『Young Frankenstein』 、つづきです。
今回のキャスティングについてはね。
そもそも、アイゴール=ロジャー・バートということで、一時は本決まりだったそうですが。
そらそうだろ、というカンジです。
『The Producers』のカルメン・ギーアがとんでもない儲け役だったように、アイゴールという役も、そりゃあもう、たいへん美味しい役なんですよ。
何せ、一幕で印象に残る場面・曲は、ほとんどすべて彼が絡んでいる。
"Together Again"しかり、
"Transylvania Mania"しかり。
一幕前半のハイライト、"Together Again"は、フレデリックとアイゴールのデュエットで。
割とオーソドックスなスコアなんだけど、振りが可愛くってね。
後半、二人の動きが絶妙にシンクロする、古き良きミュージカルのお約束が満載の、とっても楽しいシーンなの。
でも、ここでも場を攫っていくのはアイゴール。
アイゴール役のクリストファー・フィッツジェラルドはたいへんな熱演で、身体能力は高いし、歌も上手い。
とてもいい俳優だと思います。
でも、ちょっとToo Muchでね。
クリストファーのアイゴールは、なんか泥臭いのね。
くどいっていうかね。
ただでさえアイゴールは、その見た目からして濃い役なんだから。
もうちょっと飄々とやってくれた方が、かえってこのキャラの面白さが出たと思うんですよ。
そう、たとえば。
ロジャー・バートが演ったら?
ああ、もしそうだったら、この役は、この芝居は、どんなにか面白かっただろう!
・・・ってね。
わたしに言わせれば、そんな脳内変換を、観客(=わたし)に一瞬でもさせた時点で。
そのキャスティングは失敗なんですよ。
でもって、こういうパロディ系のドタバタ・コメディってのは、キャスティングが命なの!
それはもう、
絶対に そうなの!