ミュージカル「明日への扉」2008 第1幕・感想 

2008年11月11日(火) 20時50分
第103回、104回公演 ミュージカル「明日への扉」-生きることの素晴らしさを伝えたい-

公演期間:2008年11月6日〜7日
観劇日:2008年11月7日(1階2列44番)
会場:ゆうぽうとホール

<あらすじ>
ミュージカルスターを目指している主人公・吉川ゆかりは、「明日への扉」の第1次オーディションにライバルの真弓、俊江、遥とともに、合格する。

4人は、最終審査に向けて気持ちが高まり練習に励む日々であったが、 ある日練習中にライバルの遥が倒れて病院に運ばれる。 彼女の体は病魔に冒されていたのだ。

病名は『慢性骨髄性白血病』と診断され、遥の病気は、ゆかり達の中にさまざまな波紋を投げかける。 そして、友人のある一言でゆかりの心が動き始めた。

<主なミュージカルナンバー(2002年「明日への扉」公演パンフレットより)>

オープニング

"Godsend From Heaven"

眠れない夜の中で

孤独な気持ち

明日への扉〜遥&優ニ〜

素直になれなくて

明日への扉〜遥&ゆかり〜

Elves in the forest

遥の森〜Wild Wind〜

遥の森〜明日への扉〜

Chain of Love

今心から

ゆかりの森〜Elves in the forest〜

明日への扉

フィナーレ


<感想>
就職活動後、ものすごく久しぶりにミュージカル「明日への扉」を見に行きました。

確か、去年の10月か11月頃だったと思います。
外出していて、たまたまゆうぽうとの前を通りかかったら、「明日への扉」の看板が目に付きました。
今回はここで公演しているんだ、と思いました。
そういえば、あれからしばらく見に行っていないなあと思い、来年は見に行こう、と心に決めました。

そして今年。10月に公式サイトで公演日程を確認したところ、11月に公演があることを知りました。

当時と変わっていたのは、入場無料からチケット制(有料)になっていたことです。
あれからだいぶ経ちますから、いろいろ変化もしますよね。
チケット制ということは、それだけ見るお客さんが多いんでしょう。

このミュージカルは、東京スクールオブミュージック専門学校の皆さんが公演されていますが、プロの劇団の方たちと変わらないすばらしい演技力なので、お金を払って見る価値のある作品だと 私は思います。

公演間近でしたが、無事にチケットを買うことができてうれしかったです。

2001年10月のメルパルクホール、2002年2月の青山劇場での公演を見て以来、6年ぶり。
3回目の観劇になりました。

会場は、去年と同じゆうぽうとでした。

ここに入るのはセラミュの初演を見て以来で、本当に久しぶりでした。

窓口でチケットを当日の座席券と引き換え、入場しました。

公演パンフレットも今回は有料になっていました。

6年前は冊子程度くらいの大きさのパンフレットを無料配布していたんですが(お金を払って買った記憶がないので、無料だったのではないかと思われます)、入場が無料ではなくなったことと関係しているんでしょうね。

小遣いをあまり持ち合わせておらず、パンフレットを買う余裕がなかったので、購入を断念しました(T_T)。

そのため、誰がどの役を演じているのかは全くわかりません。

ですが、ゆかりと遥役の方は衣装を見れば、大体見当はつくだろうと思いましたし、ストーリーも6年前とそんなには変わっていないだろうなあと考えながら、客席へ行って 開演を待ちました。

座席は1階席の2列目というステージが近く、大変見やすい席でした。

たいてい2階席で舞台を見ることが多いので、こんなにステージが近い席は初めてです。

客席からステージが遠いことを考慮して双眼鏡を持ってきましたが、使わずにすみました。

開演時間を少し押して、第1幕が始まりました。

冒頭は『明日への扉』のダンスのオーディションの場面からでした。

2001年、2002年公演のときはミュージカル本編の前に「明日への君に」という歌の合唱で幕開けでした。
今回、この歌は冒頭では歌われないようです。

パントマイムで話が進められていき、審査員の大川先生が合否を発表します。

オーディションに残ったメンバーは、主人公のゆかり、遥、真弓、俊江そして、ゆかりの親友の啓子と数名のメンバーでした。

大川先生はゆかりたちに「皆さんにとって、舞台とは何ですか?」と聞きます。

このあとゆかりたちがそれぞれに自分の思っていることを大川先生に伝えますが、これがセリフではなく すべて歌で表現されていました。

6年前はセリフだったので、レベルを上げたなあと思いました。

ゆかり役の方は力強く歌っていて、ゆかりらしさが出ていました。

反対に遥は「舞台が好き」という気持ちを全面に出す歌になっていました。

遥を演じている方は、清楚でかわいい方でした。

6年前に遥を演じた川崎麻衣さんもかわいらしい方でしたが、今回の遥もよかったです。
髪型も遥の役柄に合っていて、素敵でした。

そして、大川先生が合格者を発表します。

合格したのは、ゆかり、遥、真弓、俊江の4人で、啓子は合格できませんでした。

啓子は自分がどうして合格できなかったのか、尋ねますが 大川先生はそれには答えず去っていきます。

啓子も失意のまま その場から立ち去ります。

ゆかりは「啓子!!」と叫んで 追いかけますが 啓子の姿は見えなくなってしまいます。

俊江はゆかりに声をかけ、「啓子さんは残念だったけれど、お互いに頑張りましょう。 真弓さんと、遥さんも。ね?」と言います。

次の場面は、優ニが働いているバーの場面。

俊江がオーディションに合格したお祝いのパーティーと称して、ダンススクールのメンバーが集合していました。

優二が俊江に声をかけます。

「合格おめでとう」

「ありがとう」

「遥はどうだった?」

「一緒に合格したわよ」

「やったー!!あいつ、連絡よこさないから イライラしてたんだ」と、優二は言います。

俊江が優二に、このあと食事でもしないかと誘います。

そのとき、優二の携帯電話がなります。 電話は遥からでした。

優ニは、仕事が終わったら会おうと約束をします。

優二にひそかに思いを寄せている俊江は、自分の心情を歌います。

ソロの「眠れない夜の中で」は、俊江の切ない気持ちを表現した歌でした。

しばらくして、ゆかりがバーにやってきます。

「時雄、いる?」と、聞くゆかり。

達也は時雄を呼びに向かいます。

その後、時雄がやってきて ゆかりと話をします。

ここで彼は、ゆかりにずっとやってきたダンスをやめると話します。

ゆかりは「まだこれからじゃない」と時雄を励ましますが、時雄の決心はかたいものでした。

2人のデュエット「孤独な気持ち」。
ゆかりと時雄の、それぞれの心情が伝わってくる歌でした。
また、間奏部分に2人のダンスが追加されていました。

「ゆかり、俺の分まで頑張って 夢をかなえてくれよ。ゆかりなら、きっとできるよ」と、時雄は言います。

しかしゆかりは、ダンスをあきらめようとする時雄を許せなかったようで、彼の頬をたたきます。
そして、そのまま立ち去ります。

「ゆかり…」と、つぶやく時雄。

場面はかわって、公園のベンチで ミュージカル『明日への扉』のセリフを覚えている遥。

途中から優二が声をかけます。

「優ニ!!」と、うれしそうな遥。

「おめでとう。 遥なら、絶対受かると思ってたよ。 ハ―ミアの役ができるといいな」

「私は舞台に立てればそれでいいの。 ハーミアの役以外だってかまわない。 だって、この明日への扉には 他にも素敵な役がたくさんあるんだもの」と、遥は言います。

「遥は本当に舞台が好きなんだな」

そして、2人のデュエット「明日への扉」。

遥と優ニの気持ちをあらわす素敵な歌詞が使用されていて、印象に残りました。

遥を演じている方の歌声が大変よく響いていました。

特にさびの高音部分がきれいに出ていて すばらしかったです。

ところが、この直後 遥がふらつき、倒れそうになってしまいます。

「遥!! 大丈夫か?」

「うん… 大丈夫」

「おまえ、すごい汗びっしょりだぞ。それに顔色も少し…」と、優二は遥の体を心配します。

「私…私…、はしゃぎすぎて、おなかペコペコ」と、遥は言います。

「ビックリさせやがって。 じゃあ、飯でも食いにいこう おごるよ」

優二は、遥の手を引いて一緒に歩いていきます。

続いて、ダンススクールの場面。

この場面は少し変更がありました。

6年前は、ダンススクールの先生が生徒たちにダメだしをする場面がありました。
しかし、今回はこの場面がなくなり、だらだらと練習をする生徒たちにゆかりが「ちょっとあんたたち、やる気がないなら ここから出て行きなさいよ!! 邪魔だから」という場面から始まっていました。

この一言に、スクール生の1人が黙っていられなかったようで、ゆかりに何か言い返そうとしたところへ ダンススクールの先生がやってきます。

「さあ、センターにうつって。練習開始よ」といいます。

6年前はこのセリフの前に、ゆかりと遥の会話場面もありましたが、今回はすべてなくなっていました。

曲に合わせて、ダンスの練習をするメンバー。

ところが、その途中に遥がふらつきます。

先生は遥のそばへいって、「どうしたの? 遥。 顔色悪いけど、体の具合でも悪いんじゃないの? 少し休んだら」と、心配そうに言います。

「いいえ、大丈夫です。 めまいがしただけですから。なんでもありません」

遥はそのまま踊りつづけますが、途中で倒れてしまいます。

ステージ上に倒れたままの遥を残し、場面は病院の場面へ変わります。

今回は病院の先生がステージ上に登場し、遥が白血病にかかっていることを告げます。

6年前は声のみの演出だったこの場面ですが、今回は先生が出てきたことにより さらに説得力ある場面になっていました。

白血病だと知らされた遥が「いやあぁぁぁぁ――っ!!」と絶叫する場面は、胸が締め付けられる思いでした。

優二が働いているバー。

ゆかりとダンススクールのメンバーがやってきます。

メンバーたちは、遥の病気について話し始めます。

そこへ優二も現れ、遥の血縁関係者には白血球の型が合う人がいなかった、と告げます。

6年前は病院の場面が1場面あり、そこで優二が先生からそのことを聞かされるんですが、今回は優二のセリフに変更されていました。

優二はスクールのメンバーたちに、骨髄バンクへのドナー登録をしてほしいと訴え、登録方法などを詳しく説明します。

ここで6年前にはなかった、優二のソロがありました。
パンフレットを買っていないので曲名はわかりませんが、遥を思いやる素敵な歌でした。
この歌を聞いていて、涙が出そうになりました。

優二の熱意に心を動かされたメンバーの何人かが骨髄バンクへのドナー登録を考えてもいいと言います。

「ねえ、優二くん もう少し そのパンフレットくれない?」
「ありがとう」

そして、メンバーの一人が『明日への扉』の最終オーディションが1年先になったことを話します。
それならゆっくり練習に打ち込めるというメンバーたちに、ゆかりがこういいます。

「適合率って、数百から数万分の1でしょ。自分たちが登録したからって、今にも遥が元気になるみたいに錯覚しないことね。厳しい現実に直面している遥のためにも。そうそう、最終オーディションだって同じよ」

すごいシビアなことを言う人だなあとこの場面を見ていて思いましたが、現実はそんなに甘くはないということを思い知らされる場面でもありました。
ものすごく説得力のあるセリフでした。

続いて、大川先生と真弓の場面。
大川先生は真弓に最終オーディションの台本と、DVDが入った袋を渡し、「このことは他人に漏らさないように」と言います。
ビデオテープからDVDになっていたことに、時代の流れを感じました。

遥が入院している病院の場面。
優二がお見舞いにやってきて、先生と会います。

「先生、遥の具合はどうなんですか?」

「体調は問題ありませんが、精神的苦痛が大きいようです」

「あいつ、治療のたびにどんどん髪の毛が抜けていくって泣いちゃって…。かなりナーバスになっているみたいで…」という優二に、「一番つらいのは、彼女自身だよ。 君の支えが必要なんだよ」と、先生が励まします。

俊江と達也がやってきて、優二に声をかけます。
優ニは達也に店が手伝えないことをあやまります。
達也は、優ニに優しい言葉をかけて 励まします。

「俊江、君にも協力してほしいんだ。お父さんに頼めないかな?」と、言って 俊江にパンフレットを渡します。

俊江は、自分の父親の会社が倒産したことを話します。 そして、父親は遥とは面識がないので、話すことはできないといいます。
優二は、「そこをなんとか頼むよ」と言います。

「ねえ、優二さん もしも病気になったのが遥さんじゃなくて私だったら、今みたいに心配してくれた?」と、聞きます。

「今は、遥に早く元気になってほしいんだ」

優二はそういって 立ち去ります。

俊江は自分の心中を歌います。
その歌が「素直になれなくて」です。
これも「眠れない夜の中で」と同様、俊江の切ない思いが伝わってくる歌でした。

続いて、ゆかりと親友の啓子との会話場面。
6年前はセリフだったこの場面も、今回はほとんど歌で表現されていました。
ゆかりと啓子のそれぞれの感情が歌の中にこめられていて、迫力がありました。

啓子は骨髄バンクへのドナー登録をしたことを話し、ゆかりにも協力を求めます。

「なによ、みんな遥のことばかり!!」

「ゆかり!! 生きているってすばらしいことだよね」と、啓子は言って立ち去ります。

1幕最後の場面は、ゆかりと遥がそれぞれの心情を歌って 幕となりました。


第2幕の感想に続きます。
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:丘澄絵梨奈
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:3月16日
  • アイコン画像 血液型:O型
  • アイコン画像 職業:フリーター
  • アイコン画像 趣味:
    ・映画-映画鑑賞
    ・テレビ-戦隊、仮面ライダーなどの特撮作品を見ること
    ・読書-ハリー・ポッターの本を読む
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