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感情に偏った文章をかいています。
フィクションで一次創作。


(無題)   2009/12/18(Fri)
朝がいつかくるのを待ち続けた。
闇がいつかなくなるのを待ち続けた。

自分が暗い波に連れていかれないように、
ずっと、ずっと。うずくまって。


ふ、と。
波が、さっきまでと違うことに気が付いた。
あたしを動けなくしてしまう波とは違った。

波は、温かさをもっていた。


朝、がきた。
闇を切り裂く、光。


でも、あたしは朝がきて、もうひとつ気が付いた。

あたしは、朝なんて、望んでいなかった。

こんな温かさ、求めてなんかいなかった。

またいつか、暗い波にさらわれる日がくるのなら、
朝なんてこなければいい。


温かい波に浸る手を、ぎゅっと握りしめる。

うずくまったからだは、もう、動かなかった。


かろうじて動かすことのできたあたしの目には、
あたしの真っ黒な足がうつった。



--

(うつが治りかけたとき、うつになる前の人間関係にもどることがこわかった。)
うごけない。うごかない。
あたしの足も、手も、心臓も、真っ黒だった。


闇のなかで、闇はみえない。
光があってはじめて、闇はみえるんだ。

--

さっきふたつって言ったけど、あまり変わらないかも。
あたしにとってはかわるけど。

闇に染まって、動くことができない。
あれだけ待ちわびていた朝に、絶望を感じた。
また、現実から突き落とされる恐怖を感じた。
だから現実から逃げるために、「海辺」から動けなくなっている。


もうひとつ、かいてない話は、

「あたし」が朝日に向かって、海に入っていく。
手をのばして、必死に泳いで、泳いで、泳ぐ。
でも光には届かない。届くことはない。
どうやっても、あそこには行けないと知る。自分への絶望。


ま。かわらんのかもね。
     
Posted at 00:05 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2009/12/17(Thu)
暗いくらい海辺に、ぽつんと立ち尽くす。
見つめる先は闇、闇、やみ。

あたしを連れていこうとする波がおしたりひいたり。

あたしは、ただ、そこに立ち尽くす。

なにかを待つように、
なにかを求めるように、
真っ暗な海をただ、ただ見つめる。

波はおしたりひいたり。海はまだ、闇のなか。

その闇のなかで、必死に自分を守るようにうずくまった。
この波に連れていかれないように。
闇に染まってしまわないように。

かたくうずくまって、気が付いた。
自分の待つ、なによりも求める「なにか」を。

あたしは、時がただただ流れていくことを待っている。
あたしは、この闇を切り裂いてくれる「朝」を待っている。

時間が流れることを、
ただうずくまって待つしかできないあたしに、
暗い波はますます押し寄せる。

波にぬれながらも、あたしは、ただ待ち続けた。
早く、はやく、この暗い海から連れ出して。

それでも、暗い波はおしたりひいたり。


--

前回のにちょい加え。
続きがある。2パターン。くっだんね。
     
Posted at 23:49 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2009/10/01(Thu)
まるで暗いくらい海にいるような気分だ。

あたしを連れていこうとする波はおしたりひいたり。

でも海はどこまでも続いている。

この暗いくらいところからは逃げられない。
     
Posted at 17:02 コメント(0)
(無題)   2009/02/07(Sat)
嫌いなんかじゃない。

ただ、ときどき殺してしまいたくなるときがある。


あなたの細くてきれいな首に手を絡めて、少し力をいれるだけで、

あなたの喋るたびに上下する色っぽい喉仏をぐっと押すだけで、

あなたの薄い胸板のしたにある心臓を刺すだけで、

あなたを殺すことはできる。


ときどき、そんな想像をする。


そのなかのあたしは、ひどく落ち着いた様子で、あなたを見ている。

想像しているあたしも、ひどく落ち着いている。


これで、この煩わしい感情から逃れられると。


でも、

ただ、ただ、涙は流れる。


--

この感情を愛情といっていいのだろうか。
     
Posted at 20:33 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2009/01/18(Sun)
「嫌わないで。」

そんなことを言いながら、嫌われようとしているあたしがいる。
あたしのことを嫌いになるような、軽蔑するような行動をする。

実は嫌われたい?

そんな訳じゃない。
誰にも、嫌われたくなんてない。

でも、あたしは、誰かに嫌われても仕方のない人間だから、
放っておいてもいつかは嫌われて、一人残されてしまう。

だから、好かれようと頑張って嫌われてしまうより、
嫌われることをして嫌われたほうが、あたしが楽なんだ。

あたしのことをいつか嫌ってしまうなら、
今の優しさなんてきっとつらいだけだから。

さっさと、それを手放したくなるんだ。

嫌わないで。
嫌わないで。

そんなことかなわないのだから、

せめて、

これ以上嫌われるのがこわくなるまえに、あたしを、嫌って。


--

なんて矛盾だらけの自分。
     
Posted at 17:28 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2009/01/18(Sun)
あたしの世界にはたくさん変なものが住んでる。

名前もわからないし。いつも少ししか姿を現さないけど。
ふとした瞬間、あいつらはそこにいる。

カーテンの裏。
向いの家の垣根の上。
真っ青な空の中。

どこにだっていろんなものがいて、あたしがいるこの世界をのぞいてる。
きっと誰も信じてくれないから誰にも言わないけど。

でも、
ふと何かがそこにいる気がしたり、
風が吹いてないのに木ががさがさいったり、
実はそういうのは全部あいつらのせいなんだ。

あたしがあいつらの存在に気がつくと、姿を消してしまうけど。

だから、あたしは気がつかないふりをする。

少しでもあいつらの世界とのつながりを持っていたいんだ。
いつか、あたしのいる世界からむこうの世界につれてってくれることを信じて。

あ、また、あいつらが見てる。
はやく。連れてってよ。


--
それは単なるほんの隙間だったり影だったりする。
でも、あたしはそれを何か別の世界に住む生き物なんじゃないかと思いたい。
     
Posted at 17:18 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2009/01/15(Thu)
あのこが大好き。
あのこが大嫌い。

かわいいあのこが大好き。
かわいいあのこが大嫌い。

優しいあのこが大好き。
優しいあのこが大嫌い。

一緒にいて楽しいあのこが大好き。
一緒にいて楽しいあのこが大嫌い。

みんなと仲良くできるあのこが大好き。
みんなと仲良くできるあのこが大嫌い。

ふざけたことを言い合えるあのこが大好き。
ふざけたことを言い合えるあのこが大嫌い。

あたしを受け入れてくれるあのこが大好き。
あたしを受け入れてくれるあのこが大嫌い。

あたしに持ってないものをたくさん持ってるあのこが大好き。
あたしに持ってないものをたくさん持ってるあのこが大嫌い。

あのこは大好き。
あたしは大嫌い。

いっしょにいるとどんどんあたしを嫌いになってく。

そんなあのこが大好き。
そんなあのこが大嫌い。

--

大好きだけど大嫌い。みんなみんなあたしが原因だけど。
あのこを嫌いになるあたしがみじめで仕方が無い。


20090115
     
Posted at 11:14 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2009/01/15(Thu)
「好き」

あたしはこの言葉を簡単に口にするけれど、
実は好きがどんなものなのかよく分からない。

というよりかは、好きなんて勘違いの感情だと思う。

勘違いはこの言葉に限ったことじゃあない。
人間の感情なんてすべて勘違いだ。

だって、ずっと続く感情なんてないもの。
長く続いた感情なんて、それはもう意地でしかない。

でも、その勘違いを否定してるわけでもない。

感情は勘違いだけど、でも感情は感情。
確かにそのときは、勘違いでも「好き」っていう感情を持ってるんだ。

だからあたしは感情をすぐに言葉にする。

勘違いの感情だから、
はやく言ってしまわないと無くなってしまう。

はやく。想いを口にしないと。

--

最近では、勘違いの感情と、嘘の感情の差がつかなくなってきた。


20090115
     
Posted at 10:49 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2009/01/15(Thu)
「死にたい」

あたしはひとりで呟く。

本当に死のうとしてるわけじゃあない。
でも、思ってもいないことを言ったわけでもない。

ただあたしは思うんだ。

きっと、あたしが死んでも、悲しんでくれる人はいない。
それどころか、あっというまにあたしのことなんて忘れてしまう。

そんな悲しいことを知りたくない。
だから、あたしは死ねない。

--

それに、
あたしが死んだ方がみんな楽しいだろうけど、
あたしのいないところで楽しんでるなんてずるい。

死んでなんかやるもんか。



20090115
     
Posted at 10:41 | オリジナル コメント(0)
(無題)   2006/07/10(Mon)
喉のおくへ人差し指と中指を突っ込んだ。異物に身体は拒否反応をおこして、肩がはねた。嫌な気分に襲われただけで胃はふくれたままだ。喉のおくで指を少し折ると、さらに気分は悪くなった。声がもれる。かは、と肩がまたはねたかと思うと、胃のなかのものが便器のなかの水に浮かんだ。ああ今夜はデザートにいちごを食べたんだっけなあ。赤くどろどろとした嘔吐物をあたしはぼんやりと眺めた。
     
Posted at 00:20 | オリジナル コメント(0)
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