恋の涙 

2006年03月30日(木) 0時36分
ああ愛しい貴方。私だけを見つめてください
ああどうか、もう一度だけ。
私の為に微笑んで。

遠く消え行く記憶は儚く、
もう貴方は覚えてもいないでしょう。
私と貴方が出会ってから、もうすぐ5度目の春が来る。
霞み行く思い出は切なく、
きっと私を苦しめるでしょう。
長すぎるほどの初恋は、もうすぐ終わりを告げるから。

貴方が私の目の前から、姿を消した其の瞬間。
貴方は永久のものになる。
私の思い出の中に静かにたたずみ、
涙が出るほどの愛しい思いと、淡く消え行く貴方の声が。
きっと私を放さない。

ああ愛しい貴方。私だけを見つめてください。
ああどうかもう一度だけ。
只一度でいいから。
私の為に手を差し伸べて。

二人で撮った写真はきっと、
日ごとに色褪せていくのでしょう。
セピア色に染まった貴方の笑顔が悲しくて。
二人笑いあったお話はきっと、
ストーリーさえ見付かりはしないでしょう。
幼かったあのころは、ただただ毎日が愛しくて。

貴方と過ごしたあの日々は、幸せすぎて恋しくて。
視線の先に貴方がいれば。
ただそれだけで幸せで、未来に不安はひとつも無くて。
ずっと一緒にいられると。

ああ愛しい貴方。私を抱きしめてください。
その暖かい眼差しで。其の柔らかな笑顔で。
其の愛に満ちた指先で。その何よりも愛しい声で。
只一度でいいから。

愛しい貴方。

どうか私を忘れないでくださいと、桜の吹雪に願っては。
貴方の後ろに残ったものは、並んで歩いた足跡と、
ぽたりと零れたひとしずく。

ホワイトデー 

2006年03月15日(水) 0時01分
梅の花が少し開いた寒い日。
7時前に学校を出るとき、貴方に呼び止められました。
一緒に歩いていた友人たちは少し足を止め、
私を待っていてくれました。
バレンタインデーのお返しに、と貴方は私の手のひらに
そっとキャンディーを。
その顔は無邪気で、まるでいたずらっ子のよう。
またおいしいケーキ作ってよ、と行って去ってしまった貴方。
勿体無くて食べれないと、ポケットにしまいこんだ5つの飴玉。
自転車の帰り道、ひとつだけ開けてみる。
今までに食べたどんなキャンディーよりも、
甘くて優しい味。
口の中で消えていく感覚を貴方と重ねて寂しく思いながら、
呼び止めてくれた貴方の声や微笑む笑顔を思い出して、
私はまた少し恥ずかしい気持ちになるのです。

さようなら 

2006年03月11日(土) 22時46分
部活帰りの道の途中。
夕暮れ前の、その一瞬。
肩から提げたトランペットと癖のある貴方の髪。
ほんの少しだけ見える淡い月と雲に隠された太陽に、
鮮やかに映える黒。

「さようなら」

柔らかな少し高い貴方の声に、
私の呼吸は苦しくなる。
小さな声で返します。

「さようなら」

去り際には優しい笑顔。
熱くなった頬は、夕日と同じ薄紅色。

優しい貴方 

2006年03月11日(土) 0時06分
12時過ぎの私からのほんの小さなお願いを、
少し聞き流しただけ。
たったそれだけのことなのに、私に「ごめんな。」って
謝る貴方。
何にも悪いことしていないのに、わざわざ私のところまで来てくれる。
そんな優しい貴方が好きだけど。
きっと貴方は気づいてない。
その優しさが時々鋭い棘となり、私の胸を突くことに。
わけ隔てなく振りまかれるその優しさを、
独占したいと思う私の想いに。

酷い人。

でも、とってもとっても好きよ。

天使なんかじゃない 

2006年03月09日(木) 16時49分
私は天使なんかじゃない。
貴方が思うほど綺麗じゃない。
自分の幸せが一番大切。
貴方が幸せなのなら。
そんな言葉、考えただけで反吐が出る。
嫉妬もするし怒りもする。
ただ、其れを表に出さないだけ。
私は貴方の理想を作っているだけ。
にじみ出るのは偽者の色。
気づくのが遅すぎたみたい。
貴方が好きなのは、彼女みたい。
じゃない。
彼女そのもの。
どんなに絵の具を足しても天然の色にはかなわないもの。
真っ白で綺麗な天使なんかじゃない。
汚れて、貪欲で、自分の幸せが一番大切。
貴方のために、染まった私。

真夜中の純愛 

2006年03月05日(日) 0時31分
ベッドサイドに飾ってある、貴方と私の写真。
もう半年以上前になるのかと、少し寂しい気がします。
貴方と過ごせる日々が、刻々と減っています。
カレンダーに書き込んだ、大切な予定。
4月始まりのスケジュール。
一番後ろに書き込んだ予定は、貴方の笑顔、最後の日。
貴方と同じ場所にいられるだけで幸せでした。
最後の時も笑って見送ろうと決めていました。
けれど痛みを伴う悲しい秘め事は、
これからもずっと続くのでしょうか。
ベッドの中では、決して呼ぶことのない貴方の名前を繰り返し、
目を閉じれば浮かびくる貴方の姿を、幻想の如く追い、
夢の中ですら貴方を求めているというのに。
私はこのまま静かにこの恋を終わることができるのでしょうか。
現在時刻は1:30。
貴方に返って来るあてのないメールを送ってみましょう。
携帯電話を握り締め、何度も何度も祈るから。
くだらない期待をかける自分が嫌い。
上手く割り切れない自分が嫌い。
きっと、貴方のことを好きな私は、世界で一番私が好きな私で嫌いな私。
切なくて、もどかしくて、苛立って。
それでもどうしようもなく愛しくて。

着信音は響かない。

真夜中、1人。
今、貴方のことを世界で一番好きでいる私。

勿忘草 

2006年03月01日(水) 21時24分
去って行く貴方に、一輪の花を。

艶やかでもない、華美でもない。
されど強く強く心に咲く花を。

声に出せない想いだから、静かに語る淡い藍。
小さく揺れるその花を、貴方は知っているでしょうか。
遠い昔、悲しい別れをした男女のお話を。

私のことを、忘れないで。

甘い香りもない、ただただ質素な花。
けれどその花にこめられた想いは強く切なく。

私のことを、忘れないで。

振り返ってくださいとは願いません。
愛でてくださいとも思いません。

ただ、私のことを忘れないで。

精一杯の気持ちを込めて贈るから。

いつまでも貴方の心から消えぬ花であるように。

卒業式 

2006年03月01日(水) 0時56分
今日は大好きな貴方の卒業の日。
明日が終われば、校舎を歩いても、教室の前を通っても、
どこにも貴方はいない。
楽しそうに響く貴方の声も、みんなを幸せにする貴方の笑顔も、
どこを探しても、もう見つけることもできない。
さようなら。
大好きな先輩。
気持ちを言うこともできないままで、寂しい恋だったけど。
たくさんたくさん幸せもあって。
初めて知った嫉妬とか、涙が出るくらい切ない夜とか。
全部貴方がくれたんです。
さようなら。
降り注ぐ冷たい冬の雨は、零れる恋の涙。
どうか、貴方だけはいつまでも幸せでいて。

花嵐 

2006年02月26日(日) 1時18分
私の好きな人には好きな人がいます。
私は其れが誰なのか知りません。
私は想像の中の『彼女』に嫉妬してしまうのです。
『彼女』は私と正反対です。背が小さい、年上の人。
『彼女』のことを話す貴方の声が、笑顔が。
どれほど幸せそうだったことでしょう。
私は思ってしまったのです。
これが私のことならどれ程嬉しい事でしょうと。
一瞬だけ『彼女』に抱いてしまった黒い感情を、
私は今も忘れることはできません。


まっすぐに前を見つめる陽だまりのような貴方は暖か過ぎて、
雪のような私は近づくことも許されてはいないのです。
触れたいと願えば、指先から想いは零れ落ちてしまうでしょうから。
私は陽だまりに包まれ咲く、一輪の花になりたいと願い、
空高く光を目指すことのできる蝶に憧れていました。

きっと貴方にとって『彼女』はそういう存在なのでしょう。
陽だまりは、欠ける事のない穏やかな想いで、
『彼女』を愛でているのでしょう。

其れほどまでに『彼女』を想う貴方に、どうして好きと言えるでしょう。
私は貴方の声を聞くだけで体が震え、後姿を見るだけで、胸は潰れそうになるのです。

密やかに貴方を想いはじめて、4度目の春が足音を立てて近づいています。
貴方は桜の嵐に連れ去られ、どこか遠いところへ行ってしまいます。
春が来るたび私は悲しい気持ちでしたが、次の冬にはまた会えました。
けれど、今年で其れももうおしまいです。
本当に本当に最後の日が近づいているのです。
雪解けの時が来たのかもしれません。
大丈夫。
陽だまりに触れ、私のすべてが解け去っても
流れる涙は雨となり貴方とどこかで出会うでしょう。

春の嵐が、私の背中を押している。
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