畑だけど菊地英昭

April 26 [Tue], 2016, 9:44
技術の低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントが安定しなかったり脱落したりする場合もあります。もちろん腕のいい歯科医が埋入してもそういったことは起こりえますが、その確率には大きな開きがあります。万が一の場合に備えて保証してくれるかどうかは事前に確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療ではデメリットよりもメリットの方が比較にならないほど大きいんです。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術を行う必要があっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見上だけは補ってくれますが、インプラントは自分の歯と同じように噛めるという機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事を楽しむことができるようになります。味は言うまでもなく、歯ごたえの違いや料理の温度まで取り戻せます。固いものも普通に噛むことができるので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は入れ歯の4倍もあります。
インプラントは自由診療なので、かなり高い出費を覚悟しなければなりません。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選んでしまうときっと後悔します。表示金額以外に手術費用等を追加で請求される場合や、低品質な商品である場合もあります。インプラント選びで重要な事は、何をおいてもきちんと任せられる歯科医かどうかをチェックすることです。
インプラント手術は1本からでもできますが、現実には複数本の手術となるケースが多いです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。また、ほとんどの歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはall-on-4といった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、歯がほとんどない方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。元来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、オールオンフォーでは4本ですべての歯を支えます。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科クリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が他の歯の治療に比べて長い理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。GBRなどの骨造成を行う場合には更に治療期間は長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントは抜けてしまった歯を補うための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが際立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは失っている歯はないように見えます。ですがそれはあくまでも見せかけだけで、歯の機能を取り戻せるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。第一印象だけを気にするのか、それともしっかり噛めるかどうかを気にするのかは判断が分かれるところかもしれません。
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