPが消えてしまって移転先。

おれんじ的生活のススメ

日記関係はココログ"LAIDBACK-ANTENNA"へ

(変な、使いにくい、そこが少し気に入ってる)掲示板 SODA-SPA

ここは出来立ての詩の置き場、兼更新情報など。
画像やフラッシュもリンクが消えたので、作品ページはぼちぼち作ります。

んでから、ここに残した詩は自分でこんなん書いたかなあと思ってしまう。。。
知らん人が書いたような気がします。
いや。とにかく。
うにうによろしく。

ガロン 

December 19 [Sun], 2004, 21:11

鼻先や耳の冷たさに
何万回もさらされる
気がついたら駅で泣いていた

はじめは理由があったが
2回目からは理由がない
誰もが気づかないふりをしている

白い朝に誰かが死に
大切なことを口にして
聞こえないように口にして
子宮は静かに血を流した
深刻になれない罪を
聞こえないように歌にして
死ぬ朝まで
持ちつづける

電車が滑る音や共生に
ついて行けない日が来る
気がついたら何人も泣かせた

うまく説明できないふりをした
そうするうちに本当にできない
そのことを言うのがうまくできない

黒い朝に陰が移動して
忌み言葉を隠して
言わないように口にして
望まれないから血を流した
諦めに変えて慟哭を
言わないように歌にする
生きる朝まで
産みつづける

伝福 

October 23 [Sat], 2004, 0:21

古い床の軋みに耐えた足の裏の白を見た
切り倒しても芽を出す南天、今年も生きた
弱き性の怯えを身近に感じて思い出した
のらりくらりと黒い影が住んでいる

名前を呼ぼうとしたがどうしても思い出せなかった
灯篭の明かりが揺れている様をじっと見ていた
鼻の奥に閉じ込めた無念を知らぬように振舞う
早いか遅いかいづれ訪れ連れて行く

伝わるものは絡み付き
そうそう変われるものでもない
住吉の戸口に塩まいて
ほうほけきょうとも言えまいが

襖を閉めて目を瞑ってもざわめきは終わらず
階段に座る負傷兵士は処理できなかった
布団に飛び乗ったら柱に猫の目を見つけた
ゆらりゆらりと順番が迫っている

残すものは消えるもの
ただのご先祖になりはてるとて
間人の潮に声切れがちで
神の写真を風に鳴らした

伝福は遥かむこう
今日の苦味を隠す

---------------------
ご先祖に捧ぐ?
オレンジ的ノスタルジー。

”   ” 

October 11 [Mon], 2004, 21:27

黒炭の窪みに匂いは吸われて
誰も知らないときに吐かれる
朱印が手について戸惑った
白い指のやり場に困った

口腔は貴方には見せない
特別の遣り方ではじめて
前歯の隙間から漏れる音
記憶しないように調整して

しっかり掴みたいのよ
掴めるものなんてなくても
果ての果てまで
行き倒れる寸前まで
正気でいたいのよ
しっかり言いたいのよ
おぼろげな脈略でも
いよいよ沈みゆくまで
眼を開けていたいのよ

水上と水中の境目を行き来して
悪徳の数だけいただくのは
舞台に上がる一秒手前に無音
無音こそにすべてを込めて

チューブにあの頃の切れ端が
黄ばんでぼろぼろになった
生命の復活ならば力いっぱい
その背中にしがみつくことは容易

どうにか逆らいたいのよ
あたしを滅ぼそうと企んでも
ブイのあちら側まで
泳ぎ着く寸前まで
正気は隠すのよ
確実に知らしめたいのよ
発する声
無音こそが
無音こそにすべてを託す

いかに
無音であるか
まさに完璧な無音だ

----------------
<コメント>
今回の成果。
なにか残すのだ。
時々希薄になるけど、あたしはしぶといのだ。

箱舟 

October 03 [Sun], 2004, 21:28

酔ったときの君からの電話
あたしたちはこのことばしか持っていない
恋をはじめてしたみたいに
馬鹿みたいに求めることしか知らない

深いつながりでありながら
すれ違ったかもしれないささいな関係
激しい雨の中で不安をもってる
していることのなにもかもに理由がない

どっちにも行けないので
ことばをなくした
ことばをなくしたあたしたちは
黙っている

懸命に生きることを踏みにじる
厚顔でふてぶてしく冷酷になれるのだろう
いつからふたりだった?
ずっと前からそうだったみたいに感じる

どっちにも行けないので
時間を止めた
時間を止めたあたしたちは
それでも埋まらない時間を
限りなく近づいてみた

先に生まれて先を行く。

君はまたあたしを泣かせた。




盗塁 

October 02 [Sat], 2004, 22:25

軽い羽音はいつぞやの
窓の厚みを思い起こさせた
記憶は不規則であり無軌道

光は小刻みに点滅している
光は小さな点の集まり
片寄ったものに吐きそうだ

風化していく頬の崩れに
石の王子は目を無くす事で
真実は知り得なかったのだ

この場所は守られやしない
残したい郷愁なぞ持って
朽ち果てられない
少しずつゼロになりたい
そしてその後は踏み潰して行け

永遠という音は確かに流れる
永遠というフォルムは確かに
あって特別な空間に収まる

胸に手が生えて渇望する
行方は行方であっては
それを表現することは別物だ

この声は守られやしない
白抜きした文字を想像するほど
容易ではない
溺れているのだろう
そしてその手は振り切って行け

泣きたいほど疾走している

マッシュルーム 

September 14 [Tue], 2004, 14:12

充満した途端
歓喜の持続
余計なものを
拭い去る作業が
板についたこのごろ

絹の手触りと
銃器の重さに酔い
カタカナなるものを
四角に並べた
愛でる名前を記すように

愛人と穿った
愛人と伺った
愛人と贖った
愛人と間違った
愛人と至った

土を打ち破り産まれるのは
綺麗なものではない
すべて体感して
ほらって
手のひらに取り出せる

泥をつけて立ちあがったとき
はじめて見えたものを書こう
すべて喰らって
ほらって
果実の種を吐き出せる

ところで
このごろは
雄弁なキスができるようになったようだ
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