認め印

March 06 [Tue], 2012, 21:55
目の前に黄色く変色した認め印がある。
私を産むために和歌山に逃げていた母が工場で知り合い、私の出生届を身内に代わって出してくれた女性が母を通じて送ってくれた。
結婚した相手と小さな印鑑店を開き、成功して店舗を大きくする際に店舗からはずした印鑑。
捨てるのは勿体ないから、敬三君に使ってほしいとウェディングキューピット実家に送ってきたという。
私の名前を間違えて届けたことを彼女なりに気にしていたのだろうか。
母がそのことを責めたとも思えないが。
勿体ないという言葉に籠もる諸々の思いに、ただ泣けてくる。
朱肉拭く故郷の春を思ひ春
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