149.悪名一番_映画 - 昭和TV_GyaO鑑賞記。

August 16 [Tue], 2011, 5:29
鑑賞日時※一部ネタばれあり勝さん、あなたは何という俳優なのか日本人が日本人で有り得た時代をそのまま体現している。あなたは人間国宝です永久に生きてそう思いました。座頭市での勝さんの演技に期待して観てみました。結果、二度、落涙しました。一度目は救出した田宮と勝が階下から拳銃で狙われるシーン。二人の会話は俺たちに明日はないのクライマックスのような極限だけど内容は呑気な感じで落涙。二度目は、エンディング近く、田宮が火をけるシーン。義兄弟が義兄弟である事を再び確認するシーン。ジェネレーションギャップを二人が乗り越えたシーンでもあります。やたらロングなカットが多く、ステージ上の演技みたいな感じもありましたが、見応えありました。画的にはエンディングでヒロインが主人公を眩しく見めるシーンがあればなお良かった。予算の少なさにも苦労していたのだとも思いますが、脚本と俳優陣の力量がそれらを上回っています。とても良い作品で、日本の若者はこぞって観るべき作品に仕上がっています。すっかり忘れていたお上りさん靖国神社参拝護国の英霊がここでは生きています。伸びゆく東京の陰で壊れていく江戸の姿も描かれています。ゴーゴーのお店の描写も勝さんの右アッパー、利いてます。女優はほぼ二人。伸びゆく東京と壊れていく江戸を表現していました。それからオカマというのが、東京の怪しさを表現していて、その意味でもこの作品は完璧じゃないですか音楽的には、ジャズがたまらなく良いです。最後に、若くして自害した田宮二郎にいて書いてみたい。彼の映画作品は初めて観たが、もの凄い才能を感じさせてくれた。勝さんを相手に全く引けを取らない。ドライとウェットとを同時に自然に表現できている。彼のシーンはすべて観るべき、といって良い。それから、本作の彼のコスチュームは、不祝儀時の礼服と白黒逆さまである。これは田宮同様自害したとされる伊丹十三が監督したお葬式に出てくる若いもんと同じである。伊丹による本作へのオマージュである、と言ってしまうと新説かも知れない。田宮も伊丹も惜しすぎる。悪名シリーズ、というのは不覚にも今回初めて知りました。こんなにも素晴らしい作品を含んだシリーズものがあったんだ。またぜひいか観たい。それが叶わないとしても倅にいか観せたい、かての日本人の精神が昇華された作品でした。
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