食事と健康(その1) 

November 09 [Wed], 2005, 22:40
 先日、「高齢者の食事」というセミナーに参加してきた。面白い話題がいくつかあったので、このページに紹介することにします。

 第1回は、アルツハイマー病と食事栄養に関する知見。

2004年にフランコというドクターが調査したところ、毎日きちんと野菜・果物をとり、魚を定期的に食べる人はアルツハイマー病になる人は少ないとのことでした。また、シカゴやロッテルダムでの調査では、これらの栄養素をサプリメントでとっても効果が薄いと報告しています。
 従って、サプリメントではなく食事として、「野菜・果物」と「魚料理」を定期的にとることが脳の健康につながるというお話しでした。

牛乳の飲み過ぎが骨粗鬆症を招く?? 

November 07 [Mon], 2005, 6:11
一般に、牛乳のカルシウムは小魚など他の食物に含まれるものより吸収がよいと言われますが、それは少し違います。人間の血中カルシウム濃度は、通常9〜10ミリc(100cc中)と一定しています。ところが、牛乳を飲むと、血中カルシウム濃度が急激に上昇するそうです。この「血中濃度上昇」こそが、悲劇をもたらすのです。実は、急激にカルシウムの血中濃度が上がると、体は血中のカルシウム濃度をなんとか通常値に戻そうと恒常性コントロールが働き、血中余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまう。つまり、カルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムはかえって体内のカルシウム量を減らしてしまうという皮肉な結果を招くのだそうです。牛乳をたくさん飲んでいる世界4代酪農国のアメリカ、スエーデン、デンマーク、フィンランドで股関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。これに対し、日本人が昔からカルシウム源ととしてきた魚や海草類に含まれるカルシウムは血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。しかも、牛乳を飲む習慣のない時代の日本には骨粗鬆症はありませんでした。 (前述 病気にならない生き方 新谷弘実著)
 この話は始めて聞きました。一人のドクターの見解ですが、妙に納得感があるようにも感じました。皆さんはいかがですか?
 

魚の脂と畜肉の脂 

November 03 [Thu], 2005, 19:40
最近読んだ本で面白かったのが「病気にならない生き方」新谷弘実著です。著者は、米国の大学病院の先生ですが、その本の中で、魚と健康との関係でこのように述べています。「牛や豚、鳥の体温はヒトより高い38−41度。これより体温の低い人間の体の中では、ベタッと固まってしまう。一方、魚は変温動物なので、通常はヒトよりはるかに低い体温をしている。魚がもつ脂が血液をサラサラにするのはこのためです。だから、同じ動物性タンパク質でも”肉”でとるよりも、”魚”でとった方がヒトの体にはるかによいのです。」すごく分かりやすい表現ですね。。。。。ホントかな?

日本のサケは中国経由EU! 

November 02 [Wed], 2005, 5:44
この2枚の写真は中国の水産加工場です。実は、ヨーロッパの魚の 価格の高さと日本からのサケの輸出の急増の背景には中国の水産加工業の存在があったのです。中国の水産加工業は、ヨーロッパやアメリカからの水産物の委託加工のウエイトが大きく、タラ類などの主でした。また1工場あたりの規模が大きいのも特徴です。そのタラ類の水揚げが大幅に減少し、中国の加工場も仕事が減少し困っていました。そこに北海道からサケの売り込みがあり中国側とヨーロッパ側の思惑が合致したのです。何しろ従業員500人以上が当たり前の国ですから、処理能力もスゴイです。その結果、わずか3年間で日本のサケの40%以上を扱う状況になりました。 魚に付着している虫確認従業員2000人です

なぜヨーロッパで魚が高い? 

October 31 [Mon], 2005, 21:45
>なぜ、イタリアで魚が高いか?
いくつか理由がありますが、まず言えるのはイタリアでは鮮度の良い魚を高く評価する文化があることだと思います。次に、ヨーロッパ全体がEUの統合により市場の統合が進み、世界経済の動きに影響を受けるようになったようです。そして、ヨーロッパでは狂牛病の蔓延や健康志向の広まりから魚を食べる習慣が急速に広まっているとのことでした。実はこの影響は当社にも大きく響いています。実は、岩手県に水揚げされるアキサケの約2倍の数量が北海道及び岩手県からヨーロッパやアメリカに輸出されています。わずか3年間に3千トンが約9万トンまで増加しました。ななんと30倍です。おかげでアキサケの価格はこの2年間で2倍になりました。なぜ?わずか3年間でこれだけ数量が激増したのでしょう?この続きは次回へ。

魚は世界中で注目! 

October 30 [Sun], 2005, 14:01
魚を食べる文化が世界中に広がっています。ヨーロッパでもスペインやポルトガル、イタリアの南部地域では昔から魚を食べていましたが、ここ数年急速に魚を食べるようになってきました。写真は、イタリアのフィレンツエの卸売り市場でのスナップですが、鮫のぶつ切りが、ななんと 19.5ユーロ(2700円/kg)!皮付きのマグロぶつ切りも18ユーロ(2500円/kg)です。ちなみに骨付きの大きなハムが1000円/kgで売られていました。ここは少々高級なお店でしょうが、それにしても高い。その理由については次のお楽しみ。

始めるにあたって 

October 29 [Sat], 2005, 10:13
 魚を中心とした食事が、今世界中で注目を浴びている。それには様々な理由があるが、一つには健康にいい食事という認識が広く理解されつつあることがある。このブログは、魚にまつわる話、魚料理に関する話、そして魚料理と健康に関して得た知識や考えたことをつづっていくページにしたい。お楽しみに。
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