日々是移行 

2007年02月09日(金) 21時50分
 いつの間にやらさり気なく、以下にブログを移行していたりするので御報告申し上げます。
 
日々是好日4〜東京モルモット@ネコムスメ〜

 というわけで、日々是好日4の発信元である、現在活動中のバンド『ネコムスメ』はこちら。

携帯版『ネコムスメ』
PC版『ネコムスメ』

 こちらの方にて日々のバンド活動やら、その日暮らしやら、記載しておりますので、どうぞ覗きに来て下さいませ。PC版ではライブ動画が見れたり、ハニラバ!必殺曲が見れたり致します。

 次回ライブは3/29(木)CHELSEA HOTEL(渋谷)にて。
 現在必死でレコ強化月間中であります。

日常論R【メリクリ編行く年来る年の巻】 

2006年12月25日(月) 20時34分
聖夜の鐘か除夜の鐘か区別のつかぬ煩悩が鳴り響く年の瀬に、激動の一年を一文字で表せなかった某総理大臣をパクるが如く、『変化の年』で幕を閉じようとしている怒涛の2006年プレイバック。

【1月】 念願のハニラバ!3年越しレコ発『Honey Rubber Sole!』を200枚プレス。買って下さった方、ヘビロテして下さった方、友達に売ると言ってまとめ買いして下さった方、本当に有難う。
【2月】 昨年から温めていた単身上京企画を実行すべく、夜の猫と化していた某運送会社に辞める意志を仄めかす。右肩下がりの貯金の残高を見るにつけ、4ヵ月後の引越しに一抹の不安を覚える。
【3月】 ClubChangeにてツアー中のSLUGGERのDrと再会し、上京後1発目のギャルバン「うぶめ」加入を決意。上京資金を掻き集めるべく、1ヶ月1万円生活バリの極貧生活を送り贅沢を敵とする。
【4月】 岩手生活の名残を惜しむかのように、ライブハウスと飲み屋通いに没頭し散財。ガソリンの高騰も省みず深夜ドライブに明け暮れ、通帳を見ては、のた打ち回る日々を繰り返す。
【5月】 2年半勤めた夜のヤ○ト運輸退社。さりげなく昼の工場も6月末で退社する旨を伝える。週末を利用して上京し、うぶめのメンバーと初対面してスタジオ入り、そのまま下北沢で宴を催す。
【6月】 ハニラバ!ラストライブ。週末再度上京し、3時間で多摩川沿いのアパートを即決した後うぶめスタジオ入り。昼の工場に於いては、上京して正社員になると大法螺を吹き、円満退社する。
【7月】 土砂降りの中、6畳一間の部屋へ引越す。手始めに川崎の倉庫でCD・DVD発送のバイトを始め、AV女優と発売元にやたら詳しくなる。バンド名を「うぶめ」から『ネコムスメ』に改名。
【8月】 関東地方の猛暑に耐え切れず、昼間からビールを飲むという行為に溺れる。TUTAYAにてクレジットカードを作ろうとするも、職業不定を疑われ、26歳にして審査不可の通知を受け取る。
【9月】 残業続きのバイトに限界を感じ、数々のオプションに未練を残しつつも退社。翌日面接に行った派遣会社であっさり即採用される。『ネコムスメ』のBに男子が加入し準ギャルバンとなる。
【10月】 バイト先を新宿の派遣会社に移しテレアポ職にハマる。従兄弟に紹介された初対面の仲間と呑み過ぎ醜態を晒し、明け方、泥酔状態で池袋駅前の公園の滑り台の上に放置プレイされる。
【11月】 無事27歳の誕生日を迎え、前日、友人からのプレゼントが某郵政により堂々と指定日配達無視で配達された事に怒りを覚えつつも、昨年と違う環境に独り祝杯を挙げケーキを食らう。
【12月】 派遣会社を2つ増やし、某ニトリのレジと某ヤ○トの夜勤のバイトで年末資金を稼ぐ。友人に連れられたイベントにて、生まれて初めてストリップショーを最前列で拝み感激する。

 そんな激動の一年を締め括るべく、28日から帰省する岩手での年末は、盛岡で呑み会→大沢温泉の自炊部にて宴→また盛岡で呑み会→さくらホールにてカウントダウンライブ→再度盛岡でカウントダウンイベントという怒涛の日程ではあるものの、しかし、年明けからは攻撃態勢で望む所存で御座います。
 東京モルモット所属、上京1発目バンド『ネコムスメ』、生後5ヶ月目にして始動。

【ジューシーロボprezentsレコ発】
『妄想ロックキャバレーvol.3〜パラダイスナイト〜』
2007/1/26(金) 渋谷@クロール Open18:30 start19:00 
w/いまっぴーず・SOULTY FROG・ネコムスメ and more

 先日ライブを拝ませていただいたギャルバンのジューシーロボ様のレコ発に御一緒させていただくことになり、ジューシー様方の放つ大人の色気には全く及びませんが、別の斜め45度の角度から攻めさせて頂きたく思うネコムスメ、気合と食い気は十分に御座います。
 2006年お世話になった方々、そして2007年もお付き合い下さる方々、日々是亀の歩みでは御座いますが、モルモット同様成長して参りたいと考えておりますので、今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。つか、此処で年始の挨拶までまとめてやったとは言えないけどな。

日常論Q【郷土愛編抽選で300円券を当てるの巻】 

2006年10月15日(日) 22時32分
 この1週間で立て続けに北上の方々と会う機会に恵まれた今日は、中野サンプラザで行われている『岩手・北上物産展』へ出かける。このイベントを教えてくれた今年のミス北上であるR嬢はバンド繋がりということもあり、連絡を貰うや否や新宿で飲み交わした金曜の夜。毎晩の接待にて呑み疲れているであろう素振りも全く見せず、まるで観光課に属すべく生まれてきた様な肝臓の持ち主の彼女と乾杯をする。地元の身内バンド話をしながら年末の呑みの約束をし、今回のイベントが日曜日までということを聞いて、最終日の今日、地元の名産を物色しに足を運んだ次第。
 屋外に設置されたテントには北上の銘菓や新米、日本酒、山菜などが並び、明らかに見世物として連れてこられた3匹のスッポンは3,000円で売られていたが、彼らは元気良く水槽の中で暴れまわり精力の程をアピールしていた。地方の旨い物に目が無い、中野に住むバンドのR姉も誘い、芋の子汁を食べ、缶ビールを片手に鬼剣舞に見入る午前11時。『東京とかって郷土芸能とか無いんですかね』「無いんじゃない?・・ラジオ体操ぐらいしか」『いや、それは全国区で、しかも芸能じゃないし・・』酔っ払った頭でロクでもない会話を交わすが、小さい頃から聴いて育った鬼剣舞の太鼓と笛の音が、異常に郷土愛を掻き立てた秋晴れの日曜日。年末は帰って後輩と大沢温泉(自炊部)に泊まろう。カウントダウンのライブにも行こう。そして友達とまた呑んだくれよう。それまでにやらなきゃいけないことは沢山あるしな。
 最後まで悩み続けたR姉を説得して、喜○盛酒蔵の名酒『赤犬大○會』を購入し、青空の下で日本酒を開けてしまった不甲斐無さに反省しつつも、此処んとこ荒んでた日常生活を立て直そうと決心した次第。明日から再び節約生活開始。お昼は弁当持参で。もう芋は無い。

御仕事論C【職場環境編救急車は日に4度通過の巻】 

2006年10月12日(木) 21時48分
 通勤ラッシュの車内に於いて、限界にまで押し込まれた人々は停車駅に止まる度、更に過密になる人口に天を仰ぐ。しかし今日の様に、あたしの前に立って居たオバちゃんが一気に人波に押された途端、『ンフッ』などと妙に艶かしいあえぎ声で思わず呟いてしまったのを聞いてしまった日には、労働意欲が削がれるどころか1日の活力さえも萎えさせてしまう。そんな恐るべき彼女の吐息とともにホームに吐き出されたあたしは、最高気温28度の予報にうなだれながらバイト先へ向うテレアポ2日目。
 昨日の続きを、と指示された通りに電話をかけるが、回らぬ舌でアポイントどころか話も出来ぬまま、あっという間に過ぎた午前中。隣のKちゃん(20)とお昼を食べに行くが、『今日のあたしはお昼のカレー(450円)を食べに来ただけになるのでは』との不安を覚える。カウンターで話している間、彼女があたしの事を21歳位だと思い込んでいた事が判明し、驚愕しつつも無意識のうちに働いていた詐欺行為に僅かな喜びを覚える。社に戻り、やっと名前を覚えた同じチームの殿方Y氏(37)とO氏(35)らと雑談するが、『岩手の北上って、古い事いうと何の柵?』「へ?」『あの坂の上田村麻呂とか・・』「ああ、胆沢だともうちょい南ですね・・」。突然マニアックな話をフラれて動揺するが、その彼がVo&Gでソロ活動をしていることを知り、仕事中だというのに雑談は続く。『俺も30過ぎて出てきたからね。ま、お互い頭のイタイ人って事で』「あはは。あたしも開き直ってますんで」。呑気に笑ってはいたが、その後教わったHPで実は彼が超エリートである事が判明。隣で流暢な敬語を操りやり取りを交わしていたベテランの彼女は『ハイ、それでは、失礼致します・・(ガチャン)・・っつ、痛ってぇー!ヘソピー引っかかった!ヘソピ!』と叫んで身をよじる。一体このチームは何の集まりなのだろうか。仕舞いには『オオタカさんは・・多分Mだと思うんだけど、まだ分からないねぇ』と言われ、内心「残念!リバーシブルでした!」と声高に宣言したい衝動に駆られたが、2日間でそう判断されてしまった面白さに、「そうですか?」と不細工な照れ笑いで返しておく。
 帰り道、財布を覗くと347円しかなかったあたしは、日中の気温の勢いのままTシャツで駅に向かった。しかしふと周りを見ると皆、10月を意識した秋の装いである。いや、だって、日中28度だったじゃん。昼間半袖でも暑かったじゃん。未だに都会の気候にも雰囲気にもついて行けぬモルモットは、ギターの姉さんに誘われていたライブすらも逃してしまった。今日1番の後悔である。

御仕事論B【転職編職場のチームは計5名の巻】 

2006年10月11日(水) 22時13分
 旅の大きなスーツケースを抱えているにも関わらず、初日から遅刻しそうだという理由で、足の踏み場も無い通勤ラッシュに一緒に乗り込ませるという、非情なあたしを見送ってくれた友人と 新宿駅南口にて別れ、バイト先へ走る。会社へは駅から走って5分足らず。前回の『川崎駅から社バスで20分、ラッシュ時市バス1時間』という職場とは雲泥の差を見せる便の良さに感謝しながら飛び込んだバイト先。上京2発目、派遣会社テレアポ@新宿。
 午前中、面接時と同じ担当者に研修を受けたその業務内容は、法人会社向けの人材派遣の紹介であり、要するに会社四季報を捲りながら『ウチの人材派遣社員を御宅の会社で使って貰えませんでしょうか』と電話を掛けまくる仕事である。が、それは初歩の段階であることが直ぐに判明し、午後から仕事場となる部屋に案内された途端、周りから『弊社では海外・貿易関係の仕事も請負ますので、英語、韓国語、朝鮮語に堪能な社員も揃えております・・』との声が聞こえる。一体何処の上場会社にかけているんだ、其処は。冷や汗全開で棒立ちになるあたしを、担当者はフロアに居るスーツの営業マン全員に紹介した。既に挙動不審なあたしに、「とりあえず、今日は気軽に何件かかけてみて」と言い残し、資料と分厚い会社四季報を手渡す。ここまできたら腹を括れ、自分。着席するなり目の前に貼られたノルマの数を見て途方に暮れたが、同じテレアポ担当の方々は何かと親切に指導をしてくれた。もちろんチーム体勢で動いている為、新人が足を引っ張らぬよう、面倒を見てくれているのだが、「ここからだとやりやすいから」と差し出された大手企業リストに震える手で電話をかけ、片っ端から門前払いを食らわされる。
 果たしてノルマであるアポイントを取ることが出来るのはいつの日か。「初日はそんなもんだよ」と笑顔で言われた退社後、駅で定期券を買おうとして890円足りなかったあたしは240円の切符を片手にホームに佇んでいた。今度の給料日までは何とかなるかな。そういやまだ芋あったっけな。脱ニートのリハビリは続く。

日常論P【無職ライフ最終編お土産は朝御飯の巻】 

2006年10月10日(火) 23時56分
 野口○世チョコを振舞ったスタジオにて、やっとバイトが決まった事を報告すると、ベースから『ついに脱ニートですね』と激励される。そうか、正真正銘のニートであったかと今更ながら納得し、今月に入って10日間、此処数年来の完全なる無職生活を送り、性根まで腐ってしまったかにみえたが、やっと明日から社会に戻れるのだ。『ええ、金も職も無いニートですが、何か?』と小首を傾げて世間様に問う、職安もオー人事もお手上げの、頭のイタイ人間にならなくて良かったと安堵したあたしは、スタジオ後、ウチに泊まりに来ることになっていた岩手の友人を迎えに行く。銀座にて友人の結婚式に招待されていた彼女は、部屋に到着しスーツケースを開けるや否や、台所でお土産を所狭しと並べ始めた。とても優しく気の利く彼女には、去年(北上)と今年(神奈川)に貰った引っ越し祝いがまだ押入れの中に残っているなどとは言えず、有難く頂いたお菓子等を早速食べ始める22時。ドンキホーテにて2980円で購入したエアーベッドを広げ、ベッドを2つ並べて更に狭さを倍増させた6畳の部屋で、互いの近状報告や地元話に花を咲かせる。
 明日からニートの再出発という事を考慮し、早目に就寝。『やっぱり岩手より寒くないね』と語った彼女だが、喉の違和感で目覚めた今朝、起き上がると換気扇回しっぱなしのユニットバスの扉が全開していた。いや、幾ら何でもそりゃ寒いだろ。次回、小さな1Rの悲劇で幕を開けた、脱ニート初日の勤務編へ続く。

日常論O【東北旅情編雨ニモ風ニモ負ケズの巻】 

2006年10月08日(日) 23時57分
 紅葉が見頃だということで、某るるぶでも名所として名高い『磐梯吾妻スカイライン』を目指した一行は、これから目撃する地獄絵図など全く想像していなかった。有料道路を通過し、見晴らしの良い磐梯山を登るが、標高が上がる度に増す風圧に徐々に不安を募らせた我々は、レストハウスに到着した途端、地獄との戦いを余儀なくされた。よくTVで見る『風力体験マシーン』、あれを車から降りた途端に体験させられ、息が出来ない。前かがみになり、建物を目指すが、時折吹きつける風速測定不能の強風に煽られ、なかなか前に進めず、辿り着いた時には暴風ヘアスタイルと共にもはや放心状態。しかし本当の地獄絵図を見たのはその後である。再び死ぬ思いで車に戻ったあたしの目に飛び込んできたのは、車を揺らすほどの突風の後、一斉に煽られて倒れた人々、横転したバスガイドと飛ばされたおばあちゃん、何もかもが一瞬の内に衝撃映像ハイライトと化した。ハイヒールを両方飛ばされ脳震盪を起こしたらしいガイドさんは駆けつけた店員さんにおぶわれ、よろめくおばあちゃんは両脇から家族にガードされて駐車場を進む。此処は何処。山の天気は侮れないというがしかし、この惨劇は一体何。景色は最高に良かったが、強風と気温12度いう洗礼を受け次回は晴天時に訪れたいと切に思った次第。
 何はともあれ、モルモットの週末ワガママに付き合って頂いた彼女に御礼を。本当に有難う。
 そして秋雨前線と共に北上した女は、帰路に着くべく南下した翌日から秋晴れに見舞われた。いいや、洗濯物が乾いて良いじゃないか。布団が干せて良いじゃないか。誰も雨女だなんて言ってないじゃないか・・。天気予報を見ながら小声で呟いた彼女の行楽シーズンは終わりを告げた。突発的に出る行動は、どうも裏目に出るらしい。

日常論N【東北旅情編フーテンの虎子の巻】 

2006年10月07日(土) 21時50分
 人身事故で電車が遅れる。JR東京駅八重洲南口が分からない。バスロータリー到着直前で突風により傘が壊れる。このヘレンケラー並の三重苦を乗り越え、心中で『ウオーター!』と叫んだかどうかは定かでない、ずぶ濡れのモルモットを乗せたさ○ら観光バスは嵐と共に北上し、一路福島を目指した。行き当たりばったりの東北行脚。行方知れずも好い所であり、目的地が近くなるにつれ酷くなる秋雨前線に不安を募らせたが、到着後、予想は見事に的中した。まるで台風の様な風と雨。ひとまずモルモットは今晩の寝床として駅付近の漫喫に非難。リクライニングのロクに利かないイスに横たわり、バスと合わせて12時間、修行僧の様な体勢を余儀なくされ、朝までに粉末が異様に薄いと思われるコーンスープを6杯位飲む。
 雨は一応止んだが、未だ勢力の衰えをみせない暴風に晒された翌日。短大時代の友人Y子と合流する。あちこちをドライブして巡ろうツアーということで、猪苗代湖に連れて行って頂く。湖と名がつくものは秋田の田沢湖に行って以来だが、それにしても、デカイ。湖を1周する間、あたしは口をぽかんと開けたまま、強風で波打っているまるで海の様な水面に見入っていた。都会のデカさより、猪苗代湖のデカさの方が脅威。そんな事をぼんやり考えながら、猪苗代湖を巡りその先にある野口○世記念館へ足を運ぶ。千円札の有り難味を思い出しながら修学旅行以来の熱心さで館内を見て回り、バンドのメンバーへ『野口○世チョコ』なるものをお土産に買って帰る。
 夕方になっても暴風は今だ収まらず。翌日、『中秋の名月は見た!地獄絵図、磐梯吾妻スカイライン編』へ続く。

日常論M【旅情編東京発白虎行きの巻】 

2006年10月06日(金) 13時34分
 軒下を打ち付ける雨音で目覚めた朝、TVをつけると気象情報が盛んに流れている。『神奈川県に大雨洪水警報が発令され・・』。見ればお天気リポーターの傘は見るも無残に骨組みしかなく、『さっき1本ダメになったんです』と彼が弁明するまでもなく、その暴風威力は十分に伝わってきたのだが、台風の影響ではないらしいこの低気圧を甘く見ていたあたしは、傘をさし近所の郵便局へ出掛けた。その15秒後、早くも後悔したあたしは、風圧で息が出来ず、さっきTVを見て心中せせら笑ったあの骨組みだけの傘になりかけているあたしのビニール傘を必死に握り締め、うつむいて湖のようになった歩道を歩いた。なんだこりゃ。全身ずぶ濡れになりながら『・・こんなの初めて』とAV女優もドン引きの台詞を呟きつつ、アパートの階段をよじ登る。
 一行に晴れる気配も見えないまま、週末の計画についてモソモソと準備をし始めた正午過ぎ。かねてより計画してあったのだが、この天気を前に若干挫け気味ではあるが、いや、此処で止めては女が廃る。16:30東京発、白虎ライナー。愛用の小さなスーツケースに荷物を詰め込み、電車の遅れを気にしながらアパートを出る。片道2,100円の切符を手に、いざ北へ。土日のプチ旅行の行く末や如何に。

日常論L【其の日暮らし編テレアポ派遣@新宿の巻】 

2006年10月05日(木) 19時37分
 朝6時に起床するという基本生活からも外れた無職生活4日目。携帯の着信で目を醒ますと、見慣れない電話番号が。直感的に何処からの電話か判断すると、すぐさま寝起きと悟られぬ様に、声のトーンを上げて電話に出る。『先日面接にお越しいただきました○○と申しますが、選考の結果採用させていただくことになりました』。やった。思わずベッドの上で拳を突き上げ、悶絶体勢で喜びに打ち震えながら勤務日を確認し、脱無職の喜びを噛み締めた。外は雨模様だが、今日は自分に牛丼をおごっても良いような気がした。今日だけは芋を食べなくても良いような気がした。サヨナラ無職。此の4日間、無気力症候群に捕われていたあたしはやっと顔を上げ、天を仰いだ。万歳。
 そんな生活の変化を遂げたは良いが、勤務開始日は来週の11日である。明日には先月のバイトの給料が振り込まれるとはいえ、やはり普段の贅沢は敵であり、日がな掃除をし、友人に手紙を書き、芋を食べ(結局カレーに投入)、歌を唄って過ごしたのであるが、ふと気づけば今日でモルモットは上京丸3ヶ月目を迎えたのであった。思えば此処へ引っ越してきた7月5日、脱北するなどと書き込んだら本当にテポドンが飛んできてしまい、シャレにならなくなったあの日も雨だった。
 あれから無事、物騒な出来事にも巻き込まれずに生き延びて来れたが、先行きは未だ不透明なままだ。しかし仕事の有無はともかくとして、その不透明さに不安を感じることは余り無い。そんなあたしは、先日人に年齢を告げると「おばちゃん」と呼ばれた。独身だと告げると彼は「負け犬」と言った。だが不思議と怒りは無かった。反論したところでどうしようもない人に言われたからである。あたしをそう呼ぶなら目を見て呼べ。視線を逸らしながら話す彼と、あたしは笑顔で食事を伴にした。色んな人が居るから面白いんだ、此処は。たった3ヶ月目だが、まだまだ興味は尽きない。芋にはそろそろ飽きてきたけどな。