ビブリオバトルとその他の出来事。

February 27 [Mon], 2012, 0:18
嬉しいこと。

ものすごく久しぶりに懐かしい同期と話せたこと
大変珍しいことに、東京までてんぷくの先輩が訪ねてきてくれたこと。
花粉が飛んでるはずなのに、鼻炎の調子がいいこと。

うむ、良いことを積み重ねてがんばろう。



本日、
千駄木駅近くの本郷図書館で行われた
「ビブリオバトル」に参加してみました。(といっても観客側ですが)

本郷図書館は千駄木駅を降りてすぐ、大変有名な団子坂を登った上にあります。


※このD坂=団子坂。他にも鷗外や二葉亭四迷などの作品にも登場しているそうです。読んでないけど。
そしてこの団子坂を登り切り、左に曲がると森鷗外が生涯暮らした観潮楼、右に曲がると本郷図書館。
森鷗外は今年生誕150周年ということで
今回のビブリオバトルのテーマも
ずばり「森鷗外」でした。



えーっと、
ビブリオバトル自体、マニアックですよね。
私も「本読みHP」→こちら←のブログで拝見するまで知らなかったのですが、

(こちらのブログは文字を読むのが好きな人にとっては超面白いです。
「読書感想文は一行読めば書ける」なんかは爆笑間違いなしです。)

話題を戻して。
「ビブリオバトル」を簡単に説明すると、
「何名かでお題に沿ったお勧め本を持ち寄り、
制限時間内に自分の好きな本を紹介して、
観客の投票で一番読みたくなる本を決める」
という図書部だった私にはなんとも興味そそられる内容なのです。
※ちなみに、発案したのは京大の先生で、メンバーに演劇系の人が多くてこういう形になった、というのにも納得。
どこまでも芝居から離れない私。



今回紹介されたのは
○「妻への手紙」
○「カズイスチカ」
○「普請中」
○「鷗外の子供たち」
○「秋の舞姫」
○「鷗外の恋 舞姫エリスの真実」
の6作品。
どれも「堅苦しい」「難しい」と思われがちな森鷗外の作品をいかに手に取りやすくするか、
という点に心を砕かれていて、速攻で「読みたい」リストに追加されていきます。

質疑応答も鷗外マニア(?)な方々から活発な質問・意見が飛び交い
大変活気のある会でした。
(※特徴として、ライブ感を大事にしているのでレジメやパワーポイントなどの資料を使わない、
質問は「討論」ではなく「これを知ったら読みたいと思うか」という観点で質問をしていくこと。)

良いなあ。こういうの。
皆さんの鷗外への、作家への、本への愛が伝わってきて
聞いていただけでもなんだかとても良い気持ちになりました。
ビブリオバトルの一貫したコンセプトに
「人を通して本を知る、本を通して人を知る」
というものがあるそうです。
ああ、やっぱり芝居に近いものがあるなあと思った。
結局人は人を見るのが好きなんだなあ。それを出会いや縁と呼ぶのだ。


→ビブリオバトル公式HP←

本が好き、人が好き。そんな人の為の素敵イベント。


最近全然着物写真UPしていないので
東京では着てないかと思われそうなので、一応UP.

カイジルシプロジェクト

February 26 [Sun], 2012, 19:20
貝印さんの面白プロジェクト発見。
「消費者とつながろう!」という意図で
ブログ等で貝印の商品について書いているのをスタッフが発見してコメントを残す、という「カイタッチ」プロジェクト。

2年前からの取り組みでフェイスブックとかが普及する前からスタートしていた、というのが素敵。
またこのHPがとにかくかわいいんです。→カイタッチプロジェクトHP←

しかぁし、とにかく持ち物が少ない私の家(というか部屋)に貝印製品は紛れ込んでいるのか???

半信半疑ながら探してみると・・・
ありました!
名古屋から持ってきた爪切り!



精一杯オメカシして撮ってみました(笑)
長く使ってますがとても切れ味が良くて流石MadeInJapanという感じです。うむ。
ちっちゃいからこそ、良いものは良いですね。(当たり前)

鋏だって包丁だって100均で買える世の中だけど、
分が過ぎない範囲でちゃんと選んだ好きなものを使いたい。
今探しているのは使いやすくてちゃんと研ぎに出せる、糸切り鋏です。

ちなみに背景は妹さんから頂いたGallerのバレンタインギフトです。
小物入れになっていてすでにパッケージの粋を超えていて素敵。

滅多にこういうおとめチックな(?)ジャンルのことを書かないので、
ついでに最近手に入れた素敵グッズをば・・


今にも少年たちの声が聞こえてきそうなポストカードは
芝居界での先輩、M女史から頂いたもの。
ミャンマー国際航空フォトコンテスト優勝作品だそうです。

左側の床柄の器と、下敷きになっているお皿は千駄木で。
お皿がなくて探してたんですが
「木の器で、でも分厚くなくて柄が入っていてほしいけど絵が描いてあるのはいやだ。」
と思っていた私にどこかから降ってきたような勢いで目の前に現れてなんと1枚500円。なんてこった。

ループタイは同じく千駄木の骨とう品屋さん、
というか意味の分からない謎の人形〜超高級の骨とう品まで並んだ謎のお店で、
ななな何と200円。
駄菓子か?という値段ですが
ヒスイの層の色の違いを生かしたカメオみたいな技法で彫られてます
(高山の一刀彫りみたいな感じ)
これは自分の中では掘り出し物〜!
着物グッズに変えようかと思っているけど、しばらくはそのままでネックレス代わりに。
ふふふ。

奥の湯飲みはちょいと古株で、去年加賀温泉で手に入れた九谷焼。
あまりにかわいいので九谷焼っぽく見えないけど、釉薬は確かに九谷の色。

物にこだわりがあるか、と言いわれると
実はそんなに無いしコレクター欲もないんだけど
好きな物が手元にあって使えるのはいいなあと思ってます。

ちなみに、
焼き物系で一番愛しているのがこの急須。



宝瓶という形の急須でもともとは煎茶を淹れる時に使う煎茶道の用具の形らしいのですが、
これは倉敷の備前焼きのお店で一目ぼれ!!して以来、私の宝物です。
煎茶道でつかうモノより2回りくらい大きくてお店の人にも
「普段使いするようの大きさで番茶宝瓶って呼ぶ人もいるよ。
小さくなると専門品扱いで価値も上がって値段も高くなるんだよ〜」
と教えていただいたもの。
バランスが良くてちょうどマグカップ1杯分のお茶が入れれて、
持ってるだけでほっこりする。
もちろん
備前の良いのを買えるほどの財力はないので
そんなに高級品じゃないので景色がものすごく良い、という物じゃない、
けど毎日使っていて気に入っているからいいのです。
備前焼きは焼き締めの焼き物で、
釉薬をかけないので灰釉を楽しむんだけど(つぶつぶさん=胡麻というらしい)
このあたりの安物だと焼く前にある程度灰をつけてから焼くのね。
だから格が下なのだけど、
実はこの子はひっくり返すと裏側に火襷があるの!
それがお気に入りなのです。

陶器は育てる楽しみがあるので
ぼちぼち味をしみ込ませていこうと思ってます。


変な日記になってしまいました。
たまには、こんな日もありか。


飛んで!孫悟空!

February 20 [Mon], 2012, 23:52
もう2月も後半戦。
もうすぐ毎年、春の恒例行事
名古屋演劇教室の年度末、『NAGOYAダイヤモンズ』の公演シーズンです。




NAGOYAダイヤモンズとは、
小熊さん主催の名古屋演劇教室の「初心者の為のワークショップ」の公演名で、今年で4回目になります。
4月から1年間の初心者講座。週1回火曜日にアクテノンでワークショップを行いながら3月に公演するというパターンで
高校生から還暦過ぎまで、まったくの初心者〜劇団経験者まで実に幅広い個性際立つメンバーが1年間の集大成として行う公演です。

ワークショップの主催であり、公演の演出である小熊さんは自身が役者ということもあり、お芝居を無理やり「演出」するのではなく一人一人の個性が無理せず光るように、演出されます。(それでも「初心者だから」などの舞台に立つことに対する妥協は一切許しません。)
舞台に立つのが初めて、という方からもう何十年もやってます、という方まで一緒の舞台に立つのに何故かみんな「はまり役だなあ」と思う、パズルのピースがはまるような演出をされます。
まさに宝石の原石を一年切磋琢磨し、丁寧に磨きあげて連ねたネックレスのような、
バラバラだけど目が離せない不思議な魅力のある公演です。
毎年いろいろなドラマが生まれます。

これまでの公演
2009年 作:佃典彦 「ケシゴム」
2010年 作:竹内銃一郎 「水色の空、空色の水」
2011年 作:岩松了 「アイスクリームマン〜中産階級の劇的休息〜」

※★はその時の私のブログです。



今年は3月3日・4日 「飛んで孫悟空」
はじめての芸文小ホールではじめてのダブルキャスト。
別役実の不条理西遊記です。

果てしないシルクロード、
蜃気楼のむこうから歩いてくるのは・・・
ボロボロになった挙句「何をしに天竺に行くのか」さえ分からなくなってしまった三蔵法師御一行様。

人は、何に向かって歩いて行くのか。
夢と夢が交わる時、そこに立ち現れる、手に触れられるくらい確かな蜃気楼の物語。



日曜日に稽古を拝見しに行ってきました。
今年もなかなか楽しい舞台に仕上がりそうな予感です。
(私は相変わらず制作実務面で少しだけお手伝いします。今回6ステあるので当日はバタバタだろうな・・^^;)

公演詳細はこちらから
→名古屋演劇教室HP←


名古屋ダイヤモンズ ナゴヤダイヤモンズ NAGOYAダイヤモンズ

きのうみたゆめのおわり、あしたみるゆめのつづき

February 17 [Fri], 2012, 22:48


田園に死す
【原作】寺山修司
【脚色・構成・演出】天野天街
【音楽】J・A・シーザー
【芸術監督】流山児祥
【主催】流山児★事務所



ザ・スズナリにて 
2月11日観劇。

少年。
母。
出征したまま帰らぬ父。
隣家の新妻。
先の見えない暮らし。
家出。
東京での生活。
ふるさとは遠くに有りて想ふもの…幼き日の記憶は日々塗り替えられ、昨日の自分と今日の自分と明日の自分が混乱していく…一体自分とは何か、どこに向かうのか。。


東京への憧憬、恐山の呪縛、上京、幻滅、郷愁、
寺山修司すべてが詰まった作品でまさに寺山修司in天野ワールド

2009年の再演なのですが初演時には(台本がギリギリだったのは言うまでもなく!)しっかり詰められなかったので、煮詰め直してスパイスをちょっと加えて、の再演。要するに完成型。
とにかく、素晴らしい舞台!


※写真は流山児事務所HPより(たぶん初演時のもの)


『これは一人の青年の自叙伝の形式を借りた虚構である。われわれは歴史の呪縛から解放されるためには何よりも先ず、この記憶から自由にならなければならない。
この映画では一人の青年の「記憶の修正の試み」をとおして、彼自身の(同時にわれわれ全体の)アイデンティティの在所を追求しようとするものである。』


原作の
シナリオ 田園に死すより、
ノート抜粋。

この通りの舞台です。
相変わらず凄い。
映画からトリミングして再構築して芝居作って、もう一度映画を作ってしまったような。夕沈ダンスも見事でした。
名古屋でもやれたらいいのになあ。

TAWERS

February 11 [Sat], 2012, 18:33
4丁目の朝日と六本木の夕日

雪@飛騨

February 08 [Wed], 2012, 0:05
2月一週目、雪国飛騨への出張。
東京からだと6時間…遠い。。
今回は韓国のお客様をご案内して奥飛騨は北アルプス穂高連峰の麓、新穂高温泉まで。


雪シーズンに断トツオススメなのが新穂高ロープウェイ。



展望台の周りは雪の回廊になっています。

ロープウェイ途中から、槍ヶ岳が!





一昨年の夏に来たときは霧の中、去年の冬に来たときは猛吹雪だったから3度目の正直。


夜、中尾高原かまくらまつり。



かまくらの中にはバーやいろりも有。
マイナス20度。前日は猛吹雪だったそうですが私が行った2日は粉雪チラチラ舞う穏やかな日。節分の豆まきとお餅つき。

にぎやかなのに静かな不思議な時間の流れはさながら『ゆきわたり』きつねの幻灯会。


かたゆきかんこ
しみゆきしんこ

ハイハイカラバイバイマデ

February 01 [Wed], 2012, 0:37
ハイバイ 「ある女」
1月29日 こまばアゴラ劇場 


初めてのアゴラ劇場。
東大横の知性ある町。歩いている人皆が東大生に見える(気のせい?)
名古屋で言ったら・・・・名大駅のそばに七つがあったらこういう感じ?というくだらない事を考えながら見事に迷った。 お陰でギリギリの駆け込み、最前線ど真ん中のスーパーアリーナ…

1年に1回ハイバイさん、という状態になっていますが
どんどん凄惨になっていく作風にドキドキします。
なんだかもう、救いようがないドライさ。
でも役者さん一人一人の絶妙なリアリティ。

ジャリを噛んだような後味の悪さは天下一品です。なんだかもう。これはこれで岩井さんワールド。
けなしているんじゃないんです。
こんなにドライに、嫌みなく、汚らしくもなく、
でもどうにも救いようのないお芝居ができるってすごい。

前回の「投げられやす〜い石」の時も「絶望感のある芝居だなあ・・」と思ったけど
今回の作品はさらに「どこまで絶望しているんだ、この人は」と思った。

芝居に笑いと涙と感動を求める人には絶対に向かないけど、
1年間くらい後味を楽しめる芝居をお探しの方にはお勧めできます。
実際私は昨年拝見した「投げられやす〜い石」のシーンがたまにフラッシュバックして
喝采を歌っていた女優さんの顔が貞子のように思い出される時があります。
え?芝居の感想だと思えない?
そうですね。。

一人では生きられない「ひと」という存在、他人に期待してしまう気持ち、裏切られたときの勝手な絶望、
それでもどこまでも他人を求めずにはいられない、という矛盾。
以前花嵐さんの「人は食べずに生きられるほど自由じゃない」という言葉が真実だとしたら
「現代人は一人で生きられるほど自由じゃない」という言葉もまた真実なんだろう。
【昨年の「投げられやす〜い石」の雑感→2011年2月11日←

そんなハイバイさん、今週末は名古屋、3月末は福岡です
公式HPはこちら
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