癒しあうのも、傷つけあうのも、恋愛の醍醐味

July 30 [Sat], 2011, 16:51
良い映画です常夫はもしかしたら、「障害者としてのジョゼ」を
好きになったのかもしれない。
野生の獣を手なずけるような、物珍しい様な興味が
恋愛に発展したのかもしれない。

だけど、そんなことは全然関係なくてジョゼには障害があって、それがジョゼで
そんなジョゼを面白そうだな、と思って飛びつけるのも常夫で。

癒しあうのも、傷つけあうのも、恋愛の醍醐味。
「障害を持つ人物との恋愛の結末」において、死による「添い遂げた」という結末を選んでないところがとてもリアル。登場人物たちを、物語の中だけの人物と捉えていない証拠だろう。

一緒に居たことに嘘はない、という幸せなリアル。

障害はそこにあるものとして、あるからもちろん影響は受けるけれど、二人が向き合って立つ事にそれはなんら関係がない。

主役の二人が大好きになる映画です。分からない感動ものだと聞いて覚悟して見ましたが、実際今見終わって、正直…あまり泣けませんでした。泣けなかった、でも心に響かなかった訳ではない、といった感じ。 身障者と大学生の恋、それだけと言ってしまえばそれだけだし、でも本当にそれだけなのか?とも思ってしまう、不思議な気分です。 ジョゼの足が不自由と言うだけ、それ以外は特になんて事のない普通の恋愛を描いたこの映画から、一体何を感じとればいいのか、わたしには分かりませんでした。 感傷に浸りたくはなるけど、本当にそれでいいのか?と思う自分もいます。もう一度そういうつもりで見れば、物語の世界に酔えると思う。だけど本当にそれでいいのかな、と迷ってしまう。 他の方も書いている通り「ひるんだのか?」「僕が、逃げた」等すごくどきっとする台詞や場面もありました。 だけどこの作品を作った監督さんが、見た人をどんな気持ちへ導きたかったのか、そこがいまいちよく分かりません。どこにピントを合わせればいいのかが分からないのです。身障者の恋という要素でしょうか。だけどそれにしては結ばれるまでがあまりにも軽すぎた気がします。恒夫のやさしさという狡さに共感させたかったのでしょうか。だけどそんなものはどんな恋にも付き物だと思うし、相手が足の不自由なジョゼである必要性はない気がする。 一体どういうスタンスで見ればいいのか。そこを疑問に思っている時点で、わたしにこの映画は合わなかったのかもしれないですね。 雰囲気とか音楽は個人的に好きでした。が、物語としては嫌いだと言うのも、好きだと言うのも何か違うなぁといった感じ。逞しくく切ない最高の恋愛映画です暴走して坂道を落ちていく乳母車を主人公(妻夫木)止めた中にいたのは生まれつき下半身に障害を持ったジョゼと名乗る女の子(池脇千鶴)。衝撃的な出会いから始まり、障害者への思いやりが本当の愛愛情に変わっていきます…… この映画では障害者を哀れむどころか本気の恋愛です。そして、別れ。前へ踏み出そうと元の彼女と寄りを戻そうとしても歩道で崩れる主人公と対照的に電動車いすで買い物にいくジョゼの逞しさをロックの音楽でエンディング。映画館で予備知識なしで行ったのですがしばらく、立ち上がれませんでした。最高に逞しくて切ないラブストーリーです。
ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]シーバイクロエ バッグ
ポーターガール

詰めきれない男女の物語

July 29 [Fri], 2011, 22:48
名作ですね。この映画は私がとってもすきな邦画です、本も読んでいますが原作の雰囲気を壊す事なく繊細な感情が映像で表されています。歴史に浸る時間 『手を掛けたな』という作品。美術の世界に生きる主人公と美しいハーフの女性の話。
 エンヤの楽曲や、フィレンツェ、ミラノの風景を取り入れることでどこまでもスタイリッシュに仕上がった作品だ。
ドロドロした恋愛でもなく、かといって子供っぽい恋愛でもない。しっかりと社会人として働く二人の大人の物語で、そこに少しだけ幼さが見え隠れしている。青春時代の記憶を懐かしむ二人は、共にそれが青春期にしかあり得ない恋の形だと知っている。知っているのだが、それでも忘れることが出来ない。十年の時を越えて、約束を果たす瞬間、二人はまたかつての関係を取り戻すことが出来た。
 竹野内豊とケリー・チャンは歴史ある舞台に負けない外見を持っているから、最後までバランスが崩れることなく演じ切れたのだと思う。少しでも、俳優の選択を誤れば、風景や音楽の方が登場人物よりも「美しく」なっていたかもしれない。
 そういう点では、すんなりと見ることが出来たが、全体を通して主人公が大人し過ぎた気がする。これでは「冷静と情熱のあいだ」というより、「冷静八割に情熱二割」になってしまう。確かに「あいだ」ではあるが、せめて「冷静五、情熱五」でいってほしかった。追憶と希望と互いに思いを寄せ合いながらもその距離感を
詰めきれない男女の物語。

一度でも恋愛という葛藤に身を投じた人なら確かな共感を
得られるような巧緻な構成。その目論見はこの作品の作り手・
見る者が心の中にある追憶をともにすることによって成立する。

限りなく個々人の内的な経験でしかない「恋愛」というものを
幅広く共有できる表現に昇華させるという過程において、
この作品は映画という表現手法の可能性を丁寧に追求し、
引き出すことに成功している。

この作品は、恐らくは製作者・鑑賞者の心の中に密やかな
澱をなし、人々の追憶に新たな意義を与えうることで、
映画としての評価を確立していくのであろう。
冷静と情熱のあいだ(通常版) [DVD]二つ折り財布

群を抜いていて

July 29 [Fri], 2011, 19:10
おてんとさん
一部のうるさがたが絶賛する、勝さん自身の
監督作です。

なにしろ、あの根本敬さんがほめるほどですから、
レベルの高さは、ある程度想像がつくかと
思います。

説明を一切はぶいて、スト?リーと映像のみで
語ろうとする部分が、勝さんの美意識と
完全に合致していて、
いつもと変わらないお話のはずなのに、
まったく別物の映画を観たような
気分にさせます。

入り込めない方は、冒頭のシーンでもう、
ダメでしょう。

この頃は言葉少ない映画はたくさんありました。
その中でも、群を抜いていて、しかも
ちゃんと娯楽作品として完成している
珍しい作品だと思うのです。

まだ幼い吉沢京子さんが愛らしい!!

勝さんの異能っぷりが、
存分に発揮されてます!!

祝発売!残る封は顔役のみ!
勝新太郎が監督した三つの映画遺産の一つがようやくDVD化。按摩なだけに、随分気を揉ませた末のリリースだが、ヒーローは遅れて登場するものだから、このさい許そう。(何のこっちゃ)麻薬的詩情とリアリティという相反する要素が交錯しているような作品で、勝新太郎が役者の枠に収まらない一流のクリエーターである事がこの一本からも伝わってくると思う。タイトルのタイミングとか本当に天才的。度肝を抜かれます。兎も角これで残る封は伝説のモノホン映画「顔役」のみとなったわけだ。ていうかDVD化したら一万円以上したとしても買います!買いたいという人がいるんだから発売して下さい。ぐずぐずしてたら北米リリースとかに客取られますよ?

中古ビデオしかなかった作品。次は『顔役』をDVDに!
 勝新が監督第2作目で初めて「座頭市」を監督した記念すべき映画。この後,勝新はテレビ版「座頭市物語」「新座頭市」で何本も監督することになる。『折れた杖』では「座頭市」の生みの親ともいうべき犬塚稔が脚本を書いたが、後半は現場でほとんど変えられ,犬塚は細部に凝って話の筋を壊す勝新の演出に怒った。それでも,太地喜和子,吉沢京子,春川ますみ,小池朝雄など役者の匂いを生かす勝新演出は見ごたえがある。
 特典は予告編(勝新監督弟1作『顔役』の村井邦彦の音楽を使っている)とスチール写真集,カメラマン・森田富士郎インタビュー(2010年2月.20分)。森田さんは,勝新の演技指導は即興とは言いながら非常に具体的だったと重要な証言をしている。森田さんは、引き(ロング)のカットを撮ることを勝新に説得して映画を理解しやすくした。
 なお『顔役』は2010年11月CSの衛星劇場で放映されます。


新座頭市物語 折れた杖 [DVD]
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