日本ジュニア&ユース2011

2011年10月28日(金) 16時25分
今更ですが、日本ジュニアとユースについて。

まずはジュニア。
男子100mは国体でジュニア新をマークした山縣選手が10秒52(-0.8m)で優勝。100mはユースも含めてかなり条件が悪かった様なので、記録は仕方ないですね。ただ、10秒67で2位に入った梨本選手に大差をつけて貫禄を示していますね。
梨本選手も山縣選手以外には負けなかった訳ですから順位は合格点だったのではないでしょうか。


男子200mはケンブリッジ選手が21秒21(-0.2m)で優勝。良くも悪くもインターハイに合わせていたためか(悪くはないか…)秋からはいまひとつの印象でしたが、しっかり結果を残してきたことが大きいですね。


男子400mは籾木選手が46秒76の好記録で優勝。記録面でシニアが低迷しがちな種目だけに来年の代表争いに絡んでくる可能性もあるでしょうか。若手選手は一気に伸びてくる可能性がありますしね。
2位は200mで5位に入っている竹下選手で47秒18。高校生トップは世界ユース代表の福永選手で3位でした(47秒43)。


女子100mは国体を制した木村選手が11秒99で優勝。向い風2.2mでしたから自己ベスト以上の走りだったかもしれません。
木村選手は200mも24秒35(無風)で制して二冠達成。ちなみに100mも200mも2位と3位は三代選手と伊藤選手で同じメンバーが表彰台を独占しました。


ユース

男子100mは大瀬戸選手が10秒66(-1.6m)で優勝し、国体に続くタイトル獲得。
金森選手が10秒75で2位。そして期待の1年生、桐生選手は10秒79で見事に3位入賞。来年も100mは大瀬戸選手かなあと思ってはいますが、レベルが高い世代だけにどうなるかわからない面白さがありますね。


レベルが高いといえば、男子200m。なんと橋元選手が自身の持つユース記録を更に上回る20秒82(無風)で優勝しましたねぇ!
先日20秒85をマークしていはいましたが、国体から続く連戦後の全国大会で出したことと、3度目の20秒台というのが驚異的ですね…。走りもちょっと異色というか、橋本選手にしかないセンスや能力を感じるのでもっと多くのレースを見てみたいです。

2位は大瀬戸選手で21秒12、3位は金森選手で21秒16、4位に河室選手が入り21秒21といずれもかなりの好記録ですが橋元選手が凄すぎてすこし霞んじゃいますよね…。
今回は21秒53で7位に終わりましたが諏訪選手もいますし、来年の男子ショートスプリントは今年以上に楽しみです。来年が五輪イヤーというのもなんだかいいですね。


男子400mは200mで6位に入った愛敬選手が47秒45で優勝。実は3000m障害の元日本代表だった愛敬さんの息子さんだということをこの大会まで知らず、かなり驚きました。
親子が短距離と長距離という全く違う種目で活躍したケースって結構珍しいですよね?調べればあるかもしれませんが。


女子100mは土井選手が11秒93(-2.2m)で優勝。こちらも悪条件で記録は出ませんでしたが、それでも11秒台はさすが。
2位は野林選手で12秒04、3位が青木選手で12秒15と順当な結果になりました。


国内のトラック&フィールドもあとわずか。メジャー大会は群馬、浜松中日、西日本のリレーカーニバル、田島記念ってところでしょうか。シーズン最終戦で記録を狙う選手もいるかと思いますので、大きなニュースが一つくらいあるとおもしろいですね。


〜了〜

実業団・学生対抗2011

2011年10月18日(火) 18時52分
男子100mは小谷選手が10秒29(+1.5m)の大会新で優勝。正直これは驚きました。先日の国体ネタで長いシーズンを戦い続けてガス欠の印象があると書きましたが、このタイミングで盛り返し、しかも自己ベストに迫るとは…。
国体で敗れた川面選手、山縣選手、木村選手が出ていたとしても勝っていたかもな…と思わせる素晴らしい内容ではないでしょうか。五輪候補としての一押しにつながればいいですね。
来年から実業団というのが、環境面から考えて心配ではありますが、安定感に加えて何かやってくれそうなものを持っている選手ですから楽しみです。

2位には後藤選手が入り10秒46。国体では準決勝敗退となりましたが、決勝に進んだ3位の内海選手(10秒50)に先着したあたりは収穫でしょうか。4位には草野選手が入り10秒51でした。  

400mは浦野選手が46秒66で優勝。大一番での決め手に欠ける印象はある選手ですが、インカレで敗れた長島選手(2位・47秒34)に先着するなど、ただでは起き上がらない強さが毎回ありますよね。来年はシーズン序盤あたりでの45秒台突入が期待されるところ。  


110mHは最近復調してきた岩船選手が13秒70(+0.6m)で優勝。自己ベストに迫る走りを見せた上、13秒75で2位に入った日本チャンピオンの矢澤選手、13秒82で3位に入ったインカレチャンピオンの佐藤選手、13秒87で4位に入った国体2位の飯田選手に勝ったことも大きいですね。


400mHは標準記録を突破している小西選手が50秒41で優勝。来年は大舞台で結果を残せるかどうかが見所ですね。

特に記録が良かったというわけではないでしょうし、前にも似たようなことを書いたかもしれませんが、三段跳で優勝した長谷川選手が16m27(+4.0m)、2位の岡部選手が16m11(+3.2m)、3位の伊藤選手が16m08(-1.6m)、4位の石川選手が16m00(+0.4m)と4人が16mをオーバーしたのが少し気になりました。今回は15m96(+2.2m)で5位ながら17mを期待出来そうな十亀選手もいますし、徐々に全体的なレベルが上がる(戻る?)基盤が出来つつあるような気もしますが、どうでしょう。


女子100mは渡辺選手が11秒57(+1.2m)の大会新で優勝。やっぱり福島選手、高橋選手、市川選手に続く4番手は渡辺選手かな〜と思わせる結果ですね。もちろんそれ以上の位置を狙っているでしょうけど。
2位の和田選手も11秒64の好記録でしたが、11秒78で3位に入った石田智子選手の第一戦復帰に一番驚きました。やっぱりベテランがいると盛り上がりますし、来年に期待です。  


100mHは野村選手が13秒21(+1.5m)で優勝。2位が13秒28で木村選手が入り、国体と順位が入れ替わりました。この争いに寺田選手や城下選手らが加わってくれるとおもしろくなりますね。

スウェーデンリレーでは実業団チームが2分6秒36の日本新を樹立。メンバーは和田選手、渡辺選手、久保倉選手、青木選手の走順でした。来年は千葉選手も復帰するようですし、ロングスプリント陣にとってもいいニュースでしたね。



〜了〜

国民体育大会2011

2011年10月12日(水) 19時06分
国体ネタです。
まずは成年から。

男子100mは準決勝で10秒16の大会新をマークした江里口選手が決勝で更に記録を縮めて10秒14(+1.8m)で優勝。
朝原さんが1993年に日本人初の10秒1台となる10秒19の日本新をマークした時の記録を18年ぶりに破ったことになるんですねえ。

強い追い風だったことを考えるとそれほど大喜び出来る記録ではないでしょうし、まだまだ切れ味に欠ける気はしましたが、疲れの蓄積されたシーズン終盤に出た記録であること(しかも1台を1日の短い間隔で2本)、冬季トレーニングに入る前にA標準をクリア出来たこと、伸び盛りの若手に完勝したこと、良い時の走りが戻りつつあること、などなど前向きに五輪を目指せる要素が多いと思われるので、記録以上の価値があるのではないでしょうか。
塚原選手や末續選手の復帰に燃えた、、、のかどうかは分かりませんが、やっぱり日本チャンピオンはこうでなくては面白くありませんね。

更に2位の川面選手は10秒22、3位の山縣選手は10秒23で共に自己新&B標準突破となり、こちらも明るい話題。最初は気付きませんでしたが、山縣選手は高橋さんが1994年のインターハイ優勝時に出した10秒24を上回る日本ジュニア新ですね!山縣選手の能力から考えれば十分予想出来る記録ではありますし、時代が違うため過去と比較するのもなんですが、17年間誰も成し遂げられなかった領域に踏み込んだことはどんな状況であれ素晴らしいです。ある意味、高校時代より大学1年で破る方が難しいかもしれませんし。

川面選手はその山縣選手を抑えたことが大きいですね。今季は失格に終わった日本インカレ以外はほとんど上位にいますし、試合をこなすごとに精度が上がっているような印象を受けます。比較的伸びしろもあるように思いますが、どうでしょうか。

4位には木村選手が入り10秒27。B標準には及びませんでしたが、日本選手権で戦えなかったことを考えると、この段階での位置を確認出来たのは良かったかもしれません。

5位は小谷選手で10秒31。今季は織田記念の優勝から始まり活躍してきましたが、さすがにここに来てガス欠…という感じでしょうか。悪い結果ではないと思いますが。

6位は齋藤選手で10秒44。こちらはもう少しいくかなと思っていたのでちょっと意外でした。7位は内海選手で10秒47、復調してきている安孫子選手は10秒83で8位に終わりました。

ちなみに予選1組には11秒63の7着ながら三段跳の高校記録保持者である渡邉さんが出ていますね。高校時代に10秒5位で走っていた記憶はありますが、おそらく一線を退いているかと思いますので驚きました。


400mは中野選手が46秒38で優勝。再度の45秒台はなりませんでしたが、46秒52で3位に入った高瀬選手と46秒76で4位に入った石塚選手にまたも先着し、改めて存在感を示しました。
しかし今回驚いたのは46秒43で2着に入った東北福祉大の渡邊選手。インカレで200mと400mの両方で入賞していたので気にはなっていましたが、まさか一気にここまでくるとは…。元々は幅跳が専門だったという経歴もあり、かなり楽しみな選手です。ちなみに世界では世界陸上の三段跳で優勝したテイラーが45秒3で走るなんて例もありますね。また予選には100m6位の齋藤選手が出場しましたが、50秒48で予選落ち。47秒前半のベストを持っていたと思いますが、さすがに準備出来なかったようです。


女子100mは福島選手が11秒24(+1.6m)の大会新で優勝。世界陸上で結果を出して、このタイミングでも日本記録に迫る記録を出す…ただただスゲェ(笑)。
一昨年から11秒0台はいけそうという期待していましたが、内容が素晴らしいので記録はうでもいいかなという気もしてきました(笑)。福島選手は共通のリレーも北海道チームとして制し二冠を達成していますね。
大差はつけられたものの11秒53で2位に入った高橋選手は全実に続いて復調をアピール。日本チームとしてはやっぱり高橋選手の完全復活が必要不可欠だと思うので少し安心しました。

3位は渡辺選手で11秒61。流したいたかもしれませんが、準決勝で敗れた世界陸上代表の岡部選手(決勝は11秒68で4位)に勝ってしっかり結果を残しました。
また400mHの三木選手も決勝に残り11秒90で7位。多くの種目をこなせるだけでも凄いのに、この安定感…。


100mHは木村選手が13秒19(+0.4m)の自己新で優勝。標準記録突破もより現実味を帯びてきました。
2位に入った野村選手も13秒28の好記録をマーク。石野選手は13秒48で3位でした。


続いて少年。

A男子100mは大瀬戸選手が10秒52(−0.1m)で優勝。10秒58で2位に入った梨本選手とインターハイの順位が入れ替わる形となりました。やっぱりこの2人は抜けていますね。
出るかどうかは分かりませんが、1勝1敗の今の状態から日本ジュニア選手権で決着をつけてくれると面白いんですけどね〜(というか大瀬戸選手はユースに出るか…)。
いずれにしても来年、世界ジュニアでは2人が中心になる可能性もありますね。
3位は準決勝で10秒47をマークした諏訪選手が入り10秒66、ケンブリッジ選手が10秒67で4位、日本選手権ファイナリストの北村選手が10秒69で5位、世界ユース200m4位の橋元選手が10秒70で6位と続き、3位争いは豪華なメンバーに相応しい激戦となりました。


A女子100mは木村選手が11秒87(+0.9m)で優勝。どうしても土井選手にばかり注目がいってしまうのでしょうけど、予選で11秒76をマークするなど強かったですね。青木選手は12秒20で9位に終わりました。


B男子100mは桐生選手が10秒58(−0.2m)の好記録で優勝。独特な上半身のフォームから生み出されるパワーと加速力、走りそのものの安定感はかなり魅力ですね〜。ジュニアの試合自体は見たら割とすぐに消してしまいがちですが、彼の今回の走りは永久保存行きに決まりました(笑)。
2位に入った小池選手も10秒63の好記録。当然来年は「打倒桐生選手」という目標も出来るでしょうからこれからが楽しみです。
昨年100mと200mで驚異的な中学新をマークした日吉選手は10秒79で3位。まだ復活には至りませんが、やっぱり他の選手よりも完成度は高いなぁという印象を受けました。
いずれもまだまだ伸びて、シニアを脅かす位の走りを見せてほしい選手たちです。


女子B100mは前述の土井選手が11秒68(−0.6m)で優勝。準決勝で11秒67(+1.6m)の大会新をマークしていただけに、決勝でも追い風が吹いてくれればなぁ…と思ってしまいますが、素晴らしい結果です。オリンピック代表も本当にあり得るかもしれませんね。
野林選手は12秒02で今回は放されてしまいましたが2位は確保。200mの中学記録保持者である土橋選手は12秒34で8位に入り久々に元気な姿を見せてくれました。


その他で気になったのはやっぱり世界陸上代表選手。槍投げの村上選手は79m08で優勝。今季初めて(?)80mに届きませんでしたが、若手有望のディーン選手を退けました。世界陸上ではメダルや入賞を期待されながら予選落ちに終わったことで意外と気楽になる…なんてことがあるかどうかは私には到底分からない世界ですが、今年の結果を経て村上選手が来年どんな投擲を見せてくれるか楽しみです。

そして棒高跳で世界陸上ファイナルに残った澤野選手はまさかの記録なし。やっぱりこの種目は何が起こるかわかりません。
ちなみに優勝は5m50を跳んだ荻田選手でした。


記録面では成年女子走幅跳を6m50で制した岡山選手、少年男子400mHん高2歴代2位となる50秒76で優勝した松本選手が気になったでしょうか。



ざっくり書こうと思っていたら案外長くなりました(笑)


〜了〜

末續選手復帰

2011年10月07日(金) 19時34分

全実の記事でもコメントを頂いていますが、末續選手が復帰したとの報道がありました。
地元熊本の記録会に出場した100mを10秒87で走ったのだとか。

無期限休養と宣言していただけに、心身共にリフレッシュ出来なければ復帰しない可能性もあった訳でしょうけど、やっぱり来年のオリンピックが大きなモチベーションとなっているでしょうか。
もちろん必ず帰ってきてくれるだろうと信じながらも、日本人初の短距離メダリストという前人未到の領域に踏み込んだ人だけに、普通の選手とは違う退き際もあるかも…と思ってもいましたのでとにかくホッとしました。

復帰してきたということは、来年は戦える目処が今の段階で立っているのかどうか、、その辺りは分かりませんが、やっぱりいい意味で何かやらかしてくれそうな期待が持てる選手です。というわけで、今回のタイムはどうでもいいかなと思います。

来年は200mもやるのか、100mで狙う可能性もあるのか等の動向も含めて目が離せませんね!そして末續選手が復帰することで、日本短距離界全体が盛り上がりを見せてくれることにも期待出来ます!
…某氏の「手品じゃあるまいし〜」発言に対して言うわけではありませんが(笑)。


以下は現役選手の自己記録ランキングの上位5人。(右の数字は歴代ランク)

100m
末續 10秒03 3
江里口 10秒07 4
塚原 10秒09 5
高平 10秒20 9
木村 10秒21 12

200m
末續 20秒03 1
高平 20秒22 3
塚原 20秒35 5
藤光 20秒38 6
齋藤 20秒42 8


ここに学生などの若手がどう絡んでくるかが楽しみです。


〜了〜
プロフィール
  • ニックネーム:ねけ
  • 性別:男性
  • 血液型:O型
  • 現住所:兵庫県
  • 職業:会社員
  • 趣味:
    ・陸上競技-選手ではありませんが、観戦(ほぼテレビですが)や情報収集
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一体何のためなのか、ド素人が勝手に陸上競技を語らせて頂いてます。2010年からはこれまで以上に男子短距離ネタに専念予定ですが、気になればその他の話もアップします
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