* 

2006年05月25日(木) 14時14分



      "いいな。"

  飲み込まれそうな青いせかいでわたしは彼と出会った。

                 "わたしにはそんなのついてない。"

    彼はやさしそうに微笑むの。

                 "君も持ってるよ。"

          わたしは怒った顔をする。

     "それは嘘よ。"

               "わたしは飛べないわ。"

  彼はまた、わたしの好きな笑みを浮かべたわ。

  "まだ、知らないだけ。"

   そう言うと、彼はそれを広げてどこかへ行ってしまった。




     空にはとびらがある。

         ああ、わたしはまたあの無口なうさぎに会うのだわ。



* 

2006年05月25日(木) 10時24分
   "よくこんなところにいられるわね。"

             わたしはそれに話しかけた。

       "息ができないわ。"

  それは怪訝そうな目でわたしを見る

           "口をあけたら黒いのが入ってくるの"
 
    あたりはとても暗い。
    
           黒いものが一面にいるのだ。

     "あなたがすうからよ"

  わたしは首をかしげる。

           "吐けばいいの。全部。からっぽになるまで。"

                 "そうね。"

     わたしは暗闇を吐きつづけた。
 
                          ぜんぶ。

      ぜんぶ。
 
            なにもなくなるまで。




それからわたしはまた、とびらを開けたわ。

       中にはいつものようにスーツを着たうさぎがわたしを待っているの。

* 

2006年05月25日(木) 10時21分









わたしはそのとびらを開けたの。

そしたらスーツを着たうさぎがいたわ。











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