CHANGE
2014.05.14 [Wed] 12:38

みなさま、大変ご無沙汰しております。
今シーズンの小屋明けも、いよいよ、あとひと月半後に迫ってきました。
2014年度のヒュッテ大槍も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

6月上旬には、3日間程度の予定で、「下見」と称し、冬を越した大槍の建物の点検と、屋根廻りの除雪に赴きます。雪に閉ざされた槍ヶ岳周辺にも、春の足音は確実に近づいて来ています。
 

冬の色
2013.10.23 [Wed] 16:00

小屋閉めをして下山後、1週間で早くも大槍に行く用事が出来てしまい(苦笑)、先の土日で行って参りました。
天気は暗いガス。大槍の建物も、来年6月までの冬眠に入ったところなので、館内は冷蔵庫のように底冷えがして、ちょっとでも動きを止めると、歯の根が合わなくなってきます。

早々に用事を済ませ、キチンと戸締り、鍵掛けを確認して、この日は殺生ヒュッテのご厄介になりました。


殺生ヒュッテへの道案内は、白い冬毛が目立つようになってきた雷鳥のヒナ(と言っても、もう母親と遜色ないサイズに成長していますが・・・)。これから初めての冬越しを迎えます。

翌日は、朝から雨・・・・・。
殺生ヒュッテを出発してすぐに振り返れば、暗い雨模様の天気ながら、ガスは流れ、厳めしい冬の表情をした槍の穂先がその姿を現しました。

長駆、上高地からの道も、この槍の姿を目にすると、なんだか無性に報われた感じになる という、登山者の方々の当たり前の感覚が、とてもよく解った日曜の朝でした。

「GOOD BYE . YARI ! また、来年まで。」
 

ご報告
2013.10.17 [Thu] 10:40

ただ今、ワタシは、松本にある燕山荘事務所という所におります。
ここで、ヒュッテ大槍の最終的な会計や、雑多な各種ファイルの取りまとめなどをしながら、濃い“下界”の空気の中で今週を過ごしております。

そうそう、ネット環境が喪失した後の、営業終了から小屋閉めまでのご報告がまだでした・・・。10月5日、営業最後の土曜という事で、30名くらいはお泊まりになるとの予想でしたが、それを嘲笑うかのような天気予報のお陰で、お泊まりはナント、おひとり・・・。その、お泊まりいただいたハダ様は、「私ひとりとは・・・、ご迷惑だったんじゃ?」と気づかって下さる、やさしいジェントルマンでした。
天気の回復した最終日6日も、宿泊されたのは5名様・・・。そんな訳で今年の「営業最終日の記念撮影会」も自然消滅となり、なんとなく寂しい営業終了となりました。
相変わらずキ―――ンとした寒さが訪れないまま、冬越しの支度を4日かけて行い、11日に全員無事下山いたしました。

最後になりましたが、今年も大勢の方にご利用いただきまして、本当にありがとうございました。また来年も、「槍ヶ岳のオアシス」たり得るよう、努力してまいりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。    ― 拝。


台風の後、西高東低の気圧配置となり、槍も「白い世界」となったようです。今後、北アルプスにお出かけ予定の方は、天気図で気象を読み、しっかりとした冬(に近い)装備で、どうぞ細心のご注意を。

 

あと2日
2013.10.04 [Fri] 19:18

お客様の夕食時に重なりましたが、西から南にかけて秋の空に朱が差しました。こんな黒々した槍のシルエットを間近で見るのもあとわずかです。

 

パワスポ(?)
2013.10.04 [Fri] 09:30

ここ数年の中で、今年の紅葉は、そうキレイな方ではないと思います。
それでも、ドンピシャリのタイミングで山を訪れれば・・・、

グリーンバンドから見下ろす槍沢の紅葉は、見目麗しく、艶やかで、ここ数日が、その「ドンピシャリ」のトコロだと思います。


営業終了も間近に迫り、昨日は揚水システムの撤収作業を行ってまいりました。(例年より、少々遅めではありますが、今年は比較的暖かなので・・・)
大槍が水場としている所は、犀川水系(=信濃川水系)の、最も標高の高い水源の内のひとつで、10月のこの時期にして、なお、豊富な水量を誇ります。


数百メートルに及ぶ揚水パイプを要所要所で切り離し、ロールにまとめる作業。なかなかの力仕事です。



水揚げ用のエンジンは、バッテリーやホース類を外し、冷却水には不凍液を混入し、オイルを交換したりして、丈夫な雪囲いをかぶせたら、来シーズンまで「サヨウナラ」。


そしてメインイベントは、水源のお神酒を交換し、今シーズンも無事に水揚げが行えた事への感謝を込めて、拝、拝、拍、拍、拝。




余計な話ですが、“そっちの方を信じる方々”にとっては、日本一長い信濃川水系(流域面積日本3位、水系流域内人口295万人)の、最高標高の水源のひとつと言う事で、ウチの水場って、「もんのすごいパワースポットなんじゃないかなぁ?」なんて思ったりもします・・・w。
 

最終イベント
2013.10.03 [Thu] 08:32

さて、今シーズンのヒュッテ大槍も、みなさまのお陰をもちまして、ご好評の内に、あと(今日を含めて)4日で終了というところまでやってまいりました。特に、今年の秋は、例年に比べて、ずいぶん暖かだった事もあり、「あれ?もう、小屋閉めかぁ・・・」と言うのが、今の率直な心持ちです。

さて、小屋閉め前日の朝(土曜泊の翌朝)には、今年も、無事終了を祝う、記念集合写真の撮影を行いたいと思います。シーズンの感謝を形にしようと始めたこの企画も今回で3回目。去年、おととしは、連休という事もあり、大勢ご参加いただきましたが、果たして、今年はイカガ・・・?


2011年、薄暗く寒かったこの日ですが、槍は、しっかり見えていました。


2012年、絶好の晴天で迎えた朝、大勢の方がフレームに収まりました。


注 : 出来るだけたくさんの方と、無事な小屋閉めを祝う記念写真を撮影しようという企画のため、土曜泊の翌朝(今年は10月6日の朝)に行いますので、ご注意ください。(最終日の朝ではありません)
集合時間は、おおよそ6時過ぎ(当日の御来光は5:45頃)くらい。参加は自由です。当朝、メールアドレスをお教えいただければ、後日、大きいサイズのファイルを送らせていただきます。
集合写真は、槍をバックに撮影する予定ですが、天気如何では、食堂にて、小屋の看板を中心に集まっていただいて撮影します。
 

青いザック
2013.10.02 [Wed] 16:07

昨日ご宿泊のご婦人が曰く、「(ベニバナ)イチゴを採っていたらブッシュの中にザックを見つけた」と言うので、今日、その謎のザックの探索に行って来ました。
30分程の探索で、東鎌尾根の、(槍ヶ岳まで)1.4kmと1.5kmペイントの中間あたりのブッシュ帯で青いザックを発見、収容して来ました。


昨年の8月23日にレスキュー(http://yaplog.jp/ooyari/archive/1419)した方が、滑落した際、「ザックがどこかに行ってしまった」と非常に気にされていたのですが、登山道からの目視ではついに発見できなかった事があり、今回、発見の位置からすると、まず、この方の物であると考えられ、松本署地域課に連絡を取って、営業終了後の9日のヘリで下ろす事としました。

去年の紅葉も、冬の猛烈な気象も、梅雨の長雨も、夏の暑さや雷も、ハイ松とベニバナイチゴの間で過ごした青いザック・・・。そして、2度目の紅葉を迎えていた今日、(きっと、お弁当が入っていたと思われる辺りを動物にかじり破られた以外は、)去年の8月23日のままの姿で再び時計が動き始めた青いザック・・・。
 

刻々と
2013.10.02 [Wed] 06:25

朝の光に色づけされた、雲とガスの塊りの中間のような水蒸気が、踊りながら稜線と戯れて、槍の穂先を覆ってみたり、ちぎれて、また、形を変えてみたり・・・。






 

錦秋を槍へ
2013.10.01 [Tue] 17:54

今日現在、槍沢の紅葉は、大曲あたりからグリーンバンドくらいまでが見頃となっています。6日の(大槍)営業終了までずっと楽しめそうです。


写真では赤(ナナカマドなど)が目立ちませんが、黄色(ダケカンバなど)の中にポツポツ、アクセントとして効いています。





 

てんぐっぱら(続報)
2013.09.29 [Sun] 23:27

天狗原周辺の紅葉の具合を偵察してきました。w
しかし、「ただ行ってくるのも能がない」、てな事で、秋ピーの3000mの稜線を南岳までパトロール(?w)してから、天狗原まで下りて行きました。


大喰岳からの、迫力ある槍の雄姿。


中岳から槍&東鎌尾根。殺生ヒュッテと、わずかに大槍の屋根も見えてます。画面中央下部に写った雪渓が、大槍でポンプアップしている湧水の源、地下浸透式の天然のミネラル・ウォーターのプール、デスネ。

稜線の途中では、槍平と南岳の支配人に続けざまに遭遇!特に槍平のハシモト氏とは、ポカラとバンコク以外で初の邂逅・・・。コンドノミマショーネw



天狗原至近まで行くと、そこ此処のナナカマドが赤いたたずまいに・・・。


一応、お決まりのアングルでも1枚。 総評としては、天狗原周辺は、ここ1週間〜10日くらいが紅葉のピーク・・・な感じです。



天狗池に映る逆さ槍、今回、そのベストポジションには3台の三脚が・・・。この時期、この場所には、今まで何回も行きましたが、皆、自然と譲り合って撮影していたので、いつまでも退かないこの三脚に対しては、違和感(便利な言葉デスネ!w)を禁じえませんでした。オー・マイ・・・