2 

2006年02月03日(金) 20時50分
俺はギターを買うために、
電車で二駅のところにある大きな楽器店に足を運んだ。

広々とした楽器店のフロアの中には
スポットライトに照らされたギター達が
眩いばかりの輝きを放っていた。
その時、既に俺の頭の中には
ステージの上でギターをかき鳴らす自分の姿が
はっきりとイメージされていた。
はやる心を抑えながら、
俺は楽器店のフロアを物色し始めた。

「・・・なんか違う・・・」

確かにどのギターもカッコいいんだけどな。
でも何かが違う。
俺が店に入る前に抱いていたイメージ。
それとは何かが違っていたんだ。
動機が不純なだけにギター買うのやめようかと思ったよ。

俺は溜め息まじりに店をあとにしていた。



その日の帰り道、駅から家へと向かうその途中。
小さな商店街の中に小さな楽器屋があった。

半ば諦めかけていたけれど、
何かに導かれるように・・・
俺はその楽器屋へと入っていった。



さっきの楽器店とは比べ物にならないぐらい、
その店の中は狭く、雑然としていた。

所狭しと並べられた数々のギター達。
その中に・・・一本のギターを見つけたんだ。

フェンダーストラトキャスター。

中古でな、お世辞にも綺麗なギターじゃなかった。
でも同じようなストラトなら幾つも見て来たはずなのに、
鈍い輝きを放つ・・・そいつが俺を選んだような気がした。
ピンときたね。上手く表現できないが、ピンときたのさ。

買おうとしたけど、とても中学生に買える値段じゃなかった。
でも俺は諦めなかったね。
まず楽器屋のオヤジに土下座。さらに一時間説得して
小遣い+今年のお年玉+来年のお年玉
全額渡す約束して、やっと売ってもらったよ。

今でもそのギターは俺の原点だから大切にしてるよ。
今じゃ他にも何本か持ってるけど
No.1はそいつしかいねえ。
例えるなら最高の女に出会ったようなもんなのさ。

1 

2006年01月20日(金) 20時52分
華やかで恵まれた家庭とか、
悲劇的で不幸な生い立ちとか・・・
わざわざ人に語れるようなものはなにもなかったよ。

運動が得意だとか、
勉強ができるとか。

そういった類のものはなにもない
それこそ普通の少年だった。
あの出会いが俺に訪れるその時までは。




それは今から十数年前、
俺が中学生の頃だ。

その頃になると当然のように芽生える異性への興味。
経験あるだろ?誰しもが通る道だ。

「モテたい」

スポーツでもなく、勉強でもなく、
女にモテる為に俺が目をつけたもの

それがギターだった。

今思えば安直な発想だな。
ギターを始めるきっかけになる動機としては
よくある話なんだろうが、
ワンパターンもいいところさ。

だが動機はどうあれ、
俺とギターの出会いによって
物語は動き始める。

ロックンロールという名の
運命の中で・・・

No.13 

2006年01月18日(水) 21時07分
やあ、
Hey, Nuts Choco Rock へようこそ。

タイトルに深い意味はない、気にしないでくれ。

少し前の話になるが、とある掲示板で俺自身の話をしたことがある。
話の中身は俺の思い出話さ。


ある人から
「是非きちんとまとめたほうがいい」と、
強い勧めがあった。

あの時語らなかった細かいエピソードも含めて、
もう一度最初から・・・少しずつ思い出しながら、
このブログで綴っていこうと思う。

俺の感傷に付き合ってもらうのも多少気が引けるが
・・・気が向いたらたまにココを覗いてみてくれ。

聞いてもらうとしようか。

俺の・・・・いや、
俺たちの物語を。
P R
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