裁判員裁判 自称「ラインハルト」に実刑(産経新聞)
June 08 [Tue], 2010, 14:11
東京都内で昨年5月、女性を刺してけがを負わせたとして殺人未遂罪に問われた無職、金子正幸被告(40)の裁判員裁判の判決公判が2日、東京地裁で開かれた。若園敦雄裁判長は「別人格を装う態度は現実逃避の表れ。反省の気持ちは微塵(みじん)もうかがわれない」として求刑通り懲役10年を言い渡した。
公判前整理手続きでは起訴内容に争いがなかったが、金子被告は初公判で突然無罪を主張。「自分はミサキライトラインハルトです」などと名乗り、犯人とは別人と訴えていた。
判決言い渡し後、裁判員が会見し、被告が別の名前を主張し始めたことに「びっくりした」などと振り返った。一方で女性裁判員(37)は、「『裁判は何が起こるか分からない』と助言してもらっていた」と裁判官から事前に説明があったことを明らかにした。また30代の男性裁判員は「被告の法廷でのやりとりや証人尋問などから、責任能力の判断は十分できた」などと責任能力に問題なしとした結論に至った過程を説明した。
若園裁判長は判決で、包丁から被告の指紋が検出され、捜査段階で詳しい供述をしていることなどをあげ、金子被告の犯行と認定。犯行後すぐ逃走し虚偽の弁解をしていたことなどから、「物事の善悪を判断する能力が制限された状態ではなかった」として完全責任能力を認めた。
また裁判官と裁判員の総意として「事件としっかり向き合って服役を意味あるものにしてほしい」と付言した。
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若園裁判長は判決で、包丁から被告の指紋が検出され、捜査段階で詳しい供述をしていることなどをあげ、金子被告の犯行と認定。犯行後すぐ逃走し虚偽の弁解をしていたことなどから、「物事の善悪を判断する能力が制限された状態ではなかった」として完全責任能力を認めた。
また裁判官と裁判員の総意として「事件としっかり向き合って服役を意味あるものにしてほしい」と付言した。
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