世界陸上8日目
2009年08月27日(木) 11時07分
男子
マラソンは今季2時間05分04秒をマークしているケニアのキルイが2時間06分54秒で優勝。北京五輪に続き6分台の優勝記録となりました。
2位には2時間07分48秒で走ったムタイが入り、ケニアがワンツー。3位はエチオピアのケベデで2時間08分35秒、4位も同じくエチオピアのツゥガイで2時間08分42秒となり上位4人がサブ2時間10分。5位にはケニアのチェルイオットが2時間10分46秒で入り、高速化時代を象徴するかのように上位5人までをケニアとエチオピア勢が占めました。
そして日本の佐藤選手は2時間12分05秒で6位入賞。メダル争いに加われなかった課題はあると思いますが、トップ集団以外で1番に入り、低迷している男子マラソン界に新たな可能性を作ったことに大きな価値があるのではないでしょいか。そして北京五輪で惨敗してから僅か1年で見事な復活となりましたね。次は記録に期待です。
また清水選手は2時間14分06で11位。8位から清水選手までが2秒の間になだれ込む内容で、最後に抜かれての11位なので惜しかったですね。序盤の転倒が悔やまれるところですが、2時間14分54秒で14位に入った入船選手と共に世界と戦えることを証明出来た内容だったと言えますね。
前田選手は39位、藤原選手は61位に終わりましたが、ワールドカップ団体では日本が3位に入り、層の厚さを改めて示しました。
400mリレー決勝は予選で37秒97をマークしながら失格に終わったアメリカ不在のレース。ゲイの走りを見れなかったのは残念ですが、マリングス、フレーター、ボルト、パウエルで繋いだジャマイカが今回も圧倒的な強さを見せ37秒31の大会新で優勝。北京五輪の世界新に次ぐ歴代2位の記録ですから改めてジャマイカの強さを見せつける結果となりました。そしてボルトは北京五輪に続き三冠達成。もう既に伝説です。
2位にはトバゴが国内新となる37秒62で入り、3位はイギリスで38秒02。そして日本は38秒53をマークした予選と同じ江里口、塚原、高平、藤光のオーダーで挑も38秒30で4位に入りました。これは昨年までの塚原選手、末續選手、高平選手、朝原さんのチームで出した記録以外の最高タイムですね。
バーンズ、トンプソン、ブラウンの9秒台3人を揃えるトバゴ、安定して10台から1台で走る選手を揃えたイギリスにはやはり個々の走力で差をつけられましたが、新チームであることを考えても大健闘と言えるのではないでしょうか。ただ、メダル争いに地力で加わるならメンバー全員が個人で準決勝以上に進める位が理想でしょうか。いずれにしてもオリンピック翌年の今回、新たな好スタートをきれたことに違いはありませんね。
4位にはカナダが入り38秒39。ここ数年では最高成績でしょうか。5位には予選で好走したイタリアが入り38秒54。イタリアも個々の持ち記録は日本と同じ位かそれ以上だったと思うので、今後侮れません。
7位には常連国のブラジルが入り38秒56。ポニョン、エムバンジョク、ルメートルらなかなか豪華なメンバーで挑んだフランスは3-4走間でスムーズにバトンが渡らず39秒21で8位に終わりました。
走幅跳は好調を維持したフィリップスが8m54で優勝。8m74の自己記録を上回る跳躍が見たかったのはありますが、見事王座に返り咲きました。
2位にはモコエナが入り8m47。こちらも自己ベストに迫るなかなかの好記録ですね。
3位はダイナミックな跳躍を見せたオーストラリアのワットが8m37で、4位は同国のラピエールで8m21でした。
残念なのはサラディノが3ファウルで記録なしに終わったこと。質の高い、安定した助走を見せるサラディノにしては珍しいですね。
棒高跳はフッカーが5m90で北京五輪に続き世界大会2連勝となりましたが、驚くべきはその内容。ケガのため5m85で初登場したフッカーは1回目を失敗。やはり厳しいのかと思いきや、次の跳躍を5m90に上げてこちらをなんと1回でクリアして優勝。たった2回の跳躍で金メダルを決めたその精神力と高い技術の安定感は凄いですね。
2位には大阪大会銀のメスニルで5m85、3位は今季6m01を跳んでいるラヴィルニーが5m80でフランスが2、3位。
澤野選手は最初の5m50を1回でクリアしたものの5m65を跳べず10位。5m65を1回でクリアしていれば入賞出来ただけに残念ですが、久々の決勝進出は完全復活を予感させる内容だったのではないでしょうか。
女子
5000mは大阪大会2位のチェルイヨットが14分57秒97で優勝。前回、北京五輪で共に4位のキベトが14分58秒33で2位に入り、ケニアがワンツー。デファーは最後の直線でかわされ14分58秒41で3位にとどまりました。
そして日本勢では小林選手が15分12秒44で11位が最高。中村選手はまたも自己新となる15分13秒01で12位でした。
2人ともが決勝進出を果たした上、入賞ライン(8位・15分11秒12)まで近付いたことにも価値がありますね。
男子同様アメリカ不在の中で行なわれた400mリレー決勝はフェイシー、フレーザー、ベイリー、スチュワートで繋いだジャマイカが42秒06で優勝。予選に続く41秒台はなりませんでした。キャンベルが出てないのが残念ですが、それでもフレーザーとスチュワートの力が絶大ですね。
2位には2走にスターラップ、アンカーにファーガソンを配置したバハマが42秒29で入り、地元ドイツが42秒87で銅メダルを獲得し、レースを盛り上げました。
そして日本は予選4組に出場しましたが44秒24の4着で落選。福島、高橋、渡辺、和田と二本柱を前半にもってくる走順で挑みましたが、力を発揮出来なかった印象ですね。ただ、新時代に突入して最初の世界大会なので、ここを基準に定めることが今後に繋がるのではないでしょうか。
マイルの予選2組に出場した日本は青木、丹野、佐藤、久保倉の走順で挑みましたが、3分34秒46の8着でこちらも落選。日本記録の更新を期待していただけに残念です。やはり序盤で放され過ぎると厳しいかもしれません。また高校生の新宮選手は今回は補欠にまわりましたが、来年以降の活躍に期待したいですね。
ハンマー投げ決勝はポーランドのヴォダルチクが77m96の世界新で優勝。圧倒的過ぎたボルト以外では唯一の世界記録更新となりました。
2位には大阪大会チャンピオンで地元ドイツのハイドラーが入り77m12。こちらも国内新となる好記録をマークしました。
〜了〜
マラソンは今季2時間05分04秒をマークしているケニアのキルイが2時間06分54秒で優勝。北京五輪に続き6分台の優勝記録となりました。
2位には2時間07分48秒で走ったムタイが入り、ケニアがワンツー。3位はエチオピアのケベデで2時間08分35秒、4位も同じくエチオピアのツゥガイで2時間08分42秒となり上位4人がサブ2時間10分。5位にはケニアのチェルイオットが2時間10分46秒で入り、高速化時代を象徴するかのように上位5人までをケニアとエチオピア勢が占めました。
そして日本の佐藤選手は2時間12分05秒で6位入賞。メダル争いに加われなかった課題はあると思いますが、トップ集団以外で1番に入り、低迷している男子マラソン界に新たな可能性を作ったことに大きな価値があるのではないでしょいか。そして北京五輪で惨敗してから僅か1年で見事な復活となりましたね。次は記録に期待です。
また清水選手は2時間14分06で11位。8位から清水選手までが2秒の間になだれ込む内容で、最後に抜かれての11位なので惜しかったですね。序盤の転倒が悔やまれるところですが、2時間14分54秒で14位に入った入船選手と共に世界と戦えることを証明出来た内容だったと言えますね。
前田選手は39位、藤原選手は61位に終わりましたが、ワールドカップ団体では日本が3位に入り、層の厚さを改めて示しました。
400mリレー決勝は予選で37秒97をマークしながら失格に終わったアメリカ不在のレース。ゲイの走りを見れなかったのは残念ですが、マリングス、フレーター、ボルト、パウエルで繋いだジャマイカが今回も圧倒的な強さを見せ37秒31の大会新で優勝。北京五輪の世界新に次ぐ歴代2位の記録ですから改めてジャマイカの強さを見せつける結果となりました。そしてボルトは北京五輪に続き三冠達成。もう既に伝説です。
2位にはトバゴが国内新となる37秒62で入り、3位はイギリスで38秒02。そして日本は38秒53をマークした予選と同じ江里口、塚原、高平、藤光のオーダーで挑も38秒30で4位に入りました。これは昨年までの塚原選手、末續選手、高平選手、朝原さんのチームで出した記録以外の最高タイムですね。
バーンズ、トンプソン、ブラウンの9秒台3人を揃えるトバゴ、安定して10台から1台で走る選手を揃えたイギリスにはやはり個々の走力で差をつけられましたが、新チームであることを考えても大健闘と言えるのではないでしょうか。ただ、メダル争いに地力で加わるならメンバー全員が個人で準決勝以上に進める位が理想でしょうか。いずれにしてもオリンピック翌年の今回、新たな好スタートをきれたことに違いはありませんね。
4位にはカナダが入り38秒39。ここ数年では最高成績でしょうか。5位には予選で好走したイタリアが入り38秒54。イタリアも個々の持ち記録は日本と同じ位かそれ以上だったと思うので、今後侮れません。
7位には常連国のブラジルが入り38秒56。ポニョン、エムバンジョク、ルメートルらなかなか豪華なメンバーで挑んだフランスは3-4走間でスムーズにバトンが渡らず39秒21で8位に終わりました。
走幅跳は好調を維持したフィリップスが8m54で優勝。8m74の自己記録を上回る跳躍が見たかったのはありますが、見事王座に返り咲きました。
2位にはモコエナが入り8m47。こちらも自己ベストに迫るなかなかの好記録ですね。
3位はダイナミックな跳躍を見せたオーストラリアのワットが8m37で、4位は同国のラピエールで8m21でした。
残念なのはサラディノが3ファウルで記録なしに終わったこと。質の高い、安定した助走を見せるサラディノにしては珍しいですね。
棒高跳はフッカーが5m90で北京五輪に続き世界大会2連勝となりましたが、驚くべきはその内容。ケガのため5m85で初登場したフッカーは1回目を失敗。やはり厳しいのかと思いきや、次の跳躍を5m90に上げてこちらをなんと1回でクリアして優勝。たった2回の跳躍で金メダルを決めたその精神力と高い技術の安定感は凄いですね。
2位には大阪大会銀のメスニルで5m85、3位は今季6m01を跳んでいるラヴィルニーが5m80でフランスが2、3位。
澤野選手は最初の5m50を1回でクリアしたものの5m65を跳べず10位。5m65を1回でクリアしていれば入賞出来ただけに残念ですが、久々の決勝進出は完全復活を予感させる内容だったのではないでしょうか。
女子
5000mは大阪大会2位のチェルイヨットが14分57秒97で優勝。前回、北京五輪で共に4位のキベトが14分58秒33で2位に入り、ケニアがワンツー。デファーは最後の直線でかわされ14分58秒41で3位にとどまりました。
そして日本勢では小林選手が15分12秒44で11位が最高。中村選手はまたも自己新となる15分13秒01で12位でした。
2人ともが決勝進出を果たした上、入賞ライン(8位・15分11秒12)まで近付いたことにも価値がありますね。
男子同様アメリカ不在の中で行なわれた400mリレー決勝はフェイシー、フレーザー、ベイリー、スチュワートで繋いだジャマイカが42秒06で優勝。予選に続く41秒台はなりませんでした。キャンベルが出てないのが残念ですが、それでもフレーザーとスチュワートの力が絶大ですね。
2位には2走にスターラップ、アンカーにファーガソンを配置したバハマが42秒29で入り、地元ドイツが42秒87で銅メダルを獲得し、レースを盛り上げました。
そして日本は予選4組に出場しましたが44秒24の4着で落選。福島、高橋、渡辺、和田と二本柱を前半にもってくる走順で挑みましたが、力を発揮出来なかった印象ですね。ただ、新時代に突入して最初の世界大会なので、ここを基準に定めることが今後に繋がるのではないでしょうか。
マイルの予選2組に出場した日本は青木、丹野、佐藤、久保倉の走順で挑みましたが、3分34秒46の8着でこちらも落選。日本記録の更新を期待していただけに残念です。やはり序盤で放され過ぎると厳しいかもしれません。また高校生の新宮選手は今回は補欠にまわりましたが、来年以降の活躍に期待したいですね。
ハンマー投げ決勝はポーランドのヴォダルチクが77m96の世界新で優勝。圧倒的過ぎたボルト以外では唯一の世界記録更新となりました。
2位には大阪大会チャンピオンで地元ドイツのハイドラーが入り77m12。こちらも国内新となる好記録をマークしました。
〜了〜
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