タイミング療法について

September 25 [Mon], 2017, 12:00
皆さま、こんにちは
今回は、不妊治療の第一歩として行われる「タイミング療法」ついてお話したいと思います。

妊娠は、皆さまご存じのとおり、精子と卵子が出会う(受精する)ことで成立します。一般的に、卵子の寿命は排卵してから約24時間、精子の寿命は約72時間であると言われているので、排卵のタイミングに合わせて精子と卵子が出会う必要があります。

タイミング療法とは、卵子と精子が出会うために、排卵日を予測して、その日に合わせて夫婦生活のタイミングを指示するもので、自然に近い治療法になります。
一番のポイントは、“排卵日を正確に予測する”ことですが、そのためには、@基礎体温表、A排卵日検査薬、B経膣超音波検査による卵胞診察が必要になってきます。

@基礎体温表
 基礎体温は「低温相」(月経開始から排卵が起こるまでの約2週間)と「高温相」(排卵から次の月経が起こるまでの約2週間)の2相に分かれ、基本的に低温相からから高温相への移行があれば、排卵があったものとみなしますが、排卵は必ずしも体温が一番低い日(低温最終日)とは限りません。排卵は、低温最終日から高温期に移行するころの数日間のうちが多いようです。

A排卵日検査薬
 排卵の直前にはホルモンの分泌量が増えますが、中でも黄体化ホルモン(LH)が著しく上昇します。LHは、成熟した卵胞に働きかけて排卵を起こさせるホルモンで、LHが急激に上昇する現象を「LHサージ」と呼び、これは排卵直前に起こります。当院では、排卵が予測される数日前から尿に含まれるLHを検出する「クリアプラン」という排卵日検査薬を1日1回使って頂いて、LHサージを見つけ、排卵時期を予測しています。
陽性の判定(LHサージ)が出たら24〜36時間後に排卵が起こると言われています。

B経膣超音波検査
卵巣の中にある卵胞(卵子の入っている袋)の大きさを見て、卵胞の発育状態から卵子の成熟度を推定します。卵胞は徐々に大きく育ち、排卵時には20mmほどになります。(排卵時の大きさには個人差があります。)

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妊娠する可能性の高い日は排卵時期の数日間ですが、その中でもLHサージ後の2日間が妊娠する可能性の最も高い時期にあたります。
ご自身で基礎体温表だけを目安に判断されたり、排卵日検査薬を使う時期を間違って使用したりすれば、排卵日がうまく見つけられないこともありますし、中には排卵日検査薬と卵胞サイズの結果が見合わない人もいるので、当院では、超音波検査も併せて行い、医師が正しい排卵時期を判断しています。

さらに、タイミング療法では、患者さまの状態に応じて、治療内容を工夫しています。
排卵障害がある人であれば排卵誘発剤を使ったりします
着床するための子宮内膜の厚みが不十分な場合にはホルモン剤を使って内膜を厚くします
排卵後の黄体ホルモンの分泌が少ない人であれば排卵後にホルモン剤を使ったりすることもあります

患者さまの状態に合わせて治療を行っていきますので、わかならい点がありましたら、遠慮なくいつでもお声かけ下さい



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