ピュアカップル影山×彼女

July 25 [Thu], 2013, 22:40
 
キミのおかげで
 
ますます好きになりました。
 
 
 
 
ポツ、ポツ‥
 
‥ザァアア…っ
 
 
『‥』
 
 
学校の玄関先、○○は唖然とした。
 
『(100%快晴じゃないじゃん)』
 
どうやら予報は大きく外れたらしい。
 
『(おまけに帰ろうとしたら降るとか‥
誰の嫌がらせよ‥(怒))』
 
 
雨は止むことを忘れていそうなほどだ。
 
『(もうちょっと待って、落ち着いたら走ろう‥)』
 
 
近くで、自分の心と葛藤している者がいたことに
○○は気づく由もなかった。
 
 
 
サァアア…
 
『(…だいぶ止んだかな‥)』
 
チャンスを逃すまいと一歩踏み切ったとき。
 
 
「○○さん!」
 
『? あ、影山くん‥部活お疲れ様』
 
「あの、傘あるんで、送りますっ!」
 
顔を真っ赤にした影山。
 
よほど必死なのだろう。
疑問形にするのも忘れている。
 
『え、でも一本しかないんやったら
影山くんは‥』
 
「あ、えっと‥その…○、○○さんと‥
一緒に帰れたらなって‥//
あ、迷惑だったらスミマセン!」
 
『や‥迷惑‥ではないけど‥///』
 
 
【相合い傘】
 
それは恥ずかしさに変わって
○○を支配した。
 
が、それは影山も同じらしい。
 
今もなお、唇を噛みしめて顔を赤く染めている。
 
【一体、誘うことに どれほどの勇気が必要だった?】
 
自然と口にした。
 
『じゃあ‥お願い、します///』
 
「!‥はい!」
 
外は雨なのに、影山の笑顔は、まるで
ひだまりように温かくまぶしかった。
 
 
 
サァアア…
 
「…」
『…』
 
緊張のあまり、沈黙が続く2人。
 
 
サァアア…
 
チラリと影山を見やると肩が濡れている。
 
『影山くん、もうちょっと自分の方に
傘持っていっていいよ?』
 
「あ、いえ!大丈夫ッス!」
 
影山の顔は、再び真っ赤になった。
 
「‥あの、」
 
『ん?』
 
「スミマセン‥」
 
『?、何が?』
 
「‥普段、それらしいこと してあげられなくて‥
でも、俺‥っ、大事にしますから!///
だから‥っ!///」
 
あぁ、やっぱり私は影山くんのこと‥
 
○○は影山の優しさに
言い知れぬ愛しさを覚えた。
 
 
雨は、もう止んでいた。
 
 
 
 
『影山くん、ありがとう』
 
 
ヴェ
 
 
(((これからも キミと一緒に)))
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