November 08 [Tue], 2005, 20:37

俺が美術を選んだのはとても自然な事だった。
俺は興味のある事以外は本当に無関心らしい。絵の話や知識を増やす話意外ではあまり乗り気はしない。
だけど、何かに一生懸命で、それと同時にもう一つ大事なものがあって、二つを両立させている人には尊敬の念しか抱けない。
俺は、捨て色のような存在になりたいと思っていたのかもしれない。
捨て色は色彩学の用語だが、何かの色を目立たせたり、効果的に見せるための目立たない色の事だ。云わば色の中の引き立て役と言ってもいいだろう。
最近では、あまりいらない色として使われている事もあるこの言葉だが、俺は捨て色が一番好きだと思う。
目立たなく、かといって見えないわけではない。
柔らかにその周りを包んで誰かを引き立てる。
本当はなくてはならない色だと、誰も気付いていない。
さりげないその色を、好ましいと思う。
………私的な話が過ぎたな。以上だ。