言語の考現学的なアプローチの考案(6) 

March 14 [Fri], 2008, 3:27
第6部ー資料の集積と、必要なコスト

言語の考現学的なアプローチの考案(5) 

March 14 [Fri], 2008, 3:26
第5部ー単独起源による伝播説と、環境構造の変化による複数起源説

言語の考現学的なアプローチの考案(4) 

March 14 [Fri], 2008, 3:24
第4部ー考現学的に区分けする

言語の考現学的なアプローチの考案(3) 

March 14 [Fri], 2008, 3:19
第3部ーWikipediaの批評(萌え)

言語の考現学的なアプローチの考案(2) 

March 14 [Fri], 2008, 3:18
第2部ー言語は意味を吸収する、文字の客体的な扱い方


 言語学者のソシュールは、「シーニュ(記号)」を、意味するものとしての「シニフィアン(能記、表現)」、意味されるものとしての「シニフィエ(所記、内容)」に分けました。
 単語は、概念が付随した表現と、表現から思い浮かべる概念とが、結びついた記号となって意味となる。シニフィアンとシニフィエの結びつきは恣意的なものである。


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 辞書は単語に付随している意味を、歴史や過去の事例を参照として、単語の解説をします。すなわち単語は参照点を探しだして、意味を吸収し続けていると言えます。言葉は意味の回収装置でもあるのです。
 情念、概念、形式、絵画、音声、経済、形態、心理、感情など、様々な場面で使われている自然言語の解説をすることは困難である。現在進行形で使用されている言語ならば、解説により意味を枠の中に収めていくのはさらに困難である。解説をしても、社会の中で意味が増加していくからです。
 自然に使われていく言葉は意味が変化してしまう。出典を参照する方法も必ずしも有効ではない、なぜなら出典から他のメディアに移った際に意味が変化する可能性があるからだ。そして意味が変化した単語であっても一つの使用法であるため無視する訳にはいかない。一つの出典にこだわったり原典のみに固執するのは、原典への信仰になるのである。単語と意味は変化のなかに起こる現象と効果も把握しなければならない。
 多義性をもった(差延が起こっている)言葉や神話や伝説の類いでは、出典を参照する方法はますます不確かで信頼できなくなる。どれが真の出典なのかを探るのが分からないからだ。


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 そこで単語を、純粋な文字として、意味性を排除した状態で扱います(つまり、シニフィアンとして捉える)。

・2005年〜2006年の1年間、2006年9月〜2006年12月の3ヶ月、と言った様に時間で区切る。
・日本、関東、東京、など空間で区切る。
・雑誌、TV、ラジオ、ゲームなど媒体で区切る。
の3つの区切り方がある。

 区切って調べたものを統計的に調査して、分布や、使用頻度や、意味をグルーピングしていき、まとめて行きます。
 シニフィアンとシニフィエの結びつきは恣意的なものであるが、今までの単語の使われ方は事実であるので、調査には科学的な意義があります。