【紹介】学用品のリユース@滋賀

March 14 [Sun], 2010, 20:43
くぼ@滋賀です
私が現在、関わらせて頂いている反貧困ネットワーク滋賀のある取り組みを紹介します。

不要になったランドセルや文房具などを譲り受け、
経済的困難から子どもに学用品を購入することが難しい家庭の方に、学用品を提供する取り組みです。



反響は大きく、県内・県外からランドセルや書道セット、文房具が届いているそうです。
私も近所の人に協力をお願いしたら、「息子が成人したけど、捨ててないものがたくさんあるある!」と提供して下さいました。学用品を必要としている家庭にもっとこの取り組みが知らされるといいのですが…。
(現在、“提供されている量>受け取り申込量”だそうです。)

そして、ほかの地域でも同様のニーズがあると思うので運動が広がるといいなと思っています。

くぼ


関連記事 2010年2月27日朝日新聞
「わが子にランドセルを 母の一言広がる善意 学用品の再利用を 全教滋賀・反貧困ネット提唱」

入学を楽しみにしている娘に、ランドセルを買ってやることすらできない。ひとりの母親の一言から、学校の先生や弁護士らが立ち上がった。「雇用の悪化が子どもの学ぶ権利を奪うことのないように」と、使わなくなった学用品の提供を呼びかけている。

…中略…

元教員の浅井さんは、お古のランドセルを求め全教滋賀教職員組合書記長の角田純一郎さん(47)に電話をかけた。角田さんが教育関係者にメールで呼びかけると、いくつものランドセル提供の申し出とともに、「ほかにも困っている家庭がある」という声が寄せられた。

…中略…

全教滋賀は貧困問題に取り組む弁護士の会やNPO法人でつくる「反貧困ネットワーク滋賀」と協力し、今月半ばから「学用品リユース(再利用)運動」を始めた。

…中略…

学用品が買えずに困っている家庭の支給申し込み(先着順)は3月1日から月〜金曜、午前10時〜午後5時に全教滋賀(077・526・2912)に電話で。大津を中心に県内各地の事務所でも配る予定だ。学用品の提供も3月20日まで受け付けている。

【紹介】広島支部&関西支部

December 01 [Tue], 2009, 17:00
くぼ@関西支部です。

先週末、広島支部のyukkiさんが学会参加のため関西に来られたので京都での炊き出しに一緒に参加しました

毎週土曜日夜22時から、京都駅(八条口)で炊き出し&相談活動が行われています。

昨年末の日比谷公園派遣村の見て、京都でも何かしなくちゃ!と強く思った有志の市民が今年1月末から続けられている取り組みです。参加条件の縛りはなく、路上生活者支援に携わりたいという想いがあれば誰でも参加してください!と協力を呼びかけています。


―22時、ボランティアメンバーが炊き出しグッズ(鍋・おにぎり・ビラetc…)を持って駅へ

・炊き出し参加者は20~30人。おにぎりと豚汁、お茶を順番にお渡しします。
・食べ終わったら、ボランティアメンバーが個別に声をかけて、話を聞きます。

―初めてお会いする方には、オリジナルの「困ったときの情報パンフ(京都)」を渡して
―継続してお会いする方とは近況報告

1時間〜1時間半、世間話から生い立ち・仕事の状況や生活保護についての疑問などを話をします。

・滋賀で派遣で働いていたけど派遣切りにあって…
・建設の日雇い仕事が減って…
・家族は京都にいるけど帰れなくて…
・刑務所から出てきたけど…
・生活保護は知ってるけど、まだ自分でなんとかやりたい
・中央保護所(京都市のシェルター)は定員50人が満杯状態で、抽選に外れるようになった


秋以降、生活保護申請をしたいという方がぐっと増えた一方で、
最近失業したという30代の方と出会うことが増えました。



先週土曜日は30日のワンストップ・サービスについてのビラと12月から4月の簡易宿泊所制度(市がホテルを借り上げ:臨時シェルターとする。)についてのビラを配りました。

京都市には路上生活者を対象とした制度が他自治体と比べると多様にあり、今年特別の年末対策も創られているのですが

行政の窓口には制度の説明や、それらを体系的にまとめたちゃんとした当事者向けのチラシがないので、学生メンバーなどが役所に問い合わせたりして、チラシを作っています。

ボランティア中心メンバーは30代の社会人と学生の数人です。
それでも、毎週いろんな大学の学生、労働組合の方、議員さんなどが参加してくださり、先週土曜日のボランティアはいつもより多めの15人でした。

―さすが京都だなぁ、と思うのはちょくちょく外国人留学生が来てくれること。

何度か駅で炊き出しを見かけるうちに興味を持って・・・と参加を申し出てくれたアメリカ人の女の子やおじちゃんとボランティアの会話を電子辞書片手に一生懸命理解しようと頑張るイギリス人の男の子など

「生活保護」って何?「どうして制度はあるのに、みんなが使っていない?」という疑問に対しておじちゃんやボランティアメンバーが単語英語で四苦八苦説明するという状況が見られます。

たまに、ものすごい英語が上手はおじちゃんもいたりして。

さらに、炊き出し参加者として駅で出会い、生活保護申請や就職によって生活再建の糸口を見つけ、今度はボランティアとして炊き出しに参加してくれているおじちゃんも3~4人となりました。

まだ活動を始めて、1年弱なのにこのような良い循環が生まれるのは京都という地域にあるいろいろな強さがあるからかなと思います。

京都は歴史的に幅広い分野での複層的な「運動」が展開してきた地域なのでいろんな団体や組織が持っている専門力とかネットワーク力の凄さをよく実感します。


…そんなこんなで松山を去ったオープンハンドメンバーも各々の土地で活動しておりますというご報告でした

土曜の夜、京都駅にお立ち寄りの際は、ぜひ八条口へ。




★NEWS 2009年12月5日 反貧困ネットワーク京都、設立!

【記事】反貧困ネットワークえひめ設立

November 01 [Sun], 2009, 18:11
反貧困ネットワークえひめ:設立 弁護士や司法書士、市民連携−−松山 /愛媛

◇情報交換や学習会通じ、解決能力向上を図る 

弁護士や司法書士、市民らが連携して貧困問題の解決に取り組むことを目指す反貧困ネットワークえひめ(共同代表・丹下晴喜愛媛大准教授、野垣康之弁護士)が26日、松山市文京町の愛媛大学で設立集会を開き、約70人が参加した。丹下准教授は「愛媛は路上生活者があふれている状況ではないが、埋もれた貧困を可視化していって解決に取り組みたい」と話した。【栗田亨】

 反貧困ネットワークは「年越し派遣村」で村長を務めた湯浅誠さんの提唱で07年10月に結成、広島や山口など各地で発足している。ネットワークえひめは、多重債務相談を続けてきた「松山たちばなの会」や路上生活者支援の「オープンハンドまつやま」などの市民団体などのメンバーや弁護士、司法書士などが個人で加盟。相談者が多重債務や失業だけでなく、同時に家を失ったり、アルコール依存症などを抱えるケースが多いことから、メンバーが情報交換や学習会などを通じ問題解決能力の向上を図る。

 県や松山市によると、県内の生活保護の受給世帯数は98年以降増加傾向にあり、今年の4〜9月平均で1万3575世帯。また、松山市内の小中学校に通う児童・生徒で、学用品などの援助を受ける準要保護認定者数は04年度で4154人だったが、年々増加し今年度は5060人になると予測されている。

 丹下准教授は「路上生活者などを一時保護できるシェルターの整備を行政に働きかけることも考えたい」と話していた。

 26日の設立集会では、高齢者の貧困の実態報告に続いて、生活保護制度に詳しい竹下義樹弁護士が講演した。


毎日新聞 2009年10月27日 地方版

【報告】湯浅さん講演会

July 29 [Wed], 2009, 22:28
7月26日(日)に湯浅誠さんの講演会に行ってきました。

この間、主張されている点、注目されている点は以下のようなものでした。

******************************

●主張●
・これからのテーマ
「貧困って何?」は時代、国、社会によって異なる。
 よって、“私たちが決めなければならない”
 

・日本政府の課題
 公的な「貧困率の測定」の復活!
*継続的な「貧困率の測定」は政策評価の指標になる。

 (次期政権に実行させるのが直近の具体的目標だそうです。)


●注目●
・「地方」の「家族」の機能
個人の「貧困」は「家族」によってよく言えば支えられ、悪く言えば抱え込まれてきた。
(特に地方においては)
 ↓
よって、見えない。見えづらい。
 ↓
《大事なこと》
★「家族」の中の貧困をあぶりだす=可視化すること
★家族の機能と社会の機能の接点を考えること


・地方における「運動」のポイント
“生活の相談!”“労働の相談!”では、「家族」の抱える問題は「あぶりだしにくい」。

家計、介護など…「家族」にスポットを当てたアプローチを考えて、場を設けることが有効なのではないか。


***********************************

以上、メモ報告でした。



くぼ@関西

大分 夜回り 報告

May 08 [Fri], 2009, 23:34
こんにちは。
ゆきの@大分です。

長いゴールデンウィークを活用し、他地域の夜回りに参加してきました。
今回は大分です。

大分の夜回りは、毎週金曜日の8時ごろから行われています(7時45分に大分カトリック教会集合)。
夜回り参加者は大体15人(大分大学の学生が7人)くらいで、
車で、城址公園、平和市民公園周辺、トキワ横の公園、大分駅前など5箇所ほどを回りました。

夜回りでは、一人ひとりにカレーが配られ、和やかにお話をしました。
いくつもエリアがあるために、あまり長居はできませんでした。

今回の夜回りでお話できたのは、30人弱ほどで、女性の方もいらっしゃいました。
また、派遣切りで路上に出てきた方もいらっしゃって、若い方(30代〜40代)がちらほらいらっしゃいました。
こちらから話しかけると、それほど拒絶するそぶりも見せず、いろいろとお話していただけました

お話を聞いていて、驚いたのは、大分駅に野宿されている方たちの話です。
大分駅は、JR松山駅くらいの小さな駅で、待合室があります。
実は、その待合室は、24時間開いているそうです。また特に、追い出されることはないそうです。

JR松山駅では、構内に長居していると警官によって追い出されます。また、終電になると待合室を閉めるために、そこで野宿することはできません。
また、広島のアストラムラインという私鉄(?)の駅がある地下街シャレオも、同様に、長居していると警備員によって追い出され、また、シャレオ自体も終電が終わるとシャッターが閉まってしまいます。
(シャレオの警備員さんが、追い出すので野宿されている方はいないと断言していました。)

こうしたことから考えると、大分駅はなんと心の広いところなんだと感心しました。
しかし、駅の高架工事が着々と進んでおり、新しい駅になってもいられるかは疑問で、とても心配です。
 
また、お仕事のお話も、聞いてみましたが、はっきりとしたことは良く分かりませんでした。
大分で野宿されている方は比較的、身なりが整っている感じがして、一見して野宿されている方とは思えないときがあります。
さすがに、温泉の国 大分といえども、市内で安く温泉に入れる訳ではない(別府では100円とかで入れます)ので、どうしてなのか少し気になりました。

最後に、大分でも、様々な人・団体が協力し、夜回り・野宿者支援を行っています。
夜回りを中心的に行っていたのは若い神父さんや福祉士さん、大学関係者の方などでした。
また、学生さんも多く、若い福祉士さんなどもいらっしゃって、わいわいと楽しく夜回りができました。
こっちでも、学生が集まり、活動を行っているようです。
学生さんと仲良くなれたので、今後繋がっていけたらと思います。

以上、大分の夜回り報告でした。

【yukki

広島支部:広島県の15自治体に緊急雇用政策に関する要望書を提出いたしました

March 03 [Tue], 2009, 21:50
3月2日に広島市の企画総務局人事課に緊急雇用政策(臨時職員の雇用)に対する要望書を提出いたしました。

以下要望書の内容です。
*********************************
                                       2009年3月2日
                  要望書


広島市経済危機対策本部本部長 秋葉忠利殿
広島市役所企画総務局人事部人事課 殿

                       オープンハンドまつやま 広島支部支部長   
  
平成21年1月6日から行われている貴市の緊急雇用政策(臨時職員の雇用)について、下記のように要望いたします。
 わたしたちは、広島市内で路上生活者の方々を支援する活動をしている者です。わたしたちは、貴市の緊急雇用対策が税によって賄われていることに鑑み、その緊急雇用政策が、これまで慢性的に失業状態である方々や路上生活者を排除するものであることを憂慮し、公平・公正の原則から、貴市の応募条件とそれに則った政策の実施について、変更することを強く要望します。
 アメリカに端を発する金融危機と世界的不況は、日本経済にも大打撃を与え、広島県内を見るだけでもその「派遣切り」と呼ばれる問題への対応が急務であることは疑う余地もありません。しかし、世界的不況の影響を受けるのは必ずしも派遣労働者だけはありません。派遣労働者が雇用を中途解約されるあるいは雇い止めされるのと同様に、慢性的に失業状態にある人びとも、その収入の糧であった日雇い労働が減り、収入が減っています。また、経済の停滞により金属価格が急激に下落し、これまでにない価格にまで下っております。そのため、資源回収に頼って生きている人びとも、収入が減り生活に苦しんでいます。
 貴市の対応は「派遣切り」に対する緊急的支援措置であると思いますが、慢性的に失業状態である人びとや路上生活者の生活実態もまた、深刻であります。わたしたちは、貴市の緊急支援が、そのような路上生活者を含め、この大不況によって生活に困窮し追い詰められている人びとを守るという視点から行われることを求め、下記の要望を行います。


                  記

1、貴市の緊急雇用対策の目的を明らかにし、公表することを要望します。

2、貴市の緊急雇用対策を作成するに当たり、派遣労働者だけでなく、世界的不況によって切迫した状況にある人びとの実態を把握し、その上で、それら切迫した状況にある人びと全般を支援するために必要な措置を講じるよう要望します。

3、派遣労働者を含め、住民票・住所・連絡先がない方の生活実態から、それらがない人びとが応募の条件に当てはまらないことを憂慮し、「同市に居住」という応募条件の削除あるいは実態に応じた柔軟な採用を要望します。

4、慢性的な失業状態の方々を含む切迫した状況にある人びとを支援するという観点から、「この度の経済雇用情勢の悪化に伴い、解雇や継続雇用中止による離職を余儀なくされた方」と限定した応募条件の削除を要望します。

5、慢性的な失業状態の方々を含む切迫した状況にある人びとを支援するという観点から、解雇された時期を特定した応募条件の削除を要望します。

6、慢性的な失業状態の方々を含む切迫した状況にある人びとを支援するという観点、また派遣労働者でも自己都合として離職させられた方々がいるという実態から、申し込み時、面接時の離職票・離職証明あるいは会社の都合によって離職したことがわかる証明書の提出の削除を要望します。

7、十分な貯蓄もなく明日の生活費にも困るような貧困者が、日々の生活費が保証された上で就職活動ができるように、6ヶ月以上雇用し、年次有給休暇を活用できるように雇用期間を変更し、長期的視点で責任を持って貧困者を支援するように要望します。

8、応募してきた方々に対し、その生活実態に応じた採用の柔軟な運用を要望します。

9、この政策が、私達の税金から賄われているという観点から、この政策の追跡調査を行い、その効果の評価を行って公表していただくよう要望いたします。

10、この政策が一時的なものに終わるのではなく、きちんと日本の貧困に焦点を当て継続するよう要望します。

以上につき、2009年3月20日までに下記連絡先まで、文書にて回答を頂きますようお願いいたします。

*********************************

対応していただいた人事課長の川添泰宏さんとすこしやり取りをした後、こちらの趣旨を理解していただいた上で、受け取っていただきました。

またそのほかの14自治体(広島県、呉市、竹原市、三原市、福山市、庄原市、東広島市、廿日市市、江田島市、府中町、海田町、熊野町、北広島町、世羅町*)には、郵送にて要望書を送りました。
3月20日までに文書にて回答をいただきます。

広島市以外の市町村がどんな反応を示すのか、楽しみです。
機会があれば、これらの自治体+広島大学の対応の違いを報告できればと思います。

以上、広島からの報告でした。
広島のことについて、聞きたいことなどありましたら、下記連絡先へお願いします。
hiroshima_yomawari_youth@yahoo.co.jp

【yukki




*要望書の送付先

・広島県:商工労働局 総務管理部商工労働総務課

呉市:呉市役所 環境政策課

竹原市:竹原市役所 総務課人事係

三原市:三原市役所 職員課人事研修係

福山市:福山市役所 企画総務局総務部人事研修課

庄原市:庄原市役所 総務課人事秘書係

東広島市:東広島市役所 総務部職員課

・廿日市市:廿日市市役所 環境産業部環境政策課廃棄物対策係

・江田島市:江田島市役所 産業部商工観光課商工観光係

・府中町:府中町総務部 職員課

・海田町:海田町役場 総務部総務課 職員係

・熊野町:熊野町役場 熊野町民生部 生活環境課

・北広島町:北広島町役場 企画課 立地定住推進室

世羅町:世羅町役場 環境整備課



太文字の自治体は、緊急対策本部があり、その本部長である市長にも見てもらうために連名にして送りました。

広島でのボランティア講座の報告とお礼

December 26 [Fri], 2008, 19:24
先日、ブログ上でお知らせした
“ホームレス”路上脱却・自立支援のためのボランティア育成講座 in 広島
の第1弾 座学 生田氏の講演会ですが、12月21日に無事に終了しました。

聞きに来た人々は38名と定員を下回りましたが、用意された部屋はいっぱいになりました。
弁護士や福祉士、学生・大学院生・マスコミ関係者などホームレス問題に興味を持たれる様々な方々が参加されました。中には、愛媛からこられた方や、このブログを見てこられた方もいらっしゃいました。
ありがとうございました。

生田さんの講演内容ですが、彼の著書の内容(野宿者の置かれている状況)について、わかりやすい例えを用いつつ、説明されました。
特に、野宿者襲撃事件やその背後にある排除(意識)については、そういわれれたらそうかも!と目から鱗でした。子どもの貧困の問題にも触れられ、広い視野で問題を捉えられているのだと思いました。

そして、一番興味を引かれたのは、子どもの夜回り隊でした。(ビデオを見ました)
夜回りは夜ということもあり、治安の問題や教育の問題から保護者からの理解が得られにくいと思われる中、
夜回り前と後には、事前学習会と振り返りの機会があり、なぜ路上に出ないといけなくなるのかなどの構造的な問題を理解した上で夜回りを自分たちでやっていました。

どことなく、オープンハンドの学生メンバーとおじちゃんたちとの関係に似ているなぁと思いました。
案外、小中学生の方が大人よりも素直におじちゃんたちのことを理解し、受け入れてるのではないかなぁ
とビデオを見ながら思いました。

その後、第2弾の夜回りが12月25日に行われました。
夜回りの報告は別の記事にて。


以上、広島からでした。
広島のことについて、聞きたいことなどありましたら、下記連絡先へお願いします。
hiroshima_yomawari_youth@yahoo.co.jp

【yukki

『外国人と生活保護』

December 22 [Mon], 2008, 23:15
おひさしぶりです、川元@兵庫です
先日神戸で『外国人と生活保護』と題した学習会に参加してきました

年越しを真近にいわゆる「派遣切り」のニュースが続く日々ですが、その中で外国人労働者の労働環境の厳しさも報道されつつあります。参照:週刊新潮12/18号『浜松「日系ブラジル人労働者」3万人の「ホームレスか教会か」』

失業とともに住居まで失ってしまう状況は非正規の日本人だけでなく、外国人労働者にも広がっています。こんな時、最後のセーフティネットである生活保護制度は、日本で暮らす外国人たちにどんな風に開かれているのか、それは権利として保障されているのか、少しまとめたので興味のある方はご覧ください
                                                       

生活保護法は、憲法25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という生存権に基づいてつくられています。
では “すべて国民”ってことは、外国人は入らないのでしょうか?

答えからすると、ごく一部の人に限られている、ということです。ごく一部の外国人とは、入管法別表IIで定められている「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」と、特別永住者(在日朝鮮人、在日韓国人、在日台湾人)と、入管法上の認定難民、とされています。
(この人たちに対する生活保護制度の運用に関しては、1954 年5月8日厚生省社会局通知「生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について」で述べられています。)

そこには、「生活保護法第1条により、外国人は法の適用対象とならないのであるが、当分の間、生活に困窮する外国人に対しては一般国民に対する生活保護の決定実施の取扱に準じて…保護を行うこと」とあります。つまり、国の人道的措置として、生活保護を受けさせてあげますよ、というものです。

しかも、その際の条件として、

@これは法律上の権利として保障したものではなく、単に一方的な行政措置としての位置づけである。

A外国人登録証を確認し、都道府県知事へ報告を行う。都道府県知事はその国の代表部等に必要な保護・援護の可能性を確認しなければならない。(※朝鮮人及び台湾人である場合は当分の間必要ない)

B外国人の保護の実施責任は外国人登録による居住地にある。

C外国人学校には教育扶助は適用できない。


などが生活保護を受ける条件としてつけられています。

@に関しては、私は初めて知り、かなり驚きましたさらにこれには、「権利として保障されているのではないので、外国人の場合は不服申し立てもできませんよ」ということも付け加えられています。
(ただ、大阪府は2001年に、外国人の審査請求を認めたこともあるようです。)

Bに関しては大問題だと思います。
最近日本人夫婦でも、夫のDVから逃げて新居で生活を始めた妻の住所を、市役所の住民課職員が夫に知らせてしまった、というニュースがありましたBの条件はそういうリスクを高めてしまいかねません
そこで厚労省は、こういう事例に対する対応は各自治体に任せる、という通知を出しているそうで、現在までに何件か、事情を勘案して臨機応変に外国人登録の地でなく現住所での保護を認める、という判断を下した自治体もあるようです。

法って結局は万能じゃないので、その都度そのケースに合わせて、おかしければ「おかしい!」って言っていくことが大切なんですよね。
だから、やっぱり不服申し立ての権利が無いっていうのは、すごくおかしいと思います。「おかしい!」って言う権利すら奪われているのですから。
そもそも住民税やいろいろな税金を日本人と同じように払っているのに、生活保護は権利として認められていない、ということも。

外国人に対しての生活保護を権利として認めたときに、「母国がちゃんと面倒をみるべきだ」「生活保護目的で貧しい国から日本にやってきてしまうのではないか」「生活保護費を母国の家族へ送金してしまうのでは」という声は必ず出てくるでしょう
ですが、制度をつくったり、改善したりするときに、そういうマイナスの想定をしておくことも大切ですが、そこにばかり執着して話が進まない、というのは悲しいことだな、と思ってしまいます

実際、介護の現場などをはじめ様々な労働現場で外国人の労働力に頼っている、頼ろうとしている現在の日本の状況が少なからずあるなかで、会社はちゃんとした雇用形態を取って、その人たちの生活を保障することと同時に、それでも立ち行かなくなった時にその人たちの生活をきちんと保障していくことは当然のことではないのか、と素朴に思うのです。
そして同時に、生活が困窮していても、条件から外れて生活保護を受けられない日本で暮らす外国人も多く存在している、ということも忘れてはいけないな、とも。

結局最後は倫理的なものになってしまいましたが、まだまだ考えるべきことはたくさんあるので、少しずつ整理していきたいと思っています
また、この文章の文責は川元にありますので、誤っているところなどがあれば、ご指摘いただけると幸いです。
では、まとまらない長い文章にお付き合いして下さった方、ありがとうございました

冬季夜回りの開始&炊き出し in 広島

December 05 [Fri], 2008, 19:40
こんにちは。
ゆきの@広島です。

これからは、ちょこちょこと広島での活動をUPしていきたいと思います。
ご意見・ご感想も受け付けているので、コメントの方にお願いいたします。
では、よろしくお願いいたします。


広島夜回りの会では、水曜日にメンバーによる夜回りを行っています。
通常は、2週間に一回(第2、第4水曜日:午後9時から)夜回りを行っていますが、

12月から3月は、冬季として毎週になります。
また、通常夜回りで配っていたバナナとゆで卵に加え、豚汁とおにぎりが加わります。

東京や大阪で行っている越冬活動*1 といった大規模な活動は行うことはできませんが、
広島夜回りの会でもこの時期の問題を意識した形での夜回りを行っているといえます。

*1 越冬活動
  (年末年始の仕事がなくて寒い時期に炊き出しや啓蒙活動など様々な形で
   活動を行い、ホームレスの方が厳しいこの時期を無事に過ごしてもらうこと
   を目的としている活動)


広島夜回りの会では、
その、冬季の夜回りの事始として、12月3日(水)に球場横の土手にて炊き出しを行いました。
炊き出しでは、おにぎりにゆで卵、バナナに温かい豚汁、そしてお酒が振舞われました。


正確に数えてはいませんが、50人以上の方が炊き出しにいらっしゃったと思います。


広島では、11のエリアを夜回りで回っており、把握できるだけで120人前後の方が野宿されています。
そのために、今回初めて顔を見る方々がほとんどで、せっかくいろいろお話できるチャンスのなか、
声をかけることができませんでした私はひたすら豚汁をついでました。

次回こそは!
どんどんお話を聞いていきたいと思います。

以上、広島の活動報告でした。
広島のことについて、聞きたいことなどありましたら、下記連絡先へお願いします。
hiroshima_yomawari_youth@yahoo.co.jp

【yukki


***追伸***

広島でも「反貧困ネット広島」が設立されるようです。
広島県内の弁護士や司法書士、福祉士、医療関係者が今準備を行っているようで、おそらく12月24日に早くも専門家による生保の受給や派遣解雇、多重債務に関して相談会が行われるようです(0120-1100104)。
こういう方々とも連絡を取って、おじちゃんおばちゃんたちにいろいろ情報を提供していけたらと思います。

参考:
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812040037.html

"ホームレス"路上脱却・自立支援のためのボランティア育成講座 in 広島

November 15 [Sat], 2008, 17:46
こんにちは〜。
ゆきの@広島です。

今日は、広島で行われる“ホームレス”路上脱却・自立支援のためのボランティア育成講座についてお知らせします



広島では、広島社会福祉士会主催の“ホームレス”路上脱却・自立支援のためのボランティア育成講座が行われます。

一番最初の座学では、『ルポ 最底辺―不安定就労と野宿』(ちくま新書)の生田さんがいらっしゃり、
かつ福祉士会の活動について聞くことができるいい機会です。

是非、お越しください。

もちろん、私が参加しています広島夜回りの会の活動もこの講座の中に含まれておりますので、そちらの方の参加もお待ちしております。


詳細は、以下の通りです。
(以下、福祉士会のHPより抜粋:
 http://park5.wakwak.com/~hacsw/iinkai/2008/081221home.html)

*********************************

“ホームレス”路上脱却・自立支援のためのボランティア
育成講座
 

 広島市内には現在約130名の方が、公園や街中で路上生活をしておられます。長く辛い日雇労働生活の結果、高齢・障害により働けなくなった方だけでなく、不安定雇用労働の繰り返しのまま、ついに職も住まいも家族も失った若者も増えています。たくさんのものを失った人たちが市民社会に戻っていくためには、労働・住宅・福祉施策の充実等、「ホームレスの自立の支援に関する基本方針」に即した施策支援とともに、それら社会資源につなぐための相談・同行や、市民生活を維持させるための助言、交流といった市民ボランティアによる寄り添い支援が必要であると私たちは考えています。
 本講座では、ホームレス問題の社会的背景―つまり、現代の貧困をどう理解するかーを学ぶことから、「関係の貧困」を解消していくこと、つまり人と人が助け合う関係を築いていくことについて考え、そして実際に市民ボランティアとして活動する実習も用意しています。
 あなたのご参加をお待ちしています!!反・貧困について一緒に考えてください!


@日程及び内容

座学

平成20年 12月21日(日)13:00〜16:30

会場:市民交流プラザ

第1部 “現代の貧困をどう理解するか”  
      ―経済の貧困と関係の貧困―
 
    講演:生田 武志 さん

   『ルポ 最底辺―不安定就労と野宿』(ちくま新書)
   『<野宿者襲撃>論』(人文書院)  著者
    □釜ヶ崎近辺の野宿者問題
    □若者の不安定就労と子どもの貧困問題
    □貧困問題の構造的背景
    □中高生への授業実践

第2部 私たちにできること
   コーディネーター: 広島県社会福祉士会 ホームレス支援委員会
    □ 路上脱却のために今、どんな支援をしているか
    □ どんな支援が必要だったか

実習1

*都合の良い日に参加してください。

☆夜回り活動から学ぶ
  日程:12月から3月の毎週水曜日
  時間:集合20時30分〜解散時間は夜回りコースによって異なります。
  集合場所:西区「観音町カトリック教会 【地図】

☆くつろぎ入浴サービスから学ぶ  
  日程:12月27日、1月9日、16日、24日、31日、2月6日、13日、21日、
      28日のいずれかの金曜日あるいは土曜日
  時間:13:00〜18:00の間で希望の時間
  場所:西区内


実習2 路上脱却・自立支援のための相談・同行から学ぶ

実習1で出会った方の相談活動に同行します


実習3 “春よ来い”食事会

平成21年
3月8日(日)9:00〜16:00


*準備
3月7日(土) 15:00〜20:00

“春よ来い”食事会を開催する

 厳しい冬を無事に越せたことを祝し、皆で春を迎える食事会です。
 冬に入る前には、『夜回りの会』が炊き出しを行っておられます。
 参加の案内は夜回りの時に行います。
 内容は、食事、お楽しみタイム、健康相談、生活相談コーナーなどです。

 □ 時間は、当日準備、後片付けの時間を含みます。
 □ 前日の夜、会場準備、食事の下ごしらえなどをします。
 □ 会場は、市社会福祉センター(広島県広島市中区千田町1-9-43 )です。 【地図】


A参加費  無料
 *実習に備えてボランティア活動保険等に加入を希望される方は、別途費用負担をお願いします。

B参加対象
  ホームレス状態の人の路上脱却・自立支援、反・貧困に関心のある方ならどなたでも!

C定員 50名(定員になり次第締め切ります)

D会場
  広島市まちづくり市民交流プラザ北棟5階研修室A 【地図】
  広島市中区袋町6−36   電話545−3911

E主催
  社団法人広島県社会福祉士会
  (この研修は、社会福祉法人広島市社会福祉協議会の委託研修です。)

F共催(予定)
  野宿労働者の人権を守る広島夜回りの会

G参加申し込み
 【申し込み先】
 広島県社会福祉士会事務局(広島市南区比治山本町12−2)
   TEL:082(254)3019
   FAX:082(254)3017
   E-mail:hacsw@ce.wakwak.com

 【申込方法】
 申込書に必要事項を記入の上、申込先へ郵便,FAX,E-mailでお申込ください。
 (参加券等は発行しませんので、当日直接会場へご来場ください。
  定員を超える場合についてはお断りする場合があります。)

*********************************

多くのご参加お待ちしておりまーす。

講座の受講という形ですべてのプログラムに参加するだけではなく、
個別のプログラムの参加だけでもOKですので、参加申し込みの際にお申し出ください。

お待ちしておりま〜す


以上、広島からでした。
広島のことについて、聞きたいことなどありましたら、下記連絡先へお願いします。
hiroshima_yomawari_youth@yahoo.co.jp

【yukki
「オープンハンドまつやま」とは?
  • ニックネーム:ホームレス支援を考える会 オープンハンドまつやま
  • 誕生日:2004年12月30日
  • 現住所:愛媛県
  • 趣味:
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愛媛県松山市の市民団体/活動内容=路上生活者支援(夜回り・炊き出し・訪問・福祉相談など) 2005年春、問題関心をもつ市民、学生によって立ち上げられました。四国中のホームレス支援団体とネットワークをつくって地方におけるホームレス問題に取り組んでいます。 代表:愛媛大学法文学部准教授 丹下晴喜 参加者・会員随時募集!! 一度夜回りに参加してみたい!この問題について勉強したい!と思われた方は、是非一度活動に参加してみてください☆大歓迎です☆ 路上生活者問題だけでなく、背景で絡み合っている、今の社会にある様々な問題が見えてくるはずです。                          【連絡先】070(5689)2136 openhand_matsuyama@willcom.com
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